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安い家を買って後悔する5つのポイント!後悔したときの対処法は?

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安い家を買って後悔する5つのポイント!後悔したときの対処法は?

インターネットやSNSでは「本体価格800万円〜」というような公告もあり、マイホームを安く手に入れる手段は多くあります。しかし、安い家を買ったことで、大きなトラブルになるおそれもあります。

この記事では、安い家を購入して後悔する5つのポイントと、後悔したときの対処法を紹介します。

安い家ってどんな家?

そもそも高い家、安い家の基準はあるのでしょうか。国土交通省は特に価格の線引きは設けておらず、一般的見解によって決められることが多いです。

ここではどのような家が「安い家」に分類されるのかを解説します。

建売住宅は一般的には安い

完成物件として建築されている建売住宅は、注文住宅よりも安い傾向にあります。建売住宅は、建築会社が安い価格で土地を仕入れ、建築材料を工場で大量生産することで低価格を実現しています。

最近では耐震性能を備えていたり、長期優良住宅に対応していたりする建売住宅もあります。

長期優良住宅は、長期にわたり良好な状態で使用するための措置講じられた優良な住宅です。長期優良住宅の建築及び維持保全の計画を作成し、所管行政庁に申請することで認定を受けることができます。

国土交通省「長期優良住宅とは 」

ローコスト住宅と呼ばれる注文住宅がある

明確な決まりはありませんが、本体価格の坪単価が30万〜50万円に収まるような注文住宅は、ローコスト住宅と呼ばれます。

建売住宅のように建築材料を工場で大量生産し、間取りを限定することで建築費と人件費のコストダウンを実現しています。建売住宅と違い、自分で土地を探せるため、立地にこだわった場所で価格をおさえた注文住宅が実現可能です。

中古戸建も安い家のひとつ

安い家を検討する際には、中古戸建も候補に入れるケースが多いでしょう。「どこにでもあるような建売住宅は嫌だけど、注文住宅は高い」というニーズに対し、中古戸建+リフォームという提案を不動産会社からよくされます。

国土交通省も「中古市場・リフォーム市場の活性化に向けた取組み」を行っており、多くの補助金や助成金が利用できるケースが増えています。

少子高齢化が進行して住宅ストック数が世帯数を上回り、空き家の増加も生ずる中、「いいものを作って、きちんと手入れして、長く使う」社会に移行することが重要であり、政府としても、中古住宅流通・リフォーム市場の環境整備を進めていきます。

国土交通省「中古住宅・リフォーム市場の活性化に向けた取組み」

また、ひと昔前は家族の人数も多かったことから、ある程度築年数の経過した中古戸建は現在建築される新築住宅に比べ、土地と建物の面積が大きい場合が多いです。そのため、こだわりのある住宅を作りたいという人にとってはおすすめです。

家を安く買う方法をファミリアホームサービス株式会社の記事で解説しています。参考にしてください。

安い家を買って後悔する5つのポイント

満足できる安い家を購入するには、購入後に後悔するおそれがあるポイントを事前に知っておく必要があります。以下の後悔するポイント5つをそれぞれ詳しく解説します。

  • 気密性、断熱性が低い
  • どこにでもある住宅デザイン
  • オプション工事が割高になる
  • 建具やドアなどが安っぽい
  • 長期保証が受けられない

気密性、断熱性が低い

安い家がコストダウンしている理由のひとつに、気密性と断熱性を低くしているという点があります。建築基準法をクリアする基準は当然保有しているものの、昨今の異常気象を考えると不安が残ります。

気密性、断熱性とは家にどれだけ隙間がなく、そして外気の影響をどれだけ受けずに快適な空間を保てるのかを示す指標です。気密性と断熱性の高い家は、隙間がなく家屋内のエネルギーを効率よく使えます。つまり、冷暖房機器によって一度温度調整した家屋の温度が変わりにくいということです。

