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ペットはマンション売却に影響する?査定額が下がる理由と対策

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ペットはマンション売却に影響する?査定額が下がる理由と対策

分譲マンションでも犬や猫などのペットを飼っている方は少なくないでしょう。

ペットがいるだけでマンションの売却価格が下がることはありません。ただし、室内の状況によっては、売却する際に価格を大きく左右する場合があります。本記事では、ペット飼育による売却価格への影響、査定額が下がってしまう要因、売却価格を下げないための対策法などを具体的に解説します。

この記事でわかること

  • ペットがいることで売却価格は下がるのか
  • ペットの飼育で査定額が下がる主な要因
  • 売却価格を下げないために売主ができる対策
  • マンション売却が長期化したときの対処法

ペットを飼っていたマンションは売却価格が下がる?

ペットを飼育していたことだけを理由に、マンションの売却価格が下がるわけではありません。しかし、臭いがなかなか取れなかったり、床や壁などの損傷がひどかったりすると、不動産会社の査定額が下がり、結果的に売却価格に影響することがあります。

以下は、売却価格に影響があるケースとないケースの一例をまとめたものです。

売却価格に影響があるケースと影響がないケース
売却価格に影響があるケース売却価格に影響がない・小さいケース
ペット特有の臭いが残っているペットを飼っていたが室内は比較的きれい
壁や床に目立つ傷・汚れがある臭い・傷・汚れがほとんど残っていない
ペットの飼育により、衛生面で問題が発生したことがある清掃・補修によって状態が改善されている
マンションの規約違反によるトラブルがあるマンションの管理規約の範囲内で飼育していた

ペット不可のマンションで飼育していた場合の影響

一般社団法人ペットフード協会の調査によると、令和7年時点で飼育されている犬は約682万匹、猫は約884万匹という結果でした。そのため、マンションでもペットを飼育している人は少なくないでしょう。

しかし、管理規約や使用細則などでペットの飼育が禁止されているにもかかわらず、飼育していた場合は規約違反に当たります。また、ペットの鳴き声などをめぐる近隣トラブルが続いている場合は、売却価格に影響するおそれがあります。

そのため、規約違反や近隣トラブルがあった場合は、素直に不動産会社へ伝えて対応を相談しましょう。

参考:一般社団法人ペットフード協会「令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査」

ペット飼育でマンションの査定額が下がる理由

ペットを飼っていたマンションは、室内の状況によって買い手の購入意欲を下げてしまうことが考えられます。

不動産会社は、物件の状態だけでなく、どの程度の価格なら買い手が見つかるかも考慮して査定額を算出します。そのため、ペット特有の臭いや室内の汚れなどによって購入希望者が限られたり、価格交渉が見込まれたりする場合は、査定額に影響することがあるのです。

ここでは、具体的にどのような点が査定額に影響を及ぼすのかを解説します。

ペット特有の臭いがする

ペットの臭いは、毎日一緒に暮らす飼い主が気付きにくい一方で、ペットを飼っていない人は臭いに気づくことがあります。特に、動物の体臭や排泄物の臭いは、壁紙やカーテン、床材などに染み付いている場合があります。

内覧者が室内に足を踏み入れた瞬間に不快な臭いを感じると、物件の印象が大きく損なわれてしまうでしょう。室内に臭いが染み付いている場合、通常の清掃では除去が難しく、壁紙の張り替えや特殊な消臭作業が必要になるケースがあります。

壁・床に傷や汚れが目立つ

犬や猫を室内で飼っていると、床のフローリングや柱にひっかき傷ができたり、壁紙の一部が破れたりすることが考えられます。また、おしっこなどでフローリングの一部が変色している場合、その部分だけを補修するのは難しく、広範囲の張り替えが必要になることもあります。

購入後に修繕が必要な状態では、買主がその費用や手間を考慮して価格交渉をするかもしれません。不動産会社はこうした買主の対応を見込んで査定するため、室内の状態によっては査定額が低くなることがあるのです。

室内の衛生状態に不安を持たれる

ペットの毛や排泄物による汚れが室内に残っていたり、ノミやダニなどが確認されたりすると、購入希望者に衛生面で不安を覚えることがあります。特に犬の散歩などで屋外に出る機会が多い場合は、ノミやマダニなどを室内へ持ち込む可能性もあります。

