プラウドを売却したい!野村不動産に相談すべき?
ブランドマンションのプラウドを売却したいときは、プラウドの売却事情にあかるく、地域の事情にも詳しい不動産会社に任せたいものです。やはりプラウドの販売元である野村不動産のグループ会社に相談したほうがよいのではないかと考える方も多いでしょう。
本記事では、プラウドの売却にあたっておすすめの不動産会社、売却システムなどについて解説します。野村不動産で売却できるかどうか、さらに一括査定サービスの利用方法やメリットにも触れるので参考にしてください。
もくじ
プラウドとは
プラウドとは、野村不動産が手がけるブランドマンションシリーズです。首都圏と関西圏をメインに施工されており、中古、新築を問わず多くのマンションが存在しています。
野村不動産のプラウドは、『住むほどに愛される「世界一の時間」をお届けするために』を目標に、住みやすさとともに「想像を超える美しさ」が追求されているのが特徴です。洗練されたデザインに、ホテルのようなラグジュアリーな感覚を味わえるケースも多いでしょう。
国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理している「レインズ・マーケット・インフォメーション」によると、プラウドをはじめとするマンションの相場は、東京都心に建つ3LDKの場合、約9,000万円~1億2,000万円です。とはいえ間取り、築年数、立地などによってかなり差が出るため、プラウドの売却を考えている場合はまず具体的に物件情報を携え、不動産会社で査定を受けることをおすすめします。
※参照:レインズ・マーケット・インフォメーション「不動産取引情報提供サイト」
プラウドを売却する前に!野村不動産と野村の仲介+の違いとは
プラウドの売却を考えている場合、マンションを購入した野村不動産に相談すれば問題ないと思うかもしれません。しかし、野村不動産ではプラウドを売却できないため注意が必要です。
野村不動産では中古住宅の仲介を事業内容として扱っていません。野村不動産は住宅分野において、家の製造から販売、管理までを行っている会社です。介護向けの事業や賃貸事業も有していますが、仲介事業はありません。
したがって、プラウドの購入後はメンテナンスの面でも頼れるというメリットがある一方、売却の際は野村不動産への相談ができないのです。
そこでプラウドの売却を考えているなら、系列会社の野村不動産ソリューションズが運営する野村の仲介+(通称「ノムコム」)に任せるのがおすすめです。野村の仲介+は、住み替えを総合的に相談できる会社で、プラウド売却の際も力になってくれます。
野村の仲介+に売却活動を任せるメリット
前項では野村の仲介+について、買主が見つかりやすいと紹介しましたが、野村の仲介+に売却活動を依頼する際の、より詳細なメリットについて解説していきます。
プラウドの購入希望者を抱えている
野村の仲介+では、他の不動産会社に比べて、プラウドの購入希望者を多く抱えている可能性があります。
なぜなら前述したとおり、プラウドを購入したいと考えている方が、どの不動産会社に仲介を依頼しようかと考えたときに、プラウドの供給会社である野村不動産の系列であるという理由で野村の仲介+に仲介を依頼してくることが多いためです。
またプラウドを売却したいと考えている方の中にも、販売元の系列であるという理由で、野村の仲介+にプラウドの売却を任せている方がすでに数多くいるでしょう。すると、野村の仲介+にはプラウドの物件が多く集まるため、プラウドを欲しいと考えている購入希望者も集まりやすくなっていると考えられます。
特設サイトで購入希望者を募集している
野村の仲介+では、プラウドをはじめとする、野村不動産によって建設・販売された中古物件を集めた特設サイト「野村不動産の中古マンションカタログ」を開設しています。(※)この特設サイトは、扱う物件を野村不動産の中古物件に限定しており、野村不動産のファンやプラウドのファンが集まるのが特徴です。
明確に「プラウドを購入したい」という思いのある購入希望者を効率的に集められるため、好条件でかつ早期での売却が叶いやすいです。
※参照:野村の仲介+「野村不動産の中古マンションカタログ」
プラウドマスターに任せられる
野村の仲介+では、プラウドマスターと呼ばれる担当者にプラウドの売却を任せられます。
プラウドマスターは、過去に野村不動産が建築・販売したマンション物件の専門家です。プラウドマスターの資格は、ただ「プラウドに詳しい」「マンション仲介や売却に詳しい」というだけではなく、野村不動産の社内選考と試験を突破した人だけに与えられます。サポート範囲は住み替えだけでなく、多岐にわたります。具体的には以下のとおりです。
- 住み替え
- 税金
- 相続
- ローン
- 権利関係登記
- 不動産投資
- インテリア
- リフォームなど
