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住友不動産販売の評判が悪い?その理由と実際の口コミ、利用時の注意点

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住友不動産販売の評判が悪い?その理由と実際の口コミ、利用時の注意点

住友不動産販売は、信頼性と安定性で広く認知されている不動産仲介事業を行う会社です。

しかし、あらゆる大手企業と同様に顧客からのさまざまなフィードバックがあり、その中には否定的な声も含まれます。たとえばサービスの質、取引の透明性、顧客対応などが挙げられます。

本記事では住友不動産販売に関する評判の背景を掘り下げ、その理由を明らかにします。また、住友不動産販売への相談を検討している人が、どのような対応をするのがベストか考察します。

住友不動産販売の評判が悪いといわれる理由

さっそく、住友不動産販売の評判が悪いといわれる理由を見ていきましょう。

  • 両手取引率が高い
  • 2022年に社員が逮捕された
  • 顧客サービスの質に関する懸念

両手取引率が高い

住友不動産販売の評判が悪いといわれる理由のひとつは、両手取引率の高さです。

不動産の両手取引とは、ひとつの不動産取引において、売主と買主の両方を同じ不動産会社が仲介することです。つまり、不動産会社は売主から売却の依頼を受け、新しい買主にその物件を売ります。

両手取引は違法ではなく、取引がスムーズに進み、迅速な売買が可能になるメリットもあります。一方、不動産会社の利益のために不公平な取引が行われる危険性も考えられるでしょう。

ここで、公益財団法人不動産流通推進センターが公表している「2023年不動産業統計集(9月期改訂)3不動産流通」より住友不動産販売の手数料を見ていきましょう。

住友不動産販売の手数料

住友不動産販売の手数料

画像引用:公益財団法人不動産流通推進センター「2023年不動産業統計集(9月期改訂)3不動産流通

2023年の住友不動産販売の取扱高は1,396,127(百万円)に対して、手数料収入72,549(百万円)です。

手数料の割合は以下のとおりです。

手数料の割合=72,549(百万円)÷1,396,127(百万円)×100=約5.2%

同資料から同じように計算すると、三井不動産リアルティグループが約4.7%、東急リバブルが約4.5%、オープンハウスが約4.3%、三菱地所リアルエステートサービスが約2.9%です。

大手不動産会社は手数料の割合が高い傾向にありますが、その中でも住友不動産販売の手数料の割合はやや高めですので注意が必要です。

2022年に社員が逮捕された

2022年に住友不動産販売の社員が逮捕された事件は、社内外に大きな衝撃を与えました。

住友不動産販売の社員が他人のクレジットカード情報で購入した高級ワインを転売し、その被害総額が約1,000万円にのぼった事件です。

不動産業界における歩合制の給与形態が犯罪への誘因になったともいわれており、問題視されました。

しかし、この事件が住友不動産販売の全社員の人柄や企業体制・文化を代表するものではありません。社員の行動が企業全体の評価に影響を与えることはありますが、一部の社員が罪を犯したからといって、社員全員がそのような人だと決めつけないようにしましょう。

顧客サービスの質に関する懸念

しばしばインターネットなどで、住友不動産販売に関連する顧客サービスの質についての懸念が取り上げられています。具体的には、サービス提供の一貫性や顧客対応の方法・スピード、営業の専門知識などです。