ただし、害虫そのものは適切な駆除や清掃によって改善できるため、査定や内覧の時点で室内が清潔に保たれているかが重要です。

動物アレルギーのリスクから購入希望者が限られる

購入希望者の家族に動物アレルギーの方がいる場合、ペットを飼っていたマンションは購入候補から外すことがあります。アレルギーはハウスクリーニングをしても取り除くのが難しい、といわれているためです。

米国アレルギー・喘息・免疫学会(AAAAI)では、ペット由来のフケなどは家具や室内に残るため、ペットがいなくなってから完全に取り除くまで6カ月以上かかる場合があると発表しています。特に家族に動物アレルギーを持つ人がいる場合は、健康面を考えてより慎重に判断するでしょう。

こうして購入層の幅が狭まることにより、不動産会社は物件の売れ行きを予測して査定額を下げることがあります。

参考:AAAAI「ペットアレルギーの症状、診断、治療、管理」

ペットがいるマンションで売却価格を下げないための対策

ペットを飼育していたマンションを売却する際は、通常の物件以上に事前の準備が重要です。対策を行わないと、「購入後に修繕費がかかりそう」といったマイナスイメージを持たれ、買主から値下げ交渉をされる原因になりかねません。

売却価格を維持するためには、内覧者の視点に立って、住まいの清潔感と安心感を高める対策を行うことが不可欠です。

売却前に臭いをできるだけ除去する

動物の体臭や排泄物などによる臭いは、壁紙やカーテン、床材などに残ることがあります。また、毎日その場所で生活している飼い主は臭いに慣れてしまい、自分では気付きにくくなっていることもあります。

一方、ペットを飼っていない人は臭いに気付きやすく、内覧時に不快な臭いを感じると、物件の印象を悪くする原因になります。まずは十分に換気したうえで、床や壁、ペット用品など、臭いの発生源となっている箇所を重点的に清掃しましょう。排泄物による汚れがある場合は、ペット用の消臭・洗浄剤などを使用して臭いの原因を取り除きます。

壁紙や床材などに臭いの原因となる汚れが染み込んでいる場合は、通常の清掃では十分に除去できず、張り替えが必要になることもあります。工事には費用がかかるため、売却前に修繕するべきか不動産会社と相談してから判断するとよいでしょう。

傷や汚れは必要な範囲で補修する

ペットがつけた傷や汚れは、内覧時の印象を大きく左右するため、可能な範囲で補修しておくことが望ましいです。ただし、売却前に高額なリフォーム費用をかける必要はありません。

ホームセンターなどで手に入る補修キットを使い、壁紙の小さな破れや柱のひっかき傷を目立たなくさせるだけでも印象は向上します。床についた傷が深い場合や汚れが広範囲にわたる場合は、専門業者に部分的な補修を依頼することも検討しましょう。

補修の目的は室内を新築のようにすることではなく、買い手による値下げ交渉の材料を減らし、物件のマイナスイメージを払拭することです。

状況に応じてハウスクリーニングを検討する

自分では落としきれない汚れや臭いがある場合は、専門業者によるハウスクリーニングを検討しましょう。水回りや床、エアコンなどを清掃することで、室内の清潔感を高められます。

ペット特有の臭いについては、通常のハウスクリーニングだけでは十分に除去できない場合もあります。依頼する際は、ペット臭の消臭に対応しているか、どこまで作業してもらえるかを事前に確認しておくことが重要です。

清掃によって内覧時の印象を改善できれば、汚れや臭いを理由とした購入見送りや価格交渉を抑えることにもつながります。

ペットに関する規約を確認しておく

ペットの飼育については、マンションの管理規約や使用細則などでルールが定められている場合があります。飼育できる動物の種類や数、大きさ、共用部分での移動方法などが決められていることもあるため、売却前に確認しておきましょう。

内覧時に購入希望者から飼育できるペットの種類を聞かれた際に、すぐ回答できるようにあらかじめ確認しておくことが大切です。

内覧時はペットを別の場所へ移す

内覧時はペットを別の場所へ移し、ケージやトイレ、食器、おもちゃなども可能な範囲で片付けておきましょう。ペット用品には臭いや毛が付着していることもあるため、室内を清掃したうえで、内覧者が部屋の広さや設備を確認できる状態にしておくことが大切です。

