不動産一括査定をやってみた。流れや注意点、リアルな体験談を紹介

不動産一括査定とは、物件情報を入力するだけで、複数の不動産会社へまとめて査定を依頼できるサービスです。会社ごとの査定価格や担当者の対応を比較できるため、具体的に売却を検討している方に向いています。
実際に利用すると複数社から連絡が来るため、「電話はどのくらい来る?」「査定額にはどれくらい差が出る?」と気になる方もいるでしょう。この記事では、一括査定サイトをやってみた人たちのリアルな感想をお届けします。後悔しないためにも、売却を検討している人はぜひ参考にしてください。
リビンマッチのポイント
不動産の一括査定では、同じ物件でも査定額に1,000万円以上の差が出ることがあります。そのため複数社を比較することで、納得できる条件で売却できる可能性が高まります。
もくじ
不動産一括査定をやってみた結果
一括査定サイトを利用した場合、最初に物件情報や周辺の成約事例などをもとに現地訪問なしで算出する机上査定(簡易査定)を行い、その結果を確認してから必要に応じて訪問査定へ進みます。
サイトによっては机上査定か訪問査定か選択できるところもありますが、基本的には机上査定を利用することになるため、不動産会社の担当者が自宅に来ることはありません。
しかし、実際に利用した人の感想では、複数社の査定額を比較できる便利さがある一方で、依頼後の連絡対応が煩わしかったという意見もみられました。ここでは、実際に一括査定を利用した人の体験談をもとに、利用後に起こりやすいことや使ってみてわかったことを紹介します。
複数の不動産会社から連絡がきた
利用者T様
年齢:60代/男性
2社だけだったので、対応や提案を聞いて消去法で決めました。今回お断りした1社は、査定額も低く仲介で売りに出して売れなかった場合の「買取」の価格も安かったです。
一括査定を利用すると、査定依頼をした複数の不動産会社から電話やメールで連絡が入ります。実際に利用した方のなかには、査定依頼の翌日から次々と電話が入り、少し煩わしく感じたという声もありました。
一方で、必ずしも多くの不動産会社から一斉に連絡が来るとは限りません。物件の所在地や種別によっては、連絡が来る会社が1~2社程度にとどまり、対応であまり手間を感じないケースもあります。
また不動産会社から連絡が入るのは、本人確認や物件情報の確認、査定方法の案内などを行うためです。必要事項に回答したうえで、これ以上の連絡が必要ない場合は、その旨をはっきり伝えましょう。
営業電話をできるだけ減らしたい場合は、査定依頼時の自由記入欄に「連絡はメール希望」「電話可能な時間帯」などを記載しておくとよいでしょう。
不動産会社によって査定額に差があった
利用者S様
年齢:50代/女性
どの不動産会社さんもしっかりとした査定内容でしたが、価格にはちょっと開きがありました。素人から見ても安いなと思ってしまう金額もありました。
やはりできるだけ高い金額で売りたいということもあって、高い査定額に目がいってしまいましたが、その中の1社さんからとても親身な回答をいただいて「任せてみようか」と思ったんです。
一括査定を利用すると複数社の査定額を比較できます。後ほど紹介する体験談でも、会社によって査定額に1,000万円近い差が出たケースや、最大1,700万円の差が出たケースがあります。
査定額に差が出るのは、不動産会社によって参考にする成約事例や販売戦略、得意なエリア、売却見込みの判断が異なるためです。そのため、もっとも高い査定額を出した会社を選ぶのではなく、査定額の根拠や販売戦略、担当者の説明のわかりやすさを考慮して検討することが大切です。
また査定額はあくまで予想価格であり、実際の売却価格と必ずしも一致するものではありません。
予想していたより短期間で売却できた
利用者K様
年齢:60代/男性
約2カ月以内だったと思います。思っていたより早かったですね。
聞いている話では、購入された方は以前から近くでこの物件を見ていたそうです。娘さんが購入して、高齢のお母さんを住まわせてあげたいということでした。
一括査定サイトを利用すると、複数の不動産会社から査定価格だけでなく、売却方法や販売方針についても提案を受けられます。物件に合った不動産会社を見つけられれば、想定より早く売却につながることもあるでしょう。
上記でご紹介した方のほか、リビンマッチを利用した方のなかには1カ月で売却できたという方もいます。不動産会社によって得意な物件や売却方法は異なるため、売却期間も重視したい場合は、似た物件の売却実績や具体的な販売方針も比較するとよいでしょう。