また、隙間がない家は、湿度の侵入も防ぎます。そのため、壁紙などが傷みにくく、ヒートショックや熱中症といった突発の事故防止にもつながります。

こういった理由から、近年気密性と断熱性の重要度は増す一方です。気密性や断熱性が低い家は、家自体の本体価格は安いけれども、メンテナンス費用とランニングコストが高くなる傾向にあります。

さらにはヒートショックや熱中症のリスクが高まるため、住環境に安心安全を求めるのであれば、性能面を含めて検討する必要があるでしょう。

どこにでもある住宅デザイン

安い家は建築材料を統一することでコストダウンを実現しています。そのため、どれも同じような住宅デザインとなってしまいます。

唯一、中古戸建であればオリジナル性が高い家を購入できますが、高額なリフォーム費用がかかるおそれがあります。リフォーム費用が高ければ、そもそも安い家を買わずに済むということもあるでしょう。

オプション工事が割高になる

安い家では打合せが数回、建売住宅は打合せ自体がないケースがほとんどです。そのため、壁紙の変更やエコカラットの導入といった仕様変更ができず、購入後にDIYやリフォームする必要があります。

もし、DIYやリフォームをせずに居住前に仕様変更するには、オプション工事を依頼することになります。壁紙の変更やテラス、カーポートの設置などがオプション工事として該当しますが、通常よりも割高になることが多いです。

建具やドアなどが安っぽい

安い家は、工場での大量生産によって建材を確保しているため、建具やドアは高級感がないケースが多いです。

なかにはべニア板を張っただけのドアもあり、イメージしている新築住宅とはかけ離れた内装になるケースがあります。

長期保証が受けられない

注文住宅は各メーカーが独自に保証を設けており、60年といった長期保証も多いです。
一方、安い家の保証は一般的に10年となっており、それ以降は自己負担です。

また、中古戸建についてはそもそも保証がなく、契約内容次第では居住後すぐに雨漏りやシロアリ被害にあうことがあります。そのため、安い家を購入すると、家以外に大きな費用がかかるということを頭に入れておきましょう。

後悔したときの対処法

安い家を購入し後悔してしまった場合の対処方法について解説します。

住み続けるならリフォームする

いまの家に住み続けるのであればリフォームを検討しましょう。生活拠点を変えることなく、気になる部分を改築、変更できます。リフォーム内容によっては助成金が出るケースもあるため、必ずリフォーム業者や市区町村に確認しましょう。

軽微な間取り変更やカーポートの設置などであれば、リフォームで対応できます。しかし、気密性や断熱性といった家の仕様そのものに関する部分は対応が難しく、建て替えを検討する必要があるかもしれません。

後悔している部分がどういった内容なのかを居住者全員で把握し、リフォームで解決するかどうかを検討しましょう。

賃貸物件として貸し出す

住み替えを検討する場合は、賃貸物件として貸し出すという選択肢もあります。家の所有権を維持したまま収益を得られる賃貸経営は非常に人気があります。

賃貸物件として貸し出す際には注意点があります。住宅ローンの用途は本人の居住用と限定されています。住宅ローンが残った状態での貸し出しは、銀行との契約違反にあたります。つまり、住宅ローンで賃貸経営はできません。

そのため、住宅ローンを完済する、または投資用ローンに切り替えてから家の貸し出しをしましょう。銀行に黙って貸し出しを行うと、万が一の場合は住宅ローンの一括返済を求められるおそれもあるため、必ず銀行に相談しましょう。

売却する

将来にわたり家を有効活用する予定がない場合は、売却してしまうのが最もスムーズな対処方法です。

家の売却時には、一括査定サイトのリビンマッチを利用しましょう。
安い価格で購入した家とはいっても、少しでも高く売りたいものです。売却を依頼する不動産会社によって売却価格が大きく異なるため、なるべく多くの不動産会社に相談するべきです。

リビンマッチであれば、複数社に無料で査定依頼ができるため、査定価格の比較検討ができます。安い家を購入してしてしまい後悔している場合は、リビンマッチを利用して売却を検討してみましょう。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

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