家を売ってマンションを買うには? 失敗しない進め方ガイド

「家を売ってマンションに住み替えたいけど、何から始めたらいいの?」
そんな不安や疑問、一つひとつ片づけていきましょう。この記事では、戸建てを売却してマンションを購入する際のメリット・デメリットから、失敗しないための資金計画、売却と購入のベストなタイミングまでをやさしく解説します。
ちょっとした思いつきから始まった住み替えが、最終的に納得のいく住み替えになるように、“やるべきこと”を一緒に確認してみませんか?
リビンマッチのポイント
戸建てからマンションへ住み替えるには、資金計画に応じて「売り」か「買い」かの先行順を決めましょう。資金に余裕がなければ、まずは不動産会社の査定を受けて売却価格をもとにする「売り先行」が安全です。
もくじ
家を売ってマンションを買った場合のメリット
戸建てを売却してマンションに住み替える方は少なくありません。では、どのような理由で現在住んでいる家からマンションに住み替えるのでしょうか。まずは、戸建て住宅にないマンションの魅力を見ていきましょう。
セキュリティを向上させやすい
戸建て住宅とマンションの大きな違いとして、セキュリティの違いが挙げられます。2024年に警察庁が公表したデータによると、不法侵入による窃盗で一番発生が多かった場所は戸建て住宅となっており、全体の約3割を占めています。一方、マンションを含む共同住宅の3階以下が4番目に多い結果となりました。
多くのマンションにはエントランスへ入る前にオートロックの自動ドアがあり、住民以外が建物内に入る際は、住民側でロックを解除する必要があります。
また、警備会社が常時監視し、監視カメラの設置や許可された階層以外に立ち入ることができないようなシステムになっているマンションもあります。このように、マンションはセキュリティに重点をおいており、安心して暮らせる居住空間だといえます。
戸建て住宅でも防犯に力を入れている家はありますが、窓やベランダ、勝手口など室内への侵入経路も多い建物だといえます。警察庁の資料によると、戸建て住宅の場合は窓からの侵入が約6割を占めているといいます。さらには、フェンスや塀がある家は見通しが悪く、近隣住民が不法侵入に気づくことが難しいのです。
このように、安心できる生活環境を求める方のなかには、戸建て住宅からマンションに住み替えている方もいます。
参考:警察庁「住まいる防犯110番」
メンテナンスの手間が省ける
戸建て住宅で快適に住み続けるには、以下のようなメンテナンスを定期的に行う必要があります。
- 虫対策
- 外壁塗装
- 雨漏り対策
- 白蟻(しろあり)対策
- 雨樋(あまどい)の修繕
上記に加え、家族のライフスタイルが変わることで、駐輪場やカーポートを追加で設置するケースもあるでしょう。戸建て住宅では、所有者自身が費用を負担してメンテナンスを行います。
マンションの場合、外壁や廊下、エントランスなどの共用部分については、管理会社や管理組合が修繕計画に沿って管理しています。共用部分に問題については、管理会社や理事会を通じて改善を依頼することも可能です。理事会で認められれば修繕積立金などから費用が支出され、修繕が行われます。
管理費や修繕積立金の支払いが発生するため、必ずしも戸建てより費用が安いとはいえませんが、マンションのほうが家を維持・管理する負担は少ないといえるでしょう。ただし、室内設備や内装などの専有部分は、マンションでも所有者自身で管理・維持する必要があります。
いまの生活スタイルに合わせられる
子どもが独立して夫婦二人で生活を送る場合、戸建ての広さによっては部屋を持て余してしまいます。また、2階建て住宅では子ども部屋が2階にあることが多く、子どもが家を出て行ってしまうと2階の使用頻度がぐんと下がるでしょう。使わない部屋は掃除や換気が行き届きにくく、劣化が進むおそれがあります。
家族構成や将来の暮らし方に合わせて、ちょうどよい広さの住まいを選べることも、マンションへ住み替える方が増えている要因の一つと考えられます。また、マンションは戸建て住宅よりも間取りがコンパクトなため、掃除がしやすいというのもメリットです。
光熱費を節約しやすい
戸建て住宅からマンションに住み替えることで、光熱費を抑えられる場合があります。
理由の一つとして戸建て住宅よりも居住空間がコンパクトな物件が多く、エアコンを設置する範囲を少なくできることです。さらに、マンションは上下左右をほかの住戸に囲まれている場合が多く、戸建て住宅に比べて外気の影響を受けにくいことが挙げられます。
マンションの光熱費は建物の断熱性能や築年数、家族構成、在宅している時間によっても変わります。戸建て住宅よりも必ず安くなるとは限りませんが、コンパクトな住まいで効率よく暮らしたい方にとって、マンションへの住み替えは有力な選択肢といえるでしょう。
段差が少ないため老後も暮らしやすい
マンションはワンフロアの物件が多く、戸建て住宅のように階段を上り下りする負担を抑えやすい点がメリットです。バリアフリーに対応している物件を選べば、年齢を重ねたときの怪我にも配慮できます。
将来的に介護が必要になった場合でも、車椅子での移動や見守りがしやすく、老後の住まいとしてもマンションは検討しやすいでしょう。
買う前に知っておきたい!マンションのデメリット3つ