不動産一括査定を実際にやってみたときの流れ

不動産一括査定では、物件情報などを一度入力するだけで、複数の不動産会社へまとめて査定を依頼できるサービスです。実際に利用すると、主に次のような流れで進みます。
- 物件の所在地や種類、面積などの情報を入力する
- 査定を依頼する不動産会社を選ぶ
- 不動産会社から電話やメールなどで連絡が入る
- 机上査定などで査定価格の提示を受ける
- 査定価格やその根拠、担当者の対応などを比較する
- 売却する場合は、依頼したい不動産会社を選ぶ
一括査定サイトを利用したからといって、すぐに不動産会社と契約したり、担当者に自宅へ来てもらったりする必要はありません。まずは訪問しない机上査定で価格の目安を確認し、査定結果や対応を比較したうえで、必要に応じて売却の相談へ進めましょう。
机上査定と訪問査定の違いについては、関連記事で詳しく解説しています。
親が施設に入るタイミングで売却した方の体験談
2022年に不動産一括査定サイトを利用し、マンションを売却した神奈川県在住のY様の体験談を要約してご紹介します。
Y様は、認知症を発症した母親が施設へ入居することになったため、都内にあった親のマンションを売却しました。賃貸に出すことも検討しましたが、中古マンションの価格が上昇していたことや、築年数が40年近くなっていたことから、家族で相談して売却を決めたそうです。
以前、自宅を売却した際に担当者によって対応に差があると感じた経験があり、複数社の査定額や担当者の対応を比較するためY様は一括査定サイトを利用しました。
3社に依頼したところ査定額に大きな差が出た
Y様は、大手不動産会社、地域密着型の会社、駅前にあるフランチャイズ店の計3社に査定を依頼しました。査定依頼の翌日には各社から電話やメールで連絡が入り、仕事中に対応できなかったことで少し煩わしく感じる場面もあったそうです。
ただ、実際に担当者と話してみると、周辺の販売状況や同じマンション内の売却事例など、売却に役立つ情報を得られました。特に大手不動産会社は、査定額の根拠となる資料を用意しており、説明のわかりやすさに安心感があったといいます。
査定額には会社ごとに差があり、1,000万円近くの開きがありました。この経験から、Y様は査定額の高さだけでなく、根拠の説明や担当者の対応も含めて比較することが大切だと感じたそうです。
決め手は査定額よりも安心して任せられること
Y様が重視したのは、もっとも高い査定額を提示した会社ではなく、安心して任せられる会社かどうかでした。売却するマンションは親の所有物件であり、家族信託の手続きも関係していたため、信託不動産の売却に対応できることが最優先だったためです。
最終的に選んだ会社は、同じマンションを売却した実績があり、築古マンションのトラブルに備えたアフターサービスも用意されていました。自宅近くの支店で手続きできたことも、売却を進めるうえで大きな安心材料になったそうです。
媒介契約後すぐに買い付けが入り、スムーズに売却できた
Y様は家族で相談したうえで1社と専任媒介契約を結びました。媒介契約から4日後には購入希望者から買い付け申し込みが入り、2週間後には売買契約を締結できたそうです。
査定額はやや控えめだったものの、不動産会社と相談して査定額より高い価格で売り出した結果、1週間以内に購入申し込みが入りました。Y様は、一括査定を利用したことで複数社の査定額や担当者の対応を比較でき、納得して売却を進められたと感じたとのことです。
転勤で早期売却のために一括査定を利用した方の体験談
東京都在住のH様が、関西から関東への転勤をきっかけに自宅マンションを売却した体験談を要約してご紹介します。当初は賃貸に出すことも検討していましたが、手続きに時間がかかることや、早期売却できる見込みがあったことから、売却を選んだそうです。
H様はインターネットで「マンション 売却 査定」と検索し、一括査定サイトを利用しました。複数の不動産会社に査定を依頼することで、売却価格や担当者の対応を比較したいと考えたためです。
6社に査定を依頼した結果、最大1,700万円の差があった
H様は、一括査定サイト経由で5社、個人的に依頼した会社1社の計6社から査定結果を受け取りました。そのうち1社には訪問査定も依頼し、より具体的な売却相談を行ったそうです。