野村の仲介+にプラウドの売却を任せれば、高水準の知識やノウハウに基づいたプラウドマスターからの丁寧なサポートを受けられるため、多くのメリットが見込めるでしょう。
認定保証中古制度がある
野村の仲介+では、アフターサービスとして売主と買主が双方で利用できる認定保証中古制度を用意しています。
認定保証中古制度とは、新築引き渡し後15年以内にマンションを売却した場合に、一定の条件のもと、買主となった次のオーナーが新築時のメンテナンスサポートやリペアサービスを引き継いだり、サポート期間を延長したりできる制度です。
買主にとって新築同様のメンテナンスサポートを受けられるのは大きなメリットになり、売主もまた万が一のときに契約不適合責任を問われることがなくなります。
契約不適合責任とは、マンションの売却後に欠陥や品質不良が判明した場合に、売主が買主に対して負う責任です。万が一、何らかの欠陥や品質不良があった場合、通常は売主の責任となりますが、メンテナンスサポートがあれば野村の仲介にサポートしてもらえます。
売却相場に詳しい
野村の仲介+はプラウドの売却相場にも詳しいため、適当な価格でプラウドを売却できる可能性が高いのもメリットです。
マンションを売却する際、売却価格の相場は非常に重要です。マンションのグレード、間取りタイプや築年数、地域性によって相場は変わります。近隣のマンションや同水準のマンションよりも高い価格で売り出せばなかなか買主が見つからず、一方で安い価格で売り出してしまえば売主が損をしてしまいます。
その点、野村の仲介+はプラウドの相場をよく理解しているため、相場とかけ離れた価格で売り出して売主に損をさせるようなことはありません。適正価格が保たれていればマンションが売れない心配もそこまでないでしょう。
一括査定サービスを賢く活用するのもおすすめ
プラウドの売却を考えている場合は野村の仲介+に依頼する他に、不動産の一括査定サービスを賢く活用する方法もあります。活用方法によってはさらに好条件で売却できる可能性もあるでしょう。詳細について解説していきます。
一括査定サービスとは
不動産の一括査定サービスとは、インターネットで複数の不動産会社に対し、一度に査定を依頼できるサービスのことです。無料で利用できるケースが多く、マンションを含めた不動産の売却を検討しているときは一括査定サービスが非常に便利です。
一括査定サービスは、提携している複数の不動産会社に物件の情報を基に査定をしてもらい、結果を受け取れる仕組みです。複数の不動産会社から査定結果を一括で受け取れますが、そのうちのどこかと必ず契約しなければいけない、というわけではありません。自分の条件と合致していない場合は、別の不動産会社を検討するようにしましょう。
一括査定サービスを利用するメリット
最初から、特定の不動産会社を決めて依頼するのもよいですが、一括査定サービスを利用するとマンションの売主にはいくつものメリットがあります。ここではそれぞれのメリットの詳細を紹介します。
相性のよい不動産会社を見つけやすい
マンションを売却する際には、依頼した不動産会社との相性のよさが重要になります。選ぶ不動産会社によっては、売主が希望している条件を考慮してくれない、対応が丁寧ではないなど満足のいくサポートを受けられない可能性もあります。
一括査定サービスを利用するといくつもの不動産会社と一度にやりとりをすることになるため、自分と相性のよい不動産会社を見つけやすいという点がメリットです。
一括査定サービスを利用しない場合は、一社ごとに査定を依頼し、査定結果をみて依頼する不動産会社を検討するのが一般的です。担当者とのやりとりも、違和感があったとしても「こんなものかな」と思って査定価格のみに注目してしまいがちでしょう。
しかし一括査定サービスを利用した場合は、「こちらの不動産会社は疑問に丁寧に答えてくれるし、電話をしていても気持ちがよい。あちらの不動産会社は要望を伝えても切り返されてしまい、話を聞いてくれない」など差が見えやすく、スムーズに不動産会社を選べます。
遠方の不動産会社にも相談できる
売却したいマンションが家から遠い場合でも、一括査定サービスを利用すれば該当のマンションと近いエリアの不動産会社に手軽に相談できます。
マンションを含めた不動産を売却する場合は、その不動産に近いエリアの不動産会社に売却を依頼するほうが買主が見つかりやすいです。したがって、たとえば他県にある実家のマンションを売却したいという場合に、一括査定サービスがなければ他県まで都度出向いて不動産会社を検討しなければなりません。
一括査定サービスを利用すれば、遠方であっても複数の不動産会社に査定依頼ができるため、家でゆっくり不動産会社を選定してから現地に出向けばよく、手間や時間を大幅に削減できます。
プラウドの売却が得意な不動産会社を見極められる
不動産会社には、それぞれ得意・不得意があります。一括査定サービスを使えば、プラウドの売却を得意とする不動産会社を見極めることが可能です。