内覧を成功させるコツは「マンション売却の内覧成功のコツ」で詳しく紹介しています。

ペット以外にマンション査定で見られるポイント

マンションの査定額は、ペットの飼育歴や室内の状態だけで決まるわけではありません。築年数や駅からの距離などの立地条件、専有面積・階数・間取り・向きといった住戸の条件に加え、共用部分の管理状態や修繕計画なども含めて総合的に評価されます。

そのため、ペットによる臭いや傷だけでマンションの査定額が決まるわけではありません。マンション査定でよく確認されるポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

マンションが売れないときの対処法

マンション売却前に入念な準備を行ったとしても、売却が長期化してしまうことはあります。ペットを飼育したマンションが売れないときはどのような対処法があるのでしょうか。詳しく解説していきます。

マンションの売り出し価格を下げる

ペットを飼育していたマンションの売却が長期化している場合、すぐに値下げするのではなく、まず売れない原因を確認しましょう。内覧後にペットの臭いや傷を指摘されることが多いのであれば、価格よりも室内の状態が購入をためらう原因になっている可能性があります。その場合は、室内の清掃や消臭、必要な範囲での補修を行うことが効果的です。

一方、売れない原因がペットに関係ない場合もあります。たとえば、周辺にある中古マンションよりも売り出し価格(不動産のサイトや広告に掲載している価格)が高い場合は、価格の見直しを検討します。ペットによる室内の状態も踏まえて、買い手が検討できる価格になっているか判断しましょう。

ペットを飼っている人をターゲットにする

現在ペットを飼っている人にとって、ペット飼育可のマンションは購入候補になりやすいでしょう。飼育できる動物の種類や頭数、共用部分でのルールなどが明確であれば、物件を検討する際の安心材料になります。

また、ペット用の出入り口や足洗い場、傷がつきにくい腰壁の設定など、ペットとの暮らしを想定した設備やリフォームが施されている場合は、購入希望者にとって魅力なポイントになることがあります。周辺に動物病院や散歩できる公園がある場合も、販売時のアピール材料になるでしょう。

ただし、ペットを飼っている人であっても、強い臭いや大きな傷、衛生状態の悪さを気にしないとは限りません。ペット飼育者を主なターゲットにする場合でも、売却前の清掃や消臭、必要な範囲での補修は行っておくことが大切です。

ペットに関するマイナス要素を隠さない

ペットによる室内の大きな損傷や、鳴き声・臭いなどをめぐる近隣トラブルがある場合は、自分で判断して伏せるのではなく、不動産会社へ伝えておきましょう。

特に、現在も管理組合や近隣住民とのトラブルが続いているなど、買主の購入判断に影響するおそれがある情報は、売却前に不動産会社と共有し、買主への説明が必要か確認することが大切です。

また、売買時に物件状況報告書などへの記載を求められた場合は、自分が把握している内容を正確に伝えましょう。

販売方法や不動産会社を見直す

マンションの反響数がどうしても増えず販売が長期化してしまう場合は、不動産会社を変えてみるのも一つの方法です。

媒介契約を結んでいても不動産会社を変更することは可能です。売却を依頼する不動産会社は、ペット飼育をしたマンションの売却経験があったり、ペット可という物件特性を踏まえた販売方法を提案できたりする会社がおすすめです。

ペットがいるマンションの売却は複数の不動産会社に相談しよう

ペットを飼育していたマンションを売却する際は、事前の清掃や補修、そして適切な販売戦略を立てることが大切です。

飼い主にとっては気にならない程度の臭いや傷であっても、ペットを飼わない方にとっては大きな懸念材料になりかねません。まずは自分たちでできる範囲の消臭や清掃を行い、必要に応じてハウスクリーニングや部分的な補修を検討しましょう。

納得のいく価格で売却するためには、複数の不動産会社を比較し、信頼できる会社を見つけることが重要です。一括査定サイト「リビンマッチ」では、一度の入力で最大6社に査定を依頼でき、自分に合う会社を効率よく探せます。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部アイコン リビンマッチ編集部

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