リビン・テクノロジーズが20周年 リビン・テクノロジーズが20周年
東証上場 リビン・テクノロジーズ株式会社(東証グロース上場)が運営するサービスです  証券コード:4445

家の中の物を処分しないで家を売る方法!家具はそのままで片づけなくてもいい?

更新日:
家の中の物を処分しないで家を売る方法!家具はそのままで片づけなくてもいい?

家を売却する際、困るのが家具や家電など不用品の処理です。

特に、実家を相続した場合などは不用品も多く、売ればよいのか、捨てればよいのか、処分に困った経験のある方も多いのではないのでしょうか。

今回は、家の中の物を処分しないで家を売る方法について解説します。また、処分する場合の、具体的な処分方法や費用についても紹介します。

家の中の物を処分しないで家を売る方法はある?

家の中の物を処分しないまま、家を売却することは可能です。しかし、不用品の残置はトラブルの原因ともなるため、あまりおすすめはできません。

原則、家具など不用品は処分することがおすすめ

基本的には、売却査定の前に家の中にある家具や家電などは処分することをおすすめします。

原則的に、前の住人が残した家具や家電などは、買主にとっては不用品です。処分費がかかるとしてマイナス査定の対象です。

また、物を置きっぱなしにした場合は、以下のようなデメリットもあります。

  • 隠れた床面や壁面が確認できず、査定を十分に行うことができない可能性がある
  • 内覧時に狭く見えてしまう
  • 防犯面から不動産会社に物件の合鍵を預けることができず、内覧のタイミングが制限されてしまう

処分しない場合にどうなるか

もちろん、家具や家電を置いたままでも、査定や売却を行ってくれる不動産会社はあります。

しかしそれらは、買主が入居するまでの間に不動産会社が処分する必要があります。そのため、不動産会社からは面倒な物件として敬遠される傾向にあります。

処分してもらえたとしても、不動産会社から処分費を請求される可能性もあるため、事前に確認しておくのがよいでしょう。

処分せずに家を売る方法

家具や家電は売却時にはあらかじめ処分することをおすすめしますが、処分しない場合はどのような状況が考えられるでしょうか。

家の中の物を残置する2つのパターン

考えられるのは2つのパターンです。

  • 照明・エアコン・ストーブなど天井や壁に備え付けられている設備
  • その他、事前に買主から了承を得た家財

照明やエアコンなど、撤去に費用が発生する物については、事前に買主からの了承を得た上で、残置するケースが多くあります。

照明とエアコンを残した部屋

照明とエアコンを残した部屋

この場合、トラブルを防止するために、事前に設備の一覧や状態を買主に伝えておくことが必須です。

照明やエアコンは生活の必需品のため、比較的新しく状態がよければ、買主にとっても嬉しい場合があります。新居に持って行かない場合は、相談してみるとよいでしょう。

伝え漏れていた不具合などがあった場合、修繕や値引きの交渉をされることもあります。

家の中の物は契約不適合責任の対象?

契約不適合責任とは、契約と異なる不備のある目的物を引き渡した場合に、売主が負わなければならない責任のことです。

不動産においては、シロアリ被害や水漏れなど建物の不備を指すだけではなく、引き渡した土地の面積が異なる場合なども含まれます。

残置する設備などについては、一般的には契約不適合責任の対象にはなりません。ただし、契約書にその旨を記載する必要があります。

また、あらかじめその種類や内容、不備がある場合はその旨も伝えておかなければ、契約不適合責任に問われる場合もあります。

たとえば「残置していたエアコンが壊れていた」などの場合で、追完請求代金減額請求をされる可能性があります。

建物や残置する家具や家電については設備の一覧を記載した表を作成し、仲介を行う不動産会社にきちんと伝えておきましょう。買主に対してしっかりと説明してもらうことで、トラブルを回避できます。

一次保管という選択肢も

処分できない場合は、家具などを家から運び出して一時保管を行ってくれるサービスを活用するのもよいでしょう。

こういったサービスでは、数カ月から数年、一時的に倉庫で家具などを預かってくれます。戸建ての売却に伴い一時的にマンションに引っ越すことになった場合などに、活用できます。

