不動産屋が信用できない!騙さない顧客目線の不動産屋に出会う方法

不動産屋の営業担当者がいう言葉は、千三つといって千のうち三つしか真実でない、つまり997の言葉はすべて嘘、と揶揄されることがあります。嘘ばかりで自分の利益しか考えていない、とネガティブな印象を持つ人もいますが、顧客に対して正直で、騙すような営業をしない不動産屋は必ず存在します。
本記事では長年不動産営業をしている筆者が、信用できる不動産屋・営業担当者かどうかの見極め方、信用できる不動産屋を見つける方法を解説します。
不動産の売却活動をしている方、これから売却を検討中で「不動産屋を信用できない!」と感じている方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
そもそも信用できる不動産屋ってあるの?
不動産屋が信用できるかどうかの判断基準として、顧客目線であるかどうかは大切です。しかし、不動産業界では会社運営のために、会社の利益が最優先事項になります。
しかし、会社の利益優先であるものの、可能な限り顧客目線に立つ顧客想いの不動産担当者は、必ず存在します。
信用できない不動産屋、営業担当者とは
信用できない不動産屋、営業担当者の主な特徴は次のとおりです。
- 営業手法が強引
- 根拠を明確に示さない
- 何かと契約を急かしてくる
- 契約内容をしっかり説明しない
信用できる不動産屋や営業担当者を見つけるには、まず、信用できないのが不動産屋なのか、営業担当者なのか、明確にする必要があります。
信用できないのが不動産屋である場合は、会社の体質自体に問題があるため、会社ごと変えたほうがよいでしょう。反対に、営業担当者に問題がある場合は、試しに担当を変えてみるのもおすすめです。
以下で、問題があるのが不動産屋か営業担当者か判断しましょう。
営業手法が強引
典型的な例ですが、営業手法が強引過ぎる不動産屋は、信用できない場合が多いです。営業である以上、顧客の背中を押すのは当然ですが、顧客の意に反する営業活動は強引と言わざるを得ません。
契約ほしさに顧客を犠牲にするような不動産屋は、自分の利益しか考えていないか、もしくは不動産屋の体制に問題があるケースが多いです。不動産屋ごと変えてしまうか、不動産屋にクレームを入れたうえで担当を変えてもらうのがおすすめです。
根拠を明確に示さない
顧客に説明する際に根拠となる情報を明確に示せない、示さない不動産屋も要注意です。特に、こちらからの突っ込んだ質問に対して、言葉を濁された場合は信用しないほうがよいでしょう。根拠を明確に示さない不動産屋は、顧客に言えないことを隠しているか、そもそもの必要な調査を怠っているなど、怠慢なケースが多いためです。
不動産屋の利益が最優先な点は仕方ないとはいえ、最低限の説明もできない不動産屋は、信用するべきでないでしょう。
何かと契約を急かしてくる
何かと契約を急かしてくる不動産屋も顧客志向の意識が低く、信用できないケースが多いです。
たとえば、特に理由もないのに「今回売却しないと今後、新しい買主はなかなか見つかりませんよ?」などの営業トークは、顧客をわざと不安にさせ、契約を急かしてくる典型的な例です。
営業担当者は、毎月数字に追われて仕事をしているため、数字が足りていない担当者ほど、契約に対して貪欲になります。それ自体が悪いわけではありませんが、顧客の気持ちに関係なく契約をまとめようとする不動産屋、営業担当者は、信用しないほうが身のためです。
契約内容をしっかり説明しない
不動産を売却する際は仲介会社と媒介契約、買主と売買契約を締結しますが、その都度、契約内容をしっかり説明しているか確認しましょう。契約内容を丁寧に説明しない不動産屋は、いい加減で信用できない場合が多いためです。
媒介契約にしても売買契約にしても契約内容に疑問がある場合は、必ず質問しましょう。質問に対して、明確で納得できる回答が返ってきた場合は問題ありませんが、そうでない場合は、契約を締結しないほうがよいでしょう。