査定額は4,300万円〜6,000万円と、会社によって最大1,700万円もの差がありました。H様は、査定額の高さだけでなく、その価格で本当に売れる見込みがあるのか、媒介契約後のフォロー体制が十分かを確認することが大切だと感じたそうです。また、地域によって価格交渉の傾向や取引慣習が異なることも、担当者から教えてもらったといいます。
高い査定額を提示されると期待したくなりますが、実際にその価格で売れるとは限りません。こうした情報をわかりやすく説明してくれる担当者かどうかも、不動産会社を選ぶうえで重要な判断材料になります。
連絡方法を伝えることでしつこい営業は避けられた
H様の場合、初回の電話で営業電話は必要ない旨を伝えたので、特にしつこくは感じなかったようです。ただ、ダイレクトメールが2週に1回程度届いていました。
電話連絡の可否を選べる一括査定サイトもありますが、郵送物やメール連絡まで細かく指定できるとは限りません。不要な連絡を減らしたい場合は、査定依頼時の自由記入欄に「電話連絡は不要」「連絡はメール希望」など、希望する連絡方法を書いておくとよいでしょう。
時間はかかったが、条件を比較して納得して売却できた
H様は、複数社とのやりとりに手間はかかったものの、少しでも高く売りたい人には一括査定の利用価値があると感じたそうです。今回は、同じマンション内で買い替えを検討している人の情報も事前に得ていたため、比較的スムーズに売却を進められました。
H様は、信頼できる会社かどうかを見極めたうえで、提示価格や担当者の対応を比較し、よりよい条件で売却できる会社を選ぶことが大切だと感じたそうです。
査定額だけでなく、担当者の説明や販売方針、フォロー体制を比較できるため、自分に合う不動産会社を選びやすくなります。ただし、買主候補がある程度決まっている場合でも、どの不動産会社に仲介を依頼するかによって、売り出し価格の提案や販売活動の進め方が変わることがあります。
リビンマッチを実際に利用した人の口コミ
リビンマッチは多くの人にご利用いただいている不動産一括査定サイトです。全国各地に提携している不動産会社があるため、査定依頼や資料請求の件数は年間で24万件を突破しています。
ここでは、リビンマッチを実際に利用した方の感想の一部をご紹介します。詳細は「利用者の声」でご確認いただけます。
60代 女性 利用日:2026年9月
リビンマッチでは物件周辺で活動する不動産会社とも話すことができたので、地元の会社を含めて比較することにしたんです。
50代 男性 利用日:2026年8月
最初に考えていたよりも、かなり高く売れました。路線価をもとにすると1,500万円程度と考えていましたが、実際にはそれより高い価格になりました。
60代 男性 利用日:2026年8月
まずはリビンマッチを中心に一括査定を利用してみました。ほかの一括査定サイトも使って、複数の会社を比較しています。
60代 男性 利用日:2026年8月
最終的には150万円で売却できました。最初は10万円という話もあり、私自身「手元に残ればラッキー」という感覚から始まっていたので、結果としては本当にラッキーだったと思っています。
家を売却する場合、不動産会社の担当者との相性が非常に重要です。リビンマッチを利用することで複数の不動産会社を比較し、自分に合った不動産会社を見つけられるでしょう。
不動産一括査定をやってみて分かった注意点
一括査定サイトを実際に利用してみると、複数社から一度に連絡が入ることや、会社によって査定額に差が出ることなど、事前に知っておきたい点がいくつかあります。
ここでは、不動産一括査定を利用する前に知っておきたい注意点について詳しく確認していきましょう。
不動産会社から何度も電話やメールがきた
一括査定サイトを利用すると、複数の不動産会社から電話やメールで連絡が入ることがあります。これは、入力情報だけでは足りない詳細な情報を確認する必要があるからです。
不動産の価格は、所在地や築年数、面積だけでなく、室内の状態やリフォーム履歴、周辺の成約事例などによっても変わります。そのため、不動産会社は査定額を算出する前に、詳しい状況を確認するため連絡を行うのです。
まず3社程度を比較し、査定価格の差が大きければ追加で依頼をする、という使い方であれば負担を抑えられるでしょう。
査定額は売却価格と同じではない
不動産会社から提示される査定額は、あくまで「このくらいで売れる可能性がある」という予想価格です。そのため、同じ物件でも不動産会社によって査定額に大きな差が出ることがあります。