たとえば、マンションよりも戸建て物件を多く取り扱い、得意としている不動産会社や、そもそも物件の売却よりも賃貸事業を中心に営業している不動産会社などもあります。こうした不動産会社ではマンションの販路が少ないため、査定価格を低めに提示されたり、売却のスピードが遅かったりする可能性があります。マンション売却が得意な不動産会社に依頼をすれば、適正かつ高めの査定価格をスピーディに受け取ることが可能です。
不動産会社一社だけに査定を依頼しても、こうした差は分かりにくいでしょう。一括査定サービスだからこそ、他社との査定価格やスピード感の違いから、マンション売却を得意とする不動産会社を見つけやすいです。
時間や場所を問わずいつでも査定依頼できる
24時間、どこからでも査定依頼をできるのも、一括査定サービスのメリットです。
通常、不動産会社に査定依頼をする場合は、不動産会社の営業時間内に電話などで依頼をしなければなりません。売主自身も仕事などで忙しいとなかなか時間が合わず、1週間、2週間と時間が経過してしまうケースもあるでしょう。電話をかけられたとしても、マンションの情報を話さなければならないため、一度の電話で数十分は話をする必要があります。複数の不動産会社に査定を依頼するとなれば、さらに時間がかかってしまうでしょう。
その点、一括査定サービスであれば家や仕事先からでも、パソコンやスマートフォンがあればいつでも査定を依頼できます。時間がない、忙しい方には特におすすめの方法です。
適正価格を把握できる
不動産の査定価格はどれくらいが適正なのか、売主が自分で把握することはなかなかできません。しかし一括査定サービスの査定結果を確認すれば、適正価格を簡単に把握可能です。
マンションに限らず不動産は、その地域の相場にあった価格でなければ売れにくいでしょう。購入希望者の多くは同じ地域の他の不動産と常に価格を比較しているためです。したがって、複数の不動産会社から査定結果を取り寄せたとしても、基本的には同じくらいの価格帯に集中することが考えられます。
査定結果のうち目立って安い価格のものがあれば、相場よりも安く見積もられている可能性があるでしょう。一方、目立って高い価格のものは相場以上の価格であることが多く、買主が見つかりにくいおそれがあります。
不動産会社からよい条件を提示される可能性がある
一括査定サービスで査定を依頼した場合、そうでないケースに比べて、不動産会社からよい条件を提示される可能性があります。これは不動産会社同士が比較されるという、一括査定サービスならではの特徴ともいえるでしょう。
一括査定サービスの利用自体は無料ですが、不動産会社としては査定をしただけでは利益にならないため、マンション売却の媒介契約をして利益を出したいと考えています。そこで少しでも契約の可能性を高めるため、仲介手数料の優遇やキャンペーン、優先的な対応など、売主にとって有利な条件を提示してくる不動産会社もあります。
一括査定サービスを選ぶときのポイントとは
一括査定サービスといっても数がいくつもあるため、どのサービスを使えばよいかで悩んでしまうかもしれません。ここでは、一括査定サービスを選ぶときのポイントを解説します。
査定を依頼できる不動産会社の数で選ぶ
一括査定サービスは、査定を依頼できる不動産会社の数を必ず見て選びましょう。
一括査定サービスに登録されている不動産会社の数や、一度に査定できる不動産会社の数は、サービスによってさまざまです。中には一括査定を申し込んでも、査定結果の数が少ないというケースもあります。
一括査定サービスを使う目的は、複数の不動産会社や査定価格検討を比較することにあります。しっかりと目的が果たせるよう、査定を依頼できる数をまずは確認するようにしてください。
提携している不動産会社の質で選ぶ
一括査定サービスを選ぶときは、提携している不動産会社の質に注目してみましょう。
一括査定サービスは、さまざまな不動産会社と提携しています。ただしサービスによっては質が高い不動産会社から、査定の品質に確証のもてない不動産会社まで、不動産会社の質にもばらつきがあることを認識しておきましょう。
中には、高品質な不動産会社のみと提携している一括査定サービスもあります。そのようなサービスであれば、信頼できる不動産会社を見つけやすいでしょう。
提携している不動産会社の種類で選ぶ
不動産会社には、大手から中小までさまざまな規模の会社があります。一括査定サービスを選ぶなら、複数の種類の不動産会社と提携しているサービスがおすすめです。
マンションの売却は、大手ならよい、また中小ならよいと一概にいえません。不動産会社ごとに得意分野が異なるだけでなく、周辺環境や土地の特徴に詳しいかどうか、担当者の対応は満足できるものかどうかなどの違いもあります。
売却したいマンションの特徴や状況によって、どの不動産会社が適しているかはわからないため、まずはさまざまな不動産会社と提携している一括査定サービスを利用するのがよいでしょう。
対象エリアで選ぶ
