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マンション売却は物件写真が重要!きれいで見やすい写真を撮るコツ【チェック一覧】

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マンション売却は物件写真が重要!きれいで見やすい写真を撮るコツ【チェック一覧】

マンションの購入希望者は、まず物件情報を確認してから、気になった物件に問い合わせたり内覧の申し込みをしたりします。その物件情報が充実していなければ、購入希望者の目に留まりません。

特に物件写真は、わかりやすく物件をアピールするひとつの要素です。

本記事では、マンション売却時に使えるきれいで見やすい物件写真の撮り方を解説します。どのポイントを撮るべきかのチェック一覧も用意しているので、参考にして写真撮影に挑みましょう。

マンションが売れないときに見直すべきポイント

マンションを売却するにはまず、複数の不動産会社に査定を依頼して見積もりを受け取り、売却活動を任せる不動産会社を決めます。

しかし、売却活動を始めても問い合わせが少なく、なかなか買主が決まらないこともあります。

そんなとき、ほとんどの方が売り出し価格の見直しを検討します。不動産会社も仲介手数料が減っても売れない物件を抱えるよりはと、気軽に値下げを提案することが多いでしょう。

たしかに売り出し価格が相場よりも高いと、その価格に見合わない物件だと売れないでしょう。しかし、価格以外にも以下のような原因があるおそれがあります。

  • 需要がない時期、エリアである
  • 物件情報が不十分で、物件を探している方の目に留まっていない

物件情報が不十分な場合は、解消すれば値下げをせずに売れるケースは多いです。物件情報で不十分になりやすく、解消しやすい代表的なものが「物件の写真」です。

数千万円の物を売るにも関わらず、意外と軽視されやすい物件の写真ですが、これを充実させるだけで問い合わせが急増することが多々あります

マンション売却を成功させる!物件写真の正しい撮り方

物件写真はホームページなどを見た購入希望者に対して、実際のマンションのイメージを伝えられる唯一にして最大の武器です。

  • リフォーム済みです
  • ガスコンロ3口です
  • 魚焼きグリルがあります
  • 白の大理石です
  • 浄水器の付いた広いシンクです

これだけの説明があったとしても、文字から正確に物件をイメージするのは難しいでしょう。そこにキッチンの写真が掲載されていれば、視覚的に物件の魅力を伝えられます

室内写真はイメージと情報の両方を伝える

不動産会社が撮る室内写真でよくあるのが、1カ所につき1枚だけを掲載していることです。

たとえばトイレであれば、空間の広さがわかる「引きの写真」と設備が見える「ズームの写真」の2枚あるとよいでしょう。

空間の写真はその場所のイメージで、設備は情報です。

リビングであれば、ソファ位置からの風景とバルコニーに向けた風景を。またカウンターキッチンであればリビングからキッチン、キッチンからリビングを撮った写真があると購入希望者に親切です。

物件情報を見ていると、意外と実際に生活をした際に見る方向の写真は少ないものです。それを掲載すれば、ほかの物件と差別化できるかもしれません。

間違えやすい室外写真の考え方

室内写真は生活する部屋の中を撮影しますが、室外写真と聞くと何を思い浮かべるでしょうか。

不動産会社が掲載する場合は、最寄りの買い物施設や駅などの公共施設を選ぶことが多いでしょう。

それよりも重要なのは、以下のような建物の雰囲気がわかることです。

  • 建物の外観
  • 共用部のエントランスや廊下、エレベーター
  • 駐車場や駐輪場

また正面道路から駐車場までの道筋や、バルコニーから見た空間など「生活の中で見える景色」は、その物件での生活を想像させる大きなツールとなります。

物件写真チェック項目一覧

物件の中であるとよい写真撮影の場所を一覧で紹介します。ぜひチェックしながら写真撮影をしてください。

写真撮影の場所
場所 撮影ポイント
リビング
  • 全体
  • 生活をする際の方向
  • 4つ角から対角線
  • (カウンターの場合)キッチンからの風景
  • バルコニーや玄関の方向
各部屋
  • 収納を閉じた状態の室内
  • 収納を開いた状態の室内
  • 収納スペース
玄関
  • 全体の空間
  • (あれば)収納
  • 玄関扉を開いた景色
台所
  • 全体の空間
  • コンロ
  • シンク
  • 換気扇
洗面所
  • 全体の空間
  • 洗面台(収納を閉じた状態)
  • 洗面台(収納を開いた状態)
  • 洗濯と脱衣のスペースがわかるもの(可能な限り天井から撮影)
トイレ
  • 全体の空間
  • 設備パネル
浴室
  • 全体の空間
  • 設備パネル
駐車場・駐輪場
  • 入口からの導線(可能であれば上から)
共用部
  • エントランス
  • 廊下
  • 郵便ポスト
  • ゴミ捨て場
  • エレベーター
  • 階段
外観
  • 全体がわかるもの

共用部などは管理会社の許可が必要な場合があるため、事前に確認しておきましょう。

スマホで撮れる!マンション売却時の物件撮影テクニック

以前の物件撮影は、本格的な一眼レフカメラがないと難しいものでした。床を傷つけないよう気をつけながら三脚をおいて、重い一眼レフカメラのシャッターを試行錯誤しながら押していました。