上記は、顧客の口コミや評価によって明らかにされています。実際のお客様の体験は、住友不動産販売の評判が悪いといわれている理由を裏付けるものになるでしょう。

実際は良い口コミも多数ある!その一例とは

住友不動産販売についての悪い評判を述べてきましたが、取引件数は多く、実際には良い口コミも多数あります。その一部を紹介しましょう。

売却は住友不動産販売が有利

ちょっと前までは業界に「買いの三井。売りの住友」という言葉がありました。 読んだとおり、買い客の集客は三井、売り物件を集めるのは住友が得意としておりました。

売り物件が集まる住友は、当然ながら売却のノウハウが他社より豊富です。 なので売却するなら住友が一歩有利かなと思います。 あくまで私見です。

知恵袋「一部引用」

不動産売却を東急リバブルか住友不動産販売で迷っている人に対して、住友不動産販売をすすめる回答があります。住友不動産販売は売り物件が集まるといわれているそうです。

仲介手数料半額のキャンペーンも

住友不動産販売はキャンペーンを電話で案内することもあります。仲介手数料半額は大きなチャンスとなるでしょう。

マンションの売却は一括査定より住友不動産販売

20年住んだマンションの売却を検討している人からの口コミです。

三軒家チーフの集まりな印象

三軒家チーフの集まりな印象です。 もちろん担当者ベースで変わると思います。 銀行についている不動産屋は、銀行のイメージがあり印象はいいですが、扱っているものが銀行とは異なりますので、その分は割り引いて考えたほうが良いと思います。

大手のメリットとしては、勉強会があり、何かあっても逃げないこと(もちろんやらかした本人は逃げ、他の担当者をたらいまわしにされますが。)があげられます。 しつこい営業をかけられるデメリットもありますが、どちらと言わず、両方訪問して決めたらよいと思います。

一部引用「知恵袋」

こちらは、住友不動産販売が不動産会社間でどういう評価か、という質問に対しての回答です。

口コミに出てくる「三軒家チーフ」とは不動産を題材にしたドラマに出てくる優秀な営業チーフのことです。つまり、この口コミによると、住友不動産販売にはスキルが高く熱心なスタッフが多いといえます。

施工がしっかりしており、ハズレが少ない

住友の区分マンションについてはバブル末期に建てられた物件、タワマンの物件、大規模中低層物件の3件を購入した経験があります。

マンションの品質を評価するには、1)「建物自体」と2)「住んでからの維持管理」についての2つ側面があるかと思いますが、 1)建物自体については、 バブル期の物件、タワマン、中低層物件とも、たしか竹中工務店などの大手の建設会社が施工しており、しっかりしているという印象です。

住友に限らず、基本的に大手不動産会社×大手建設会社ですと、価格は高めになりますが、その分しっかり施行されている物件が多く、ハズレは少ないかと思います。

仮に、大きな施工不良が見つかっても、大手不動会社×大手建設会社ですと建設会社も不動産会社からの要求を無視できませんので、補修やひどい場合は再施工・建て直しまで対応してくれると思います。(これが中小の不動産会社ですと、建設会社側の対応も変わる可能性があります。)

一部引用「知恵袋」

住友不動産販売のマンションについて、詳細がわかる回答が読める口コミです。施工がしっかりしており、ハズレが少ないことがわかります。

耐震性に強い

今春、最後まで住友不動産で新築を検討していた者です。 素人なりに、しかし数千万円の買い物だけに多角的に検討を重ねた上での私見を箇条書きします。 勘違いがありましたらご容赦ください。

<気に入った点> パワーコラム無しでも耐震性は納得していました。 住友不動産販売㈱のマンションのノウハウ等もあり、マンション並みの天井高やマンション用に納入するキッチン等設備が安価に仕入れられるよう。 良いか悪いかいまだ不明ながら、当社はベタ基礎。 最初の値引率を変更発生後も適用してくれるという話だったこと。

一部引用「知恵袋」

住友不動産販売のマンションは、特に耐震性に強いことがわかる口コミです。住友不動産販売を気に入った点についても詳細が読めます。

最新の残念な口コミも紹介

良い口コミを紹介してきましたが、一方で残念な口コミもあります。

あくまでも数ある意見の中のひとつですのでうのみにはせず、一部の人の意見として参考程度にしましょう。

住友不動産販売に売却を依頼したら残念だった

友人が住友不動産販売に依頼したら、いわゆる物件を囲い込みされたという残念な口コミです。不動産会社選びは慎重にという言葉にも重みがあります。


契約を結んで3カ月、反応がない

マンションの売却にあたり、大手不動産会社と専属専任媒介契約を結び3か月が経過。 この間特に反応もなく、以降の更新について継続すべきか、他の業者さんに変えるべきか悩んでいます。