戸建て住宅とマンションでは、見た目以上に生活スタイルが違います。マンション暮らしをした経験が少ない場合は以下で紹介する3つのデメリットを参考にし、住み替えを検討するとよいでしょう。
住民トラブルが起きやすい
マンションは区分所有建物とも呼ばれ、ひとつの建物に何十、何百個もの部屋があります。上下左右には他人が住んでおり、生活音などのトラブルには常に注意して生活する必要があります。また、廊下やエントランスは共有部分となるため、ほかの住民に迷惑をかけないよう、気を配らなくてはなりません。
このように、戸建て住宅に比べると近隣住人とのトラブルに発展するリスクが上がります。
管理費・修繕費がかかる
廊下やエントランスなどの共有部分は、個人で管理・維持する必要はありませんが、その分管理費と修繕費が毎月かかります。戸建て住宅でもメンテナンス費用はかかるため、一概にマンションだけのデメリットとはいえません。
しかし、戸建て住宅は修繕のタイミングや工事内容を自分で決められます。最低限の修繕で済ませることもできますし、必要以上にお金をかけることも可能です。
戸建て住宅であれば自分の思うままに費用を調整できますが、マンションでは決められた金額を毎月支払わなければなりません。管理費と修繕費の額や工事内容など管理組合の決定に納得のいかない場合は、ストレスに感じてしまうこともあるでしょう。
管理規約と使用細則に従う必要がある
マンションで生活するには、管理規約と使用細則に従う必要があります。
管理規約はマンション全体を運営する際に必要なルールが記載されており、理事会の選任方法や管理修繕費の扱い方、共有部分などについて記載されています。一方、使用細則には楽器の演奏時間やペットの飼育についてなど、日常生活に関するルールが記載されています。
マンションでは専有部分であっても管理規約の制限を受ける場合があり、戸建て住宅のようにリフォームやリノベーションが自由にできるとは限りません。たとえば、床材の変更や間取りの変更について事前申請が必要なケースや、工事そのものを制限されるケースもあります。
マンションでは共同住宅としてのルールを守る必要があるため、戸建て住宅と比べると自由度が低く、窮屈に感じてしまう方もいます。
マンションに住み替えるとき、売却と購入はどっちが先?
戸建て住宅を売却してマンションを購入する際に考えなくてはいけないのが、売却と購入のどちらを先にするかという問題です。
売却を先にする場合と購入を先にする場合で、それぞれの注意点などを紹介しますので、自分に合った方法を選択しましょう。
家の売却が先の場合
先に家を売却する場合は、売却代金を住み替え予定のマンションにあてられるため、購入計画を立てやすいのが利点です。資金に余裕がない場合は売却を先に行うほうが賢明でしょう。
ただし、購入に時間がかかると住む場所がないため仮住まい先が必要になり、追加で費用も用意しなくてはいけません。
マンションの購入が先の場合
マンションを先に購入する場合は仮住まいを用意する必要がありません。そのため、費用を抑えて効率よく引っ越すことが可能です。ただし、家の売却前にマンションを購入するので、住宅ローンが二重になってしまうおそれがあります。
さらに、売却代金を購入資金にあてられないため、資金に余裕があるときに検討するとよいでしょう。
どちらを選択するかは資金計画で判断
売却が先か購入が先かは、用意できる資金額によって判断すると失敗しにくくなります。たとえば、購入するマンションに目星がついており、かつ戸建て住宅のローン残債がないのであれば、購入を先にしてもよいでしょう。魅力的なマンションはすぐに買い手が見つかってしまいます。購入しても資金繰りに問題がないのであれば、すぐに動くことをおすすめします。
逆に、売却代金をもとに住み替えるのであれば先に戸建てを売るほうが確実です。資金に余裕がないにも関わらず、先に物件を購入してしまうと生活費を圧迫してしまうためです。同居人がいる場合は、住み替えを行う際に十分に話し合い、必要であれば不動産会社やファイナンシャルプランナーなどのプロに相談しましょう。
住み替えで家を売るときは一括査定の「リビンマッチ」が便利
戸建て住宅を売ってマンションに住み替えをする際は、一括査定サイトの「リビンマッチ」を活用しましょう。リビンマッチは、売却する家の情報を入力するだけで複数社へ査定依頼をだせます。
複数社へ査定依頼することで、売却価格の相場や各不動産会社の対応を比較・検討でき、納得のいく売却活動につながります。
不動産の売却と購入は多くの時間と労力を使います。すべてが完了するには半年近くかかることもあるでしょう。多くの労力を要する住み替えですから、一度に査定依頼できる便利なリビンマッチを活用し、効率よく行いましょう。

大手住宅メーカーの注文住宅販売や不動産テック企業の仲介業務に4年間携わり、不動産取引にかかわった件数は350件以上にわたります。2021年よりリビンマッチコラムの執筆・編集を担しています。皆さんが安心して不動産取引を行えるよう、わかりやすくリアルな情報を発信します。
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
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