しかしいまはスマートフォンがあれば、十分にきれいで見やすい写真が撮れます。むしろスマートフォンのほうが、安いカメラなどと比較して高画質でしょう。

水平・垂直は室内写真の基本

室内を撮影するときは水平・垂直に撮影するのが基本です。これが守られていないと、全体的に部屋がゆがんで見えてしまいます。

1〜2度程度のゆがみであれば、写真を見ても気づかないことが多いですが、脳は正直なものでゆがみの違和感に拒否信号を発します。いわゆる「何かわからないけど嫌だな」という反応です。

スマートフォンで水平・垂直に写真を撮影するには、「グリッド」を活用しましょう

グリッド機能を使った写真

グリッド機能を使った写真

このように画面上に線が表示されるので、それにあわせるか目安にすると簡単に水平を保てます。

iPhoneの場合は、「設定」の「カメラ」項目で「グリッド」をオンにします(2022年8月現在)。

HDR機能で写真の明るさを調整する

日当りがよすぎると、スマートフォンが気を利かせて画面を暗めにしたり、逆に明るく(白く)します。

「HDR撮影機能」をオンにして暗めの写真や明るい写真、無調整の写真を撮影すると、よりベストな状態にしてくれます。なおHDRとは、High Dynamic Rangeの略です。

たとえば、バルコニーからの日差しなどをうまく生かして、リビングの写真を撮りたいときなどにおすすめです。

iPhoneの場合は、「設定」の「カメラ」項目で「スマートHDR」をオンにします(2022年8月現在、一部のモデルは対応していない)。

広角撮影機能は写真のイメージを広くする

最近のスマートフォンは、広い範囲を撮影する「広角レンズ」を搭載している機種が多いです。

普通に撮影した写真

普通に撮影した写真

広角撮影機能を使った写真

広角撮影機能を使った写真

上記2枚の写真は、同じ場所から撮影したものです。

このように広角で撮影するだけで室内が広く見える効果があります。リビングや部屋を撮影する場合やカメラの位置取りが難しい浴室などで活躍するでしょう。

広角撮影機能で床を多く映すだけで、かなりイメージが変わります。さらに三脚も使えば、それだけでプロ顔負けの写真を撮影できるかもしれません。

iPhoneの場合は、カメラ画面上の「0.5x」「1x」「2x」などのボタンを押すと調整できます(2022年8月現在)。広角撮影をするには「0.5x」を選びましょう。

写真撮影時の注意点

すでに転居済みでマンションの室内に荷物がない場合であれば、物件写真は撮りやすいでしょう。しかし、転居前だと室内に荷物があることもあります。

ここでは、物件写真を撮影するときの注意点をいくつか紹介します。少し気をつけるだけで大きく見栄えが変わる可能性があります。

居住中の写真撮影

マンション売却における写真撮影は、居住中に行うケースも多くあります。その場合、生活感を見せたくないと写真数を少なくしたいと考えるかもしれません。

しかし、実はプラスの面もあります。

生活感があふれる部分を見せる必要はありませんが、生活がイメージできる写真は購入希望者の想像を大きく補完してくれます。リビングであればテレビ、ソファ、テーブルがあると、実際の暮らしが想像できるでしょう。

また、写真撮影のときだけでも片づいている室内写真は「部屋を丁寧に使っていてきれいだ」と購入希望者に思わせる効果があります。

片づけられている室内

片づけられている室内

もちろん浴室でシャンプーや掃除用具が写り込むような生活感はマイナスです。あくまできれいに片づけたうえで、生活のイメージを与えるのがポイントです。

写真撮影は晴れている日の午前中がおすすめ

室内の写真撮影は、晴れている日の日差しが程よく入り込む午前中がおすすめです。

午後になると季節によっては西日が強くなるなど、写真が白くなりやすいです。

ただし、最近はHDR機能のあるスマートフォンであれば問題なく撮影できることもあるため、一概にいえません。

不動産会社の担当者に写真を任せる

査定を依頼した不動産会社の担当者に写真撮影を任せてもよいでしょう。

「いつも室内写真を撮っているのだから、自分たちより上手だろう」と考えられやすいですが、正直これは人によります。

不動産会社に勤めているかどうかに関わらず、写真がうまい人はうまいし、下手な人は下手です。あまり写真撮影について指導をしている会社はないため、担当者のセンスによるところが多いでしょう。

しかし、居住中の写真は、売主と担当者のコミュニケーションが重要です。そのため、室内写真についても親身に考えてくれる不動産会社を探すのが重要です。

査定時に室内写真について確認しよう

マンション売却の査定時はどうしても売主は受け身になりやすいです。しかし、不動産会社の担当者にどんどん質問したり話しかけたりすると、双方の認識が合いやすいでしょう。

その際に、写真について以下のことなどを確認しましょう。

  • どのように撮るのがよいのか
  • どこを重点的に撮影するのか(するとよいのか)

その担当者の写真の腕前はともかく、重要なのは売主の相談に親身になって乗ってくれるかどうかです。

マンション売却は一括査定サイトを利用する

マンション売却を成功させるために何より重要なのは、写真撮影も含めてしっかりと対応してくれる不動産会社に依頼することです。

そのため1社や2社に査定を依頼するのではなく、一括査定サイトの「リビンマッチ」を利用して、複数の不動産会社へ依頼しましょう

そうすれば、写真撮影も含めて、自身が思い描く対応を行ってくれる担当者と巡り合う可能性が高まります。

マンション売却を成功させるために、優良な不動産会社を見つけて、購入希望者に魅力をしっかりと伝えられる物件写真の掲載を目指してはいかがでしょうか。


この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

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