不動産の一括査定をやってみた|利用者のリアルな感想を忖度なしで紹介します!

不動産の一括査定サイトを利用して、売却が上手くいった人もいれば、利用したことを後悔する人もいます。
不動産の一括査定サイトを利用した人のリアルな感想をお届けします。利用を検討している人は参考にしてください。
もくじ
神奈川県在住Y様のケース
神奈川県在住のY様は2022年に一括査定サイトを利用し、マンションを売却しました。利用した経緯や率直な感想を紹介します。
一括査定サイトを利用して親のマンションを売却
🧓🏻(利用者Y様)
2022年に都内にある親の住んでいたマンションを売却しました。父が亡くなったあと、母が一人で住んでいましたが、その母が認知症を発症し施設に入居することになったためです。
賃貸することも考えましたが、最近の都内の物件価格が高騰していて中古マンションが人気だと知ったのと、大手施工会社の分譲マンションで管理もよく、人気物件であったこと、またそろそろ築40年になろうとしていて、これ以上古くなると売るのは大変そうと感じたので、家族で相談し売却することにしました。
一括査定サイトは大手ポータルサイトのサービスを利用しました。実家周辺で
査定結果を受け取ったのは3社
🧓🏻(利用者Y様)
利用した一括査定サイトでは、査定依頼をする不動産会社を選択できたため、大手1社、ローカルな会社1社、最寄り駅前にあるフランチャイズ店を1社、計3社を選択しました。
3社から査定結果を受け取りましたが、大手は初回の現地打ち合わせの際に周辺の販売状況や市況、同じマンションの別部屋など、しっかりとした資料を冊子にして持参していました。査定結果も根拠がしっかり記載されており感心しました。
ワンポイント解説
- 大手不動産会社は、独自のツールを用いて短時間に精度の高い査定結果報告書を作成できます。一方で、地域に密着した不動産会社は、その地域で顧客を抱えていたり、大手不動産会社が持っていない、その地域の情報を持っているという特徴があります。
次々と連絡が入り、少し煩 わしかった
🧓🏻(利用者Y様)
査定依頼翌日には次々と電話が入りました。
3社中の1社は、仕事中で電話を取るタイミングが合わず、連絡がたびたび入りメールも来たので途中で少しうざく思ったのですが、実際に話をしてみると知らない情報も教えてもらえたりして、「この人なら高く売ってくれそうだな」とも思いました。
結局、他社に依頼することが決まって断ったのですが、それ以降は特に連絡もありませんでした。態度をあいまいにせずきちんと対応することで、しつこい連絡はないと思います。
ワンポイント解説
不動産の一括査定サイトはWEB上のサービスであるため、いたずらの査定依頼も多いです。そのため、基本的には本人確認を含めた連絡が電話またはメールで入ります。
今回のように、きちんと対応することで煩わしい営業を受けることもないでしょう。連絡を無視したり、おざなりな対応をすると、しつこい営業を受け続けるおそれがあります。
査定価格の差は1,000万円以上?
🧓🏻(利用者Y様)
強気な会社と弱気な会社で1,000万円近くの開きがあり、驚きました。今回の媒介契約※を締結した会社はその間くらいでした。
ワンポイント解説
- 媒介契約を締結するために相場より高い査定価格を提示する不動産会社もあります。高い査定価格が提示されたからといって、その価格で売却できるとは限りません。各社の査定価格を比較して、適正な査定価格を見極めるのがポイントです。
決め手は安心感
🧓🏻(利用者Y様)
所有者は母なのですが、物忘れが怪しくなったときにマンションの所有権を家族信託として子に信託登記した経緯があり、信託不動産の売却を安心して任せられることが最優先でした。
今回決めた会社は最大手ともいえる会社で、その点実績豊富で安心感があったこと、時々ポスティングもされていて過去に同じマンションで実績があったこと、築古マンションだったので何か
親の不動産を売るので他の家族にも相談しつつ進めていたのですが、誰もが知る大手だったので家族も安心感があったようです。また、私の家が隣の県で手続きのたびに行くのがおっくうだったのですが、自宅近くに支店があり、週末に支店へ担当者が来てくれて手続きができたのがとても楽でした。
売り出し後4日で買い付け申し込み?
🧓🏻(利用者Y様)
Y様が査定依頼をしてから引き渡しまでの流れは以下のとおりです。
- 査定依頼直後に運営元から送信確認の自動メールを受信
- 翌日午前中に不動産会社よりメール&電話あり(状況の説明と現地で打ち合わせの予約)
- 現地で打ち合わせ
- 家族で相談し、数日後に1社と専任媒介契約を締結
- 媒介契約4日後には買い付け申し込み(業者からの申し込み)
- 媒介契約2週間後に売買契約締結
- 売買契約2カ月後決済・引き渡し
ワンポイント解説
- 媒介契約の4日後に買い付け申し込み※があったのですから、大変スムーズに売却できたといってよいでしょう。需要がないエリアだったり、売り出し価格が相場とずれていたりする場合は、1年間以上も買い付け申し込みがないこともあります。
一括査定サイトを利用してよかった!
