スプリンクラー

（スプリンクラー）

スプリンクラーは、建物の天井に設置される自動散水消化器であり、火災時に熱によって散水口の可溶片が溶けて自動的に水を散水する消火設備です。これには湿式と乾式の送水管があり、湿式が一般的です。

スプリンクラーには、消火設備としてのものと、芝生などに水をまく植栽用のものがあります。建物の火災防止を目的としたスプリンクラーは消防法により一定規模以上の建物や多くの人が集まる施設に設置が義務付けられています。火災感知時にはスプリンクラーヘッドが反応し、加圧された水が散水される仕組みで、スプリンクラーヘッドの配置や設置場所が重要です。

また、スプリンクラーは屋内の火災を感知して自動的に水を放水する消火設備としても知られ、特に11階以上のマンションでは原則としてスプリンクラー設備の設置が必要で、15階以上では設置義務があります。これは水源、加圧送水装置、自動警報装置など複数の部品から構成され、火災感知から消化までを自動で行います。