一部引用「知恵袋」

ここでいう大手不動産会社は、「住友不動産販売」です。専属専任媒介契約では、1週間に1度以上売主に進捗状況を報告するのがルールです。この話が本当であるなら、この住友不動産販売の担当者はルール違反をしていることになります。

駐車場料金について騙された

住友不動産販売に騙されました。 マンション買いましたが 重要事項説明書に駐車場料金はとらないと書いていたのに取られるマンションでした。 文句をつけてもなんの保証もしてくれません。

一部引用「知恵袋」

1カ月に1万円の駐車場料金の説明がなく、何の保証もないという口コミです。

担当者に自社でしか取り扱えない物件と嘘をつかれた

住友不動産販売でない買手から仲介手数料を取らない仲介業者だったら、もっと安く買えたはずです。 重要事項説明書を確認したら取引対応は媒介としか記入されていませんでした。

うちを担当した住友不動産販売の営業は些細な事で小さな嘘をつく性格みたいで他にも些細ないざこざがありましたが何とか引き渡しを受けました。 しかし、引っ越してしばらくしてから専属専任媒介がウソだった事を知り落胆しています。 住友不動産販売に払った仲介手数料150万円を損したことです。

一部引用「知恵袋」

住友不動産販売の仲介で新築分譲住宅を購入された方の口コミです。住友不動産販売と契約したのは、気に入った新築が住友不動産販売の専属専任媒介だったためです。しかし、蓋を開けると、それは担当者による嘘だった確率が高く後悔しているという口コミです。

結果として、「仲介手数料を損してしまったかも」という疑問が残ります。この場合、会話を録音していなければ、仲介手数料を取り戻すのは難しいようです。

営業がしつこい

住友不動産販売って、しつこくないですか? 物件の問い合わせしたら、仕事が忙しいのでメールで回答をお願いしたのに、全然関係ない回答がきたり、断っても何通もメールがきたり、仕事中に何 回も電話がきたり。

一部引用「知恵袋」

同様の口コミがよく見られます。ノルマが厳しいとはいえ、はっきり断ることが大切だとわかります。

夜遅い時間に連絡がくる

祝日の21時に住友不動産販売の営業からSMSがきた、という口コミです。このような口コミは多く、同じような経験をした人も多いでしょう。

住友不動産の広告ばかり見る

決して悪いことではないのかもしれませんが、このような口コミは多く、住友不動産販売に関して不信感を持っている人が多いことが伺えます。

Yahoo!不動産への掲載を断られた

住友不動産販売と専属専任契約を結び、自宅マンションを売却中です。

現状SUUMOで広告を出していますが、状況が芳しくないため、yahoo不動産にも掲載を依頼したところ、『yahoo不動産は最近、中 小の不動産販売会社の物件しか掲載しないため、当社のような大手不動産販売会社の物件は掲載出来ない』と言われました。これは事実でしょうか?

引用「知恵袋」

Yahoo!不動産の裏側がわかる口コミです。

住友不動産販売の強みと利用時の注意点

住友不動産販売株式会社は1975年に設立され、不動産売買や賃貸の仲介業務を行い、顧客の契約成立をサポートしています。

主に住友不動産の新築マンションや一戸建てなどの販売を担当し、市場動向や地域特性の分析を通じて幅広いニーズに応えています。

強み

公益財団法人不動産流通推進センターが公表している「2023年不動産業統計集(9月期改訂)3不動産流通」によると、住友不動産販売の年間売り上げ実績は、三井不動産リアルティグループ、東急リバブルに続いて第3位に位置します

高い実績を誇る背景には、以下のような強みがあります。

  • 全国展開している
  • マンツーマンで充実した営業体制がある
  • 充実したサービスがある
  • 住友グループの特典を受けられる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

