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- 親の死後に売れない実家を処分する方法とは?早めに準備をしておこう
親の死後に相続した実家の使い道がないため売却しようとしたものの、なかなか売れないケースがあります。
そういった事態を防ぐためには、親の生前に、実家の取り扱いについて親だけでなく兄弟姉妹も含めて話し合いをしておくことが重要です。家族でよく話し合っておくことで、遺産分割などでもめる可能性を大幅に軽減することが可能です。
早めに準備をしても売れない場合は、処分の方法を工夫する必要があります。実家の売却や処分の方法を確認してみましょう。
もくじ
将来的に実家の処分で困る可能性がある方は、親が亡くなった後に実家が売却できないという事態を防ぐために、親が存命中に準備をしておきましょう。
親が亡くなった後に「実家を処分するのか」、それとも「実家を相続するのか」を親や兄弟、親戚と話して決めておきましょう。
特に、先祖代々受け継いできた実家のケースでは、親の死後に処分しようとすると、兄弟姉妹だけでなく親戚とも取り扱いについてもめかねません。
しかしこういった場合でも、親が「実家を処分してもよい」と考えていることを、親戚や兄弟姉妹に事前に伝えておくことで、スムーズに処分できる可能性が高くなります。
具体的には、以下のような内容を決めておきましょう。
さらに、共有名義で実家を残しておくケースでは、以下のような内容も確認する必要があります。
状況によって、話し合うべき内容は変わります。ご自身の状況に合った内容を事前に抽出して、把握しておきましょう。
親が所有している財産を、親が生きているうちに把握しておくことも重要です。
たとえば、親が所有している財産は実家だけだと思っていたが、実は農地も所有していたというケースもあります。
仮に相続時に把握していなかった相続財産が出てくると、親の生前に行った遺産分割の話し合いをもう一度しなくてはいけません。
手間だけでなく、トラブルの原因にもなりかねないため注意が必要です。
親が所有していた不動産を調べるためには、名寄帳と呼ばれる、個人が所有している不動産をすべて確認できる書類を取得すると便利です。
スムーズに実家を相続して、売却するためにも、親の財産は正確に把握しておきましょう。
親から相続した実家を処分する方法は複数あります。
相続した実家を処分する複数の方法を理解しておくことで、売却ができない事態になったとしても、売却以外の方法も選択することが可能です。
実家の処分方法としてメジャーなのが、実家を売却して処分する方法です。現金化できるだけでなく、遺産分割でもめる可能性を軽減できます。
ただし、家自体が残らないため、歴史のある家の場合などは、売却することによって余計にもめるケースもあります。
一般的には、不動産会社に仲介を依頼して、買主を探してもらいます。しかし実家の場合、建物が老朽化しているなどの問題があり、なかなか買主が見つからないケースもあります。
その場合は、後述するような工夫をする必要があります。
実家をどうしても売却したくない場合は、ほかの相続人に住んでもらうのも選択肢のひとつです。
実家を処分したいと考える人の中には、遠方に住んでいるため管理ができないことや、近隣住人とのトラブルを避けたいことが理由の方もいるでしょう。
ほかの相続人に引き継いでもらうことで、自分自身は管理の手間や取り扱いに悩む必要はありません。
ただし、実家を相続しない代わりにほかの遺産をどうするかなど、遺産分割でもめる可能性があるため、よく話し合わなくてはいけません。
実家の処分に困ったら、賃貸として貸し出すのもおすすめです。
賃貸として貸し出すことで、家賃収入を得ることができ、実家の維持費を賄うことができます。思い出の詰まった家を手放す必要もありません。
ただし、賃貸需要がない場所では、入居者が見つからない可能性が高いです。
また、実家が老朽化している場合には、修繕費が必要になるなどコストがかかるケースもあるため、注意が必要です。
実家の処分方法に悩んだらまずは専門家に相談しよう!複数の提案を比較してみましょう!
親が亡くなった後に実家を処分するために売却をしようとしたものの、なかなか売れない場合は、どのような対処をすればよいでしょうか。
有効な3つの方法を紹介します。
なかなか買い手が見つからず売却できないなら、売却価格を下げることを検討してみましょう。
特に実家の場合、以下のようなケースが多いです。
そのため、市場価格で売却しようとしても、売却できないケースがよくあります。
そういった売却できないケースでは、相場価格よりも売却価格を下げることで買主が見つかる可能性が高くなります。
多少売却価格が安くなったとしても、売却することを優先する方は検討しましょう。
「建物が老朽化している」や、「間取りが特殊」などの理由で、買主がなかなか見つからないケースでは、土地を更地にすることで売却できる可能性があります。
老朽化した建物がなくなることで、新築を建てるために土地の購入を検討している買主など、買いたいと考える方が増えるためです。
ただし、更地にするためには、建物の解体費用がかかります。
具体的には、木造住宅の場合は1坪あたり約3万〜6万円、鉄骨造の場合は、1坪あたり約3万5,000〜7万円の解体費用が必要です。
そのため、たとえば34坪の木造住宅のケースでは、約100万〜200万円の解体費用がかかってしまいます。
しかも、更地にしたところで立地がよくないと、売れないといった事態に陥りかねません。解体費用がむだになってしまうおそれもあるため注意が必要です。
更地にして得られるであろうメリットとデメリットをよく加味したうえで、検討しましょう。
立地条件が悪いなどの大きな問題がないのに、何カ月も実家を売却できない場合、不動産会社が積極的に販売活動をしていないことが原因であると考えられます。
また、不動産会社ではなく、売却を担当してくれている方の実力が足りず、売却がうまくいっていないケースもあります。
不動産会社や担当者が原因で実家が売却できていない事態を防ぐためには、一括査定サイトを利用して複数の業者に査定を依頼することをおすすめします。
複数の不動産会社に依頼することで、担当者の対応などを比較検討することが可能です。
査定価格についても比較できるため、明らかにおかしな査定をしている会社を見つけることもできます。
なお、信頼できる不動産会社を見つける際に以下のポイントを理解しておくことで、積極的に販売活動してくれる不動産会社かどうかを見極めることが可能です。
上記の内容を確認することで、信頼性の高い不動産会社を見つけることができます。
実家がなかなか売れない場合はまずは専門家に相談しよう!複数の提案を比較してみましょう!
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