特に売買契約は、一度契約を締結してしまうと解除するのに違約金が発生してしまうケースもあるため、注意が必要です。不動産屋が契約内容をしっかり説明できない場合は、契約しないことはもちろん、遠慮せず不動産屋ごと変更してしまいましょう。
信用できる不動産屋、不動産担当者の見極め方
先述したように、会社の利益優先ではあるものの、顧客目線に立って売却活動を進めてくれる不動産屋、営業担当者は、必ず存在します。
もちろん、お互い人間なので相性にもよりますが、以下の内容を読んで、信用できる不動産屋、営業担当者選びの参考にしてください。
顧客の話に耳を傾けているか
売主である自分の話にしっかり耳を傾けているかは、信用できる不動産屋選びで大切なポイントです。当然ですが、顧客の話や意見を無視したり軽視したりする不動産屋で売却を依頼しても、納得のいく取引をしにくいためです。
信じられないかもしれませんが、自分の利益しか考えていない不動産屋や営業担当者は、わかりやすく顧客の話を聞いていません。売却時に譲れない金額や引き渡しの時期、取引するうえで重要なポイントなどの条件を伝えても、ほとんど頭に入っていません。
自分の話に耳を傾けてくれるのはもちろん、条件面など重要なポイントも頭に入れ、売却活動に反映してくれる不動産屋、営業担当者を選びましょう。
質問に対する回答が明確で理にかなっているか
こちらからの質問に対する答えが明確かつ、理にかなっていて納得感があることも大切です。納得感がある答えが返ってこないと言い包められた感じがして、どこかモヤモヤするものです。それが、高額な不動産であればなおさらです。
特に、不動産の売却は人生で何度もある機会ではないため、疑問点が多く発生します。わからないことをすべて質問するのはもちろん、納得のいく回答がもらえるまで質問しましょう。
信用できる不動産屋、営業担当者であれば、知識や経験をもとに納得できる答えを返してくれるはずです。
契約などの決断に猶予を与えてくれるか
契約など、何か決断をする際に猶予期間を与えてくれるかも重要です。高額の取引である不動産売買で、すぐに決断を求めてくる不動産屋は、顧客を軽くみている傾向が強いためです。
実際、「売却する・しない」の判断をその日中に求めてくる不動産屋は存在します。もちろん、事前に伝えた希望額より高ければ問題ありませんが、そうでない場合に、即断を求めてくるのは、ただすぐに契約をまとめたい証拠です。
顧客目線の不動産屋であれば、決断までの猶予を与えてくれるなど、余裕をもった対応をしてくれます。早期の決断を迫られた場合は、はっきりと断りましょう。
不動産屋に言われるがまま即決してしまうと、後悔につながる可能性が高いので注意が必要です。
契約内容を隅々まで把握・説明しているか
最後に、契約まで進んだとしても契約書の内容を隅々まで把握し、説明できているかを確認しましょう。
不動産売買は契約内容のひな型があるため、担当者によっては契約内容をしっかりと把握できていないケースがあります。特に、契約書の特約部分については、契約ごとに特別に取り決めた条件が記載されているので、より注意して確認しましょう。
契約内容も把握・説明できないような不動産屋、営業担当者は、契約を軽くみている証拠といえるため、信用しないほうがよいです。
契約内容をすべて説明できるのはもちろん、こちらからの疑問にも誠実に答えてくれるような不動産屋を選びましょう。
騙さない顧客目線の不動産屋に出会いやすいのは不動産の一括査定サイト
顧客目線の信用できる会社を探している場合は、不動産の一括査定サイトがおすすめです。一括査定サイトを利用すると、大手仲介会社を含む複数の不動産屋に窓口ひとつで査定依頼ができます。
個別で不動産屋に足を運ぶと、強引な営業をされるおそれがありますが、一括査定であればその心配もありません。インターネット上から簡単に利用できるので、手間がかからない点もメリットです。
なお、不動産の一括査定サイトリビンマッチに加盟している不動産屋は、運営スタッフと第三者機関が「信用に値する」と判断した会社のみです。信用問題に関わるため、加盟にあたり厳しく調査しています。
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