全国展開している

住友不動産販売は全国に直営226店舗を展開し、広範なネットワークを通じて、各地域に特化したサービスを提供しています。

地域ごとの市場動向や特性を深く理解しているため、顧客に合った不動産取引のサポートが可能です。全国展開しているので、顧客が日本全国どこにいてもサービスを利用できる安心感もあります。

マンツーマンで充実した営業体制がある

リーディングカンパニーとして不動産業界を引っ張ってきた理由のひとつに、住友不動産販売のマンツーマンの営業体制があります。マンツーマンの営業体制では、ひとりのスタッフが売却から購入、アフターフォローまですべてのプロセスを一貫して担当します。

そのため、顧客の希望を深く理解でき、密接な関係を築きやすくなります。顧客も質問や相談がしやすく、信頼関係も生まれるでしょう。

分業型の不動産会社も少なくありませんが、住友不動産販売は充実した営業体制によって顧客のニーズに応えています。

充実したサービスがある

住友不動産販売では、売却の際にさまざまなサポートや保証など、充実したサービスを用意しています。

たとえば、建物や設備補修をしたり「戸建てクリーン」という室内のポイント清掃や庭木をお手入れしたりするサービスがあります。

さらに、専門スタッフによる草刈りや「バーチャルステージング」という室内のイメージを伝えるサービス、住まいの健康度チェック、空家巡回(有償)、相続診断などあらゆるサービスを提供しています。

大手ならではの充実したサポートは、はじめて売却する人の強い味方となるでしょう。

住友グループの特典を受けられる

住友不動産のマンションや、住友不動産グループの関連物件を売却する場合、仲介手数料の割引が適用される場合があります。

また、過去に住友不動産販売で取引経験がある人を対象としたリピーター向け特典や、友人や家族などを紹介することで受けられる特典も提供しています。

さらに、住友不動産販売で取引が成立した場合はグループ関連の各種サービスを割引価格で利用できるメリットもあります。これらの特典は、取引の際の大きな魅力となるでしょう。

注意点

最後に、住友不動産販売を利用する際の注意点を以下のとおり説明します。

  • 契約内容の詳細を確認する
  • 口コミや評判を確認する
  • 両手取引の危険性を理解する
  • 市場価格との整合性を確認する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

契約内容の詳細を確認する

住友不動産販売を利用する際の注意点として、契約内容を詳細に確認することが重要です。仲介手数料や契約条項、キャンセルポリシーなど、細部にわたりしっかり確認することで、後々のトラブルを避けることにつながります。

契約前に、疑問点はすべてクリアにしておくことが望ましいので、何でも質問できる関係性を構築しましょう。

口コミや評判を確認する

住友不動産販売の利用前には、インターネットなどで口コミや評判をチェックしましょう。口コミや評判を確認することで、実際の利用者の経験やサービスの質に関するリアルな情報が手に入ります。

より広い視野と客観的な意見にもとづいて、利用すべきか判断しましょう。

両手取引の危険性を理解する

先述したように、住友不動産販売は手数料が高く、両手取引をしているおそれがあります。両手取引は売主と買主の両者から手数料が取れるため、単純に2倍の収入が得られます。

日本では違法ではありませんが、口コミにもあったように、囲い込みをされているおそれもあり、決して気持ちのよいものではないでしょう。

囲い込みとは、たとえば買主の代理人となっている仲介会社から不動産に対して問い合わせがあった場合「もう買い手が決まってしまった」などと言って断ってしまう行為で、違法です。

住友不動産販売が囲い込みをしているとは言い切れませんが、実際に不信感を持つ口コミなどもありますので覚えておくとよいでしょう。

市場価格との整合性を確認する

最後の注意点は住友不動産販売を利用する際に、不動産の市場価格との整合性を確認することです。不動産の査定価格が合致しているかを確認することで、適正価格での取引が可能です。

不動産取引で損をせず、適正な価格で売却するためにも複数の不動産会社に査定してもらい、比較検討することをおすすめします。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
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