ご紹介した体験談でも、3社で1,000万円近い差が出たケースがありました。高い査定額を提示されても、その価格で必ず売れるわけではありません。なぜその価格になるのか、どのような販売戦略で売却を進めるのかを確認することが大切です。
エリアや物件種別によって依頼できる会社数が変わる
物件の所在地や種類によって、査定を依頼できる不動産会社の数が変わってきます。都市部や需要の高いエリアでは複数社に依頼しやすい一方で、エリアによっては対応できる会社が限られるケースがあります。
また、マンション、戸建て、土地、投資用物件など、物件種別によって得意としている不動産会社が異なります。査定依頼できる会社数が多い場合でも、すべての会社が所有する物件の売却に強いとは限りません。
査定額だけでなく、エリアや同じ物件種別での売買実績があるかも確認しましょう。得意とするエリアや物件種別が一致していれば、より現実的な査定や販売戦略を提案してもらえます。
個人情報がどのように提供されるのか確認する
一括査定サイトでは、入力した氏名・電話番号・メールアドレス・物件情報などが査定を担当する不動産会社へ提供されます。そのため、申し込み前にサイトのプライバシーポリシーや利用規約を確認し、「何の情報が」「どのような目的で」「どの範囲の会社へ提供されるのか」を確認しておくことをおすすめします。
また、「最大○社に査定」と書かれている場合は、申し込み画面で実際にどの会社が査定を担当するのか確認しておくと安全です。
売却する予定がない場合は早めに断る
査定結果を確認したうえで売却を見送る場合は、不動産会社へ早めに伝えましょう。査定を受けたからといって、必ず売却を依頼しなければならないわけではありません。
ただし、返答をあいまいにしたままでは、売却意思の確認として電話やメールが続くことがあります。「今回は売却を見送ります」「他社に依頼することにしました」など、簡潔に伝えれば問題ありません。
不要な連絡を減らすためにも、売却しないと決めた時点で、きちんと意思を伝えておくことが大切です。
不動産一括査定で失敗しない不動産会社の選び方
売却を検討している方の場合、一括査定サイトで複数社の査定額が出そろった後は、どの不動産会社に仲介を依頼するかを選択することになります。
最も高い査定額を提示した会社が、必ずしも最適な依頼先とは限りません。契約を獲得するために相場よりも高い査定額を提示するケースもあるため、金額を算出した根拠を具体的に説明できるか必ず確認しましょう。
あわせて、どのような販売活動を行うのか、どの程度の期間での売却を想定しているのか、売れなかった場合にどのように価格を見直すのかなど、売却方針も確認しておくことが大切です。
また、担当者の知識や説明のわかりやすさ、売却に向けた販売方針なども比較し、信頼して任せられる会社を選ぶことが大切です。
リビンマッチなら最大6社に無料査定依頼ができます!
不動産一括査定サイトの「リビンマッチ」では、一度の入力で最大6社の不動産会社へまとめて依頼できます。利用料金は無料で、全国約2,100社以上の不動産会社のなかから、物件に対応できる会社の査定価格を比較できます。
ご紹介した体験談からもわかるように、不動産会社によって査定価格だけでなく、担当者の対応や売却方針にも違いがあります。そのため、「なぜその価格なのか」という根拠や、似た物件の売却実績、具体的な販売方法を比較することが大切です。
査定結果や担当者の対応を比較し、納得できる不動産会社が見つかったら、売却を依頼するか検討しましょう。

大手住宅メーカーの注文住宅販売や不動産テック企業の仲介業務に4年間携わり、不動産取引にかかわった件数は350件以上にわたります。2021年よりリビンマッチコラムの執筆・編集を担しています。皆さんが安心して不動産取引を行えるよう、わかりやすくリアルな情報を発信します。
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
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運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)
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