査定してもらいたいマンションが建つエリアが一括査定サービスの対象範囲でなければ、一括査定サービスを使っても不動産会社に査定してもらえません。中には対象エリアが狭く、市区町村を限定している一括査定サービス一括査定サイトもあります。そのため一括査定サービスを利用する際は、対象エリアを必ず確認してください。
個人情報の取り扱いで選ぶ
一括査定サービスを選ぶ際は、個人情報がどのように扱われるかにも注目してください。
不動産の一括査定を依頼する際には、氏名や住所、電話番号などを入力します。これらの個人情報に対しての取り扱いを明記していないサービスの場合、個人情報漏洩などの不安が残るでしょう。
個人情報の取り扱いに対して徹底した方針やルールがあるサービスの場合、Webサイト内での明記があることが一般的です。依頼する前に取り扱いに関する記載を確認し、信頼できる一括査定サービスを選びましょう。
一括査定サービスを利用する際の注意点
利用する一括査定サービスによっては、不動産会社からの営業電話やメールが何度も来る可能性もゼロではありません。連絡をもらいたくない場合、査定結果はメールで受け取りたい旨や査定後の連絡は不要である旨を伝えたりする対策が必要です。
おすすめの一括査定サービス「リビンマッチ」
一括査定サービスを利用したいときにおすすめなのが「リビンマッチ」です。リビン・テクノロジーズ株式会社が提供する「リビンマッチ」は、15年以上の運営実績があります。査定の利用料は無料で、全国の不動産会社の中から最大6社の査定を一括で受け取れます。
提携している不動産会社の数は非常に多く、大手から中小までさまざまな不動産会社に査定を依頼できます。また査定を依頼する際に条件や情報を入力する作業自体も、最短45秒で完了するため、忙しい人でも手軽に利用可能です。
一定水準以上の個人情報の管理ができていることの証明でもあるプライバシーマークを取得しており、信頼して個人情報の取り扱いも安心できる、初めての方にも、忙しい方にもおすすめの一括査定サービスです。
一括査定サービスを利用する流れ
ここからは、一括査定サービスを利用する際の主な流れを解説します。一括査定サービスを利用したいけれど方法がよく分からない方はぜひ参考にしてください。
流れ1. 売却するマンションの情報を入力する
一括査定サービスで査定のスタートボタンをクリックすると、物件情報を入力する欄があります。ここへ、売却するプラウドの情報を入力しましょう。
入力項目で多いのは、物件の住所、面積、間取り、築年数などです。住宅ローンの残債、希望する売却金額、予定している売却時期を聞かれることもあります。
流れ2. 個人情報を入力する
自分自身の住所、氏名、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を入力します。
この個人情報は、査定結果を受け取るために必要なものです。一括査定サービスに入力するのは不安なので、身元を隠したい、匿名で査定したいと考える方もいますが、個人情報の取り扱いについてしっかり規定がある会社ならば漏洩の心配はありません。できるだけ正確な情報をもとに査定価格を出してもらいましょう。
流れ3. 不動産会社を選択する
一括査定サービスが契約しているたくさんの不動産会社の中から、自分が査定を希望する不動産会社を、決められた数だけ選択することができます。
ここで何社を選ぶことができるかは、一括査定サービスによって違います。一括査定サービス側で「何社から査定を受け取れるのか」をあらかじめチェックするとよいでしょう。
流れ4. 不動産会社から連絡を待つ
一括査定サービスを経由し、物件の情報や個人情報の送信が完了したら、あとは不動産会社から査定結果が届くのを待つだけです。
査定結果は、メールか電話で届くケースがほとんどです。電話での結果報告を依頼している場合は、電話がかかってくるのを待ちましょう。昨今では、査定結果のメール受け取りを指定できるケースもあり、この場合は電話を受ける手間を減らせます。
まとめ
プラウドの販売元である野村不動産では仲介の取り扱いがありません。そのためプラウドを売却したい場合には、野村不動産の系列である野村の仲介+もしくは不動産の一括査定サービスの利用を検討するようにしましょう。
特に一括査定サービスを利用すれば、プラウドと同水準のマンションの売却相場を把握でき、不動産会社から有利な条件を提案される可能性もあります。自分に合った不動産会社を見つけ、満足のいくプラウドの売却を実現しましょう。
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
誤字脱字や事実誤認などございましたら、ぜひともご指摘ください。
運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)
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