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- 駅近マンションでも売れないのはなぜ?理由や対処法について紹介
マンションを売るために大事な要素のひとつが立地です。
駅近のマンションは資産価値が高く、好条件で売却できるといわれていますが、なかには、なかなか買主が現れないケースもあります。
この記事では、駅近マンションの売却相場、売れない駅近マンションの特徴やその対処法について解説します。駅近マンションの売却を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
駅近マンションは資産価値が高く売却しやすいといわれますが、実際はどうなのでしょうか。
マンションの購入を検討するうえで、立地は決め手のひとつになります。
治安がよいエリアであることはもちろん、近くにスーパーや薬局などがあるかも重要です。
駅から近いマンションなら交通アクセスがよく、通勤や通学に便利です。比較的暮らしやすい環境にあり、購入希望者が集まりやすくなっています。
市場での需要があるからこそ、売却がしやすいです。
駅近のマンションは、入居者が集まりやすいため、賃貸物件としても需要が高いです。そのため、実際に住む予定がなく運用目的で購入する人もターゲットになります。
投資家に人気の間取りは、利回りが高いワンルームや1K、1LDKです。
物件の賃料は面積の大きさに比例して高くなるわけではありません。そのため、2LDK以上は利回りが低くなるため、投資用として購入するケースは少ないです。
不動産流通機構が運営しているレインズの「2020年中古マンションの駅からの交通別成約状況」で、駅からの距離ごとの売却価格や㎡単価を見てみましょう。
㎡単価(万円) | 価格(万円) | |
---|---|---|
徒歩10分以内 | 66.21 | 4,182 |
11~20分以内 | 43.02 | 3,004 |
21分以上 | 28.16 | 1,989 |
バス便 | 23.50 | 1,653 |
徒歩10分以内の駅近マンションと徒歩11〜20分以内のマンションでは、売却価格は1,000万円以上の差があります。
駅からの距離が、売却価格に大きな影響を与えていることが分かります。
駅近マンションの売却時には不動産一括査定の利用がおすすめです。無料で複数社に査定依頼ができます。
需要のある駅近マンションですが、すべての駅近マンションがすぐに売れるわけではありません。
駅近マンションでも売れない理由を4つ紹介します。
マンションを購入する際に、ほとんどの方が予算を設定します。
最寄駅から近くて魅力に感じるマンションでも、予算内でなければ目に留まることもないでしょう。
売り出しているにも関わらず内覧数が少ない場合は、売り出し価格が高い可能性があります。
担当の不動産会社に相談し、売り出し価格を設定し直してみましょう。
駅近マンションは、交通アクセスがよいため、車がなくても困らないことがメリットです。しかし、利用頻度は少なくても、趣味で車を所有している方もいます。
車を所有している人にとってマンション選びは大変です。物件は気に入ったけど駐車場がないため、あきらめるといったケースは多いです。
マンションに駐車場があればよいのですが、駅近マンションにはないことが多いです。
内覧の申し込みがあっても成約に至らない場合は、内覧時の対応の悪さが考えられます。
内覧時の愛想がよくなかったり、質問に対する回答が十分でなかったりすると、悪い印象を与えてしまいます。
内覧での印象は購入に直結しやすく、少しでも購入につなげられる工夫をする必要があります。自身や不動産会社の担当がどのような対応をしているか振り返ってみましょう。
スムーズな売却には不動産会社の対応力も欠かせない要素のひとつです。
不動産会社のなかには、対応する物件に優先順位をつける場合があります。
優先順位を下げられてしまうと所有するマンションの販促活動が十分に行われていない可能性があります。
具体的には以下のようなケースが考えられます。
不動産会社選びをしっかりしないと、このような状況に陥ってしまう可能性があります。
駅近マンションが売れないときに取り組みたい対処法を紹介します。
駅近マンションが売れない原因が価格設定にあれば、適正価格に見直しましょう。
ただ闇雲に価格を下げるのではなく、近隣の相場を調べることが大切です。
マンションの相場を調べるなら不動産流通機構が運営している「レインズマーケットインフォメーション」がおすすめです。
地域だけでなく、築年数や駅からの距離など細かい条件で絞って成約価格を調べられます。売り出し価格が適正なのかを把握したうえで、どのくらいにすれば売りやすいのかを検討しましょう。
駐車場問題は、近くに月極駐車場があることで解決することがあります。
募集図面に駐車場情報を記載したり、内覧時に直接購入希望者に伝えたりすることで、申し込みが入りやすくなるでしょう。
また、自身がマンションの駐車場を契約していた場合、その駐車場を買主にそのまま引き継ぐことは基本的に難しいので注意が必要です。
マンション所有者は駐車場の所有者ではありません。新しい所有者が駐車場を引き継げるかどうかは、管理組合の判断となります。管理規約に基準が定めてありますが、「駐車場の権利は承継不可」とする管理規約が一般的です。
購入希望者に内覧で好印象を与えるためにも、しっかりと準備をしましょう。
たとえば、部屋の掃除や整理整頓はもちろんのこと、質問内容を想定して回答を準備しておきます。その際、ネガティブな質問に対してもしっかり答えることが大切です。
物件のメリットやデメリットを、住民目線で話すと購入の後押しにもなります。
相手が何を知りたいのかを考えながら、対応するとよい印象を持たれやすいです。
不動産会社の対応力が低いと感じた場合は、契約の見直しが必要です。
媒介契約の内容によっては、複数社への依頼ができない場合もあります。
どのような契約内容なのかを確認したうえで、自分に合った契約を選んでください。
また、どの不動産会社に依頼すればよいのか悩む人もいるでしょう。信頼できる担当者を見つけるには、複数の不動産会社に査定を依頼して比較することが大切です。
その際に利用したいのが不動産一括査定サイトです。一度に複数の不動産会社に査定依頼を出すことができます。
査定価格の比較検討だけでなく、担当者の見極めも行いましょう。優秀な担当者を選ぶことで満足できる売却活動ができるでしょう。
売れないまま放置しておくと、売れ残り物件として認識され、余計に売りずらくなります。まずは無料で査定依頼をしてみよう
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