変形地・狭小地のための土地活用
相続した土地が、建物が建てられないくらい狭かったり、変形地だったりすることがあります。
狭すぎて住宅が建てられない場合、雑種地として固定資産税が100パーセントかかります。
隣地の所有者に売るという手もありますが、必ずしも価格の折り合いがつくとは限りません。
変形地や狭小地を活用する方法は何か無いのでしょうか。
道路幅が狭いなら駐輪場、バイク置場
狭小地は駐車場にするのが一般的な活用方法ですが、駐輪場やバイク置場はいかがでしょうか。
車が入り込みにくい変形地や道路幅が狭いところでは、特におすすめです。
最近は自転車通勤をしている人も多いので、オフィスの近く等の場所によってはかなりの需要を見込めます。
初期投資がかからないことがメリットですが、利益を上げるには利用者のことを考える必要があります。
例えば、雨除けの屋根の設置や、地面をコンクリートに舗装すると良いのではないでしょうか。
また、バイクを収納するコンテナを設置すると、盗難やイタズラを防止できるので、一定の需要が見込めます。
住宅地ならコインランドリー、精米所
住宅街で需要があるのがコインランドリーと精米所です。
コインランドリーは学生や単身者が多い地域では、乾燥機を持ってない人が多いので需要が見込めます。
精米所は住宅街だけではなく、農家の近くでも需要があります。
どちらもプレハブを建てる程度のスペースがあればできますが、電気代等の運営コストがかかります。
また、衣服や米を取り扱うので衛生面を気にする方が多く、施設の清潔さを保つ必要があります。
余りにも狭すぎるなら自動販売機、看板
自動販売機と看板は、極めて狭いスペースに設置ができます。
人通りが多い場所ですと、特に自動販売機は夏場にはかなりの収益を見込めます。
自動販売機は、初期投資や補充、メンテナンスは飲料メーカーがやってくれるので、手間がかかりません。
24時間稼働するのと冷却や加熱で電気代が発生しますが、最近は省エネ技術が発展して、さほどかかりません。
看板は交通量が多く人の目につきやすい場所であれば、かなりの広告収入が見込めます。
他の活用方法と違って、光熱費や管理費もかからないのも長所です。
どの土地活用でも言えることですが、ただ設置するだけでは大きな利益は上げられません。
周辺の状況や人の流れを調べて、需要が見込めるかどうか判断してください。
利用者の立場になった利用のしやすさも、他の施設との差別化を図る重要な要素です。
そのような調査や運営の管理は大変なので、自動販売機以外も各運営業者に任せるのも一つの手です。
(りびんまっちこらむへんしゅうぶ)
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