単なる引っ越し業者ではそこまで長期間荷物を預かってくれることはありません。そのため、長期の保管を依頼したい場合は、検討してみるとよいでしょう。

また、売主自らトランクルームを借りて、そこに家具などを置いておくという手もあります。

トランクルーム

トランクルーム

いずれもランニングコストが発生するため要注意ですが、将来に残しておきたい家財がある場合は、活用することをおすすめします。

処分して家を売る場合

処分してから家を売る場合について、具体的な方法や費用の目安をご説明します。

家の中の物を処分する具体的な方法3選

家具や家電の処分方法は、以下の3つに分けられます。

  • 売却する
  • 人にあげる
  • 捨てる

どれだけ手間をかけられるかを考えながら、最適な選択肢をとりましょう。

売却する

不動産の売却にはさまざまな費用が発生します。できるだけ家財を売却して資金を得たいところです。

売却する方法としては、以下のような選択肢があります。

  • リサイクルショップや貴金属の買取業者などの業者に持ち込む
  • フリマアプリやオークションサイトに自ら出品する

フリマアプリやオークションサイトは業者の買取に比べて高く売れる傾向にありますが、その分手間がかかります。売却を検討し始めた段階から、少しずつ家財を売却していくことをおすすめします。

最近では、まとめて品物を送るだけで、フリマアプリへの出品を代行してくれるサービスもあります。

人にあげる

思い入れのある品であれば、ご家族や友人など、人にあげるというのもよいでしょう。

子育て用品やおもちゃなど、ライフステージごとに必要な物は変わります。必要と思われる方に、写真を見せて確認してみましょう。

また、地域によっては衣料品などを回収して寄付している自治体もあります。

業者に依頼する

売れなさそうな物は、粗大ごみとして出しましょう。自治体によっては持ち込むことで処分費を減額してくれる場合もあります。

人手が少ない場合には、不用品回収業者遺品整理業者といった業者に依頼しましょう。しかし、大切な物かどうかの判断は業者ではできないため、捨てられたくない物がある場合は自分の目で確認しながら進める必要があります。

費用の目安

不用品回収業者に依頼した場合の費用の目安を紹介します。

大きく分けて、以下の3つの費用がかかります。

  • 人件費
  • 車両費
  • 処分費

一般的に大きな間取りほど処分する物も多く、人件費や車両費がかかるため高くつきます。間取り別の費用相場を以下の表にまとめました。

間取り別の不用品回収業者への依頼費用
間取り 費用の相場(円)
1R・1K 5万~10万
1DK・1LDK 7万~20万
2DK・2LDK 10万~30万
3DK・3LDK 20万~50万
4DK以上 25万~70万

しかし、実際には処分費がかかる物がどの程度あるのかや、マンションの場合はエレベーターなどがあるかによっても価格は違います。

  • 複数業者で相見積をとる
  • 引っ越しシーズンなど繁忙期を避ける
  • 自分でできることは自分でやっておく

上記のように、なるべく低価格で発注できるように工夫しましょう。

まずは不動産会社に相談してみよう

家の売却で価格査定をした場合、家具や家電などは査定の対象外です。家の中の物をそのままにして売ることも可能ですが、マイナスの評価となることが一般的です。なるべく事前に自分で処分しておきましょう

しかし、処分せずにそのまま売却したいケースもあるでしょう。その場合は、不動産会社に相談して何を残して何を処分するのか相談しておきましょう。不具合があった際に、後から責任を問われるケースもあるため、専門家の力を借りるのが得策です。

不動産会社が処分を行う場合でも、各社でサービスが違います。

家の売却を検討したら、まずは一括査定サイトの「リビンマッチ」を利用してみましょう。複数社に一度の手間で問い合わせができるため、価格やサービスの比較に最適です。

家を売る際の物の処分に関するよくある質問

家を売る際、家具はそのまま片づけなくてもいい?
原則、家具など不用品は処分することがおすすめです。処分しない場合、マイナス査定の対象になったり、不動産会社からは面倒な物件として敬遠される傾向にあります。
家の中の物を処分しないで家を売る方法は?
事前に買主からの了承を得たうえで、照明やエアコンなどを残置するケースはあります。設備の一覧を記載した表を作成して、事前に伝えておくことが大切です。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
誤字脱字や事実誤認などございましたら、ぜひともご指摘ください。

コンテンツの引用ルール

運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)

カテゴリー
不動産売却コラム

リビンマッチコラムを引用される際のルール

当サイトのコンテンツはどなたでも引用できます。 引用にあたって事前連絡などは不要です。 コンテンツを引用される際は、引用元が「リビンマッチ」であることを必ず明記してください。

引用ルールについて

カテゴリー一覧

Copyright © Living Technologies Inc. All rights reserved.
ページトップへ
コンシェルジュ

完全無料でご利用できます