🧓🏻(利用者Y様)
今回一括査定サイトを使ってみてよかったです。
一言に不動産会社といっても各社得意分野があるようで、賃貸が得意でも売買はあまり経験がないということもあるようです。こういったサイトに登録している時点で売買に自信があるということなので安心できました。
また、強気な会社はすごく高い金額で査定が出るのですが、あまり高いと買い手もローンが通らなかったりと売れるまでに時間がかかりやすかったりするみたいです。自分の場合、自分が同じようなマンションを買うとしてこの金額ならまあOKという金額の少し上で決めました。
今回依頼した会社はすこし弱気な査定価格だったのですが、査定価格通りに売り出さなくてもいいとのことだったので、1割ほど高い金額で売却をスタートしました。
結果、その金額で1週間以内に業者さんから購入申し込みが入りました。
東京都在住H様のケース
東京都在住H様は2021年に一括査定サイトを利用し、自宅マンションを売却しました。査定価格に最大1,700万円の差があったH様のケースを紹介します。
転勤を伴う売却で一括査定サイトを利用
🧓🏻(利用者H様)
関西から関東へ転勤が決まり、家族で話し合った結果、全員で引っ越すことになりました。
当初、賃貸に出すことも検討していましたが、訪問査定時に賃貸の相談をした際に、賃貸に出す場合の手続き等が複雑で時間がかかるため、早期売却できる状況でしたので売却しようと思いました。
利用サイトは覚えていませんが、ネットで「マンション 売却 査定」で検索し、最初に表示されたサイトで一括査定しました。
ワンポイント解説
- 査定には訪問査定と机上査定の2種類があります。机上査定は築年数や広さなど、物件の情報だけで査定をする簡易的なものです。訪問査定は実際に物件を確認するため、机上査定より精度の高い査定方法です。
しっかり対応することでしつこい営業は回避できた
🧓🏻(利用者H様)
一括査定サイトから5社、個人的に依頼した会社から1社、計6社の査定結果を受け取りました。そのうちの1社に訪問査定を依頼しました。
初回の電話で営業電話は必要ない旨を伝えたので、しつこさはありませんでしたが、ダイレクトメールが2週に1回程度届いていました。
一括査定サイトによっては、電話連絡の可不可の項目欄があるようですが、ダイレクトメールについては項目がありませんでしたので、不要な場合は一括査定依頼時に自由記入欄等への記入が必要と思います。
ワンポイント解説
- 査定依頼時の自由記入欄の有無はサイトごとで異なります。また、不動産会社の定休日は水曜日と前後の火曜日、木曜日の2日間であることが一般的です。定休日に査定依頼をした場合は、定休日明けに連絡が入ることが多いです。
査定価格の差は最大1,700万円?
🧓🏻(利用者H様)
査定価格は4,300万円〜6,000万円と最大1,700万円の差がありました。
不動産会社は自社で媒介契約を結んでもらいたいので、妥当な価格より高い査定価格を提示されることもあるため、その価格で本当に売れるのか、媒介契約中のフォロー体制が十分か、などを確認して信頼できる会社選びを心がけてください。
これは不動産会社の担当者から聞いた話ですが関西では買主より値引き交渉されることが多く、関東では提示価格での売買契約が多い傾向とのことで、地域ごとの傾向を不動産会社の担当者へ確認することも販売金額に反映させるために必要な情報かと思います。
ワンポイント解説
- ほかにも、固定資産税の基準日が関東と関西では違っていたりと、不動産取引は地域ごとで異なる点があります。知識が豊富で丁寧に分かりやすく教えてくれる担当者を見つけるのがポイントです。
少しでも高く売りたい人は利用すべき
🧓🏻(利用者H様)
複数の会社とのやりとりが発生するため、面倒だと思うこともありますが、時間がかかってもいいから少しでも高く売りたいという方は利用すべきだと思います。
今回は、事前にマンションの管理会社より同マンションでの買い替えを検討されている方の情報を取得していましたので、スムーズに売却ができました。
そのため、買い手はほとんど決まった状態で、どこに仲介を依頼しようかといった状況でした。たとえ、買い手が同じだとしても不動産会社によって売却価格が変わると各担当者が言っていました。もちろん信頼のできない不動産会社に任せるわけにはいきませんが、提示価格や対応などを比較検討して一番よい条件で売れる不動産会社を選ぶべきです。
最大6社に無料査定依頼ができます
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大手住宅メーカーの注文住宅販売や不動産テック企業の仲介業務に4年間携わり、不動産取引にかかわった件数は350件以上にわたります。2021年よりリビンマッチコラムの執筆・編集を担しています。皆さんが安心して不動産取引を行えるよう、わかりやすくリアルな情報を発信します。
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