リビン・テクノロジーズが20周年 リビン・テクノロジーズが20周年
東証上場 リビン・テクノロジーズ株式会社(東証グロース上場)が運営するサービスです  証券コード:4445

親の死後に売れない実家を処分する方法とは?生前にやるべきことも紹介

更新日:
親の死後に売れない実家を処分する方法とは?生前にやるべきことも紹介

親の死後に相続した実家の使い道がないため売却しようとしたものの、なかなか売れないケースがあります。

そういった事態を防ぐためには、親の生前に、実家の取り扱いについて親だけでなく兄弟姉妹も含めて話し合いをしておくことが重要です。家族でよく話し合っておくことで、遺産分割などでもめる可能性を大幅に軽減することが可能です。

早めに準備をしても売れない場合は、処分の方法を工夫する必要があります。実家の売却や処分の方法を確認してみましょう。

親の生前にやるべきこと

将来的に実家の処分で困る可能性がある方は、親が亡くなったあとに実家が売却できないという事態を防ぐために、親が存命中に準備をしておきましょう

実家の取り扱いを決める

親が亡くなったあとに「実家を処分するのか」、それとも「実家を相続するのか」を親や兄弟、親戚と話して決めておきましょう。

特に、先祖代々受け継いできた実家のケースでは、親の死後に処分しようとすると、兄弟姉妹だけでなく親戚とも取り扱いについてもめかねません。

しかしこういった場合でも、親が「実家を処分してもよい」と考えていることを、親戚や兄弟姉妹に事前に伝えておくことで、スムーズに処分できる可能性が高くなります。

具体的には、以下のような内容を決めておきましょう。

  • だれが相続するのか
  • 実家以外の遺産の分け方
  • 実家を共有名義で残したときの対応
  • 実家を売却する際の費用負担について

さらに、共有名義で実家を残しておくケースでは、以下のような内容も確認する必要があります。

  • だれが固定資産税や維持費を支払うのか
  • だれが管理するのか

状況によって、話し合うべき内容は変わります。ご自身の状況に合った内容を事前に抽出して、把握しておきましょう。

親の実家以外の財産を把握しておく

親が所有している財産を、親が生きているうちに把握しておくことも重要です。

たとえば、親が所有している財産は実家だけだと思っていたが、実は農地も所有していたというケースもあります。

仮に相続時に把握していなかった相続財産が出てくると、親の生前に行った遺産分割の話し合いをもう一度しなくてはいけません。

手間だけでなく、トラブルの原因にもなりかねないため注意が必要です。

親が所有していた不動産を調べるためには、名寄帳なよせちょうと呼ばれる、個人が所有している不動産をすべて確認できる書類を取得すると便利です。

スムーズに実家を相続して、売却するためにも、親の財産は正確に把握しておきましょう。

実家の処分方法

親から相続した実家を処分する方法は複数あります。

相続した実家を処分する複数の方法を理解しておくことで、売却ができない事態になったとしても、売却以外の方法も選択することが可能です。

売却する

実家の処分方法としてメジャーなのが、実家を売却して処分する方法です。現金化できるだけでなく、遺産分割でもめる可能性を軽減できます

ただし、家自体が残らないため、歴史のある家の場合などは、売却することによって余計にもめるケースもあります。

一般的には、不動産会社に仲介を依頼して、買主を探してもらいます。しかし実家の場合、建物が老朽化しているなどの問題があり、なかなか買主が見つからないケースもあります。

その場合は、後述するような工夫をする必要があります。

身内のだれかが引き継ぐ

実家をどうしても売却したくない場合は、ほかの相続人に住んでもらうのも選択肢のひとつです。

実家を処分したいと考える人の中には、遠方に住んでいるため管理ができないことや、近隣住人とのトラブルを避けたいことが理由の方もいるでしょう。

ほかの相続人に引き継いでもらうことで、自分自身は管理の手間や取り扱いに悩む必要はありません

ただし、実家を相続しない代わりにほかの遺産をどうするかなど、遺産分割でもめる可能性があるため、よく話し合わなくてはいけません。

賃貸として貸し出す

実家の処分に困ったら、賃貸として貸し出すのもおすすめです。

賃貸として貸し出すことで、家賃収入を得ることができ、実家の維持費を賄うことができます。思い出の詰まった家を手放す必要もありません。

ただし、賃貸需要がない場所では、入居者が見つからない可能性が高いです。

また、実家が老朽化している場合には、修繕費が必要になるなどコストがかかるケースもあるため、注意が必要です。

親の死後売れない実家を売却するには

親が亡くなったあとに実家を処分するために売却をしようとしたものの、なかなか売れない場合は、どのような対処をすればよいでしょうか。

有効な3つの方法を紹介します。

売却価格を下げる

なかなか買い手が見つからず売却できないなら、売却価格を下げることを検討してみましょう。

特に実家の場合、以下のようなケースが多いです。

  • 老朽化している
  • 立地条件が悪い

そのため、市場価格で売却しようとしても、売却できないケースがよくあります。

そういった売却できないケースでは、相場価格よりも売却価格を下げることで買主が見つかる可能性が高くなります。

多少売却価格が安くなったとしても、売却することを優先する方は検討しましょう。

更地にして売る

「建物が老朽化している」や、「間取りが特殊」などの理由で、買主がなかなか見つからないケースでは、土地を更地にすることで売却できる可能性があります。

老朽化した建物がなくなることで、新築を建てるために土地の購入を検討している買主など、買いたいと考える方が増えるためです。

ただし、更地にするには、建物の解体費用がかかります。具体的な解体費用の目安は以下のとおりです。

建物の解体費用
  1坪あたりの解体費用の目安
木造住宅 約3万〜6万円
鉄骨造住宅 約3万5,000〜7万円

たとえば、34坪の木造住宅のケースでは、約100万〜200万円の解体費用がかかってしまいます。

しかも、更地にしたところで立地がよくないと、売れないといった事態に陥りかねません。解体費用がむだになってしまうおそれもあるため注意が必要です。

更地にして得られるであろうメリットとデメリットをよく加味したうえで、検討しましょう。

複数の専門家に査定を依頼する

立地条件が悪いなどの大きな問題がないのに、何カ月も実家を売却できない場合、不動産会社が積極的に販売活動をしていないことが原因であると考えられます。

また、不動産会社ではなく、売却を担当してくれている方の実力が足りず、不動産売却がうまくいっていないケースもあります。

不動産会社や担当者が原因で実家が売却できていない事態を防ぐには、不動産の一括査定サイト「リビンマッチ」を利用して複数の専門家に査定を依頼しましょう

複数の不動産会社に依頼することで、担当者の対応などを比較検討できます。

査定価格についても比較できるため、明らかにおかしな査定をしている会社を見つけることもできます。

なお、信頼できる不動産会社を見つける際に以下のポイントを理解しておくことで、積極的に販売活動してくれる不動産会社かどうかを見極めることが可能です。

  • 販売実績が豊富である
  • マンションや一軒家など実家と同じ物件の種類の取り扱いを得意としている
  • 担当者のレスポンスが早い

上記の内容を確認することで、信頼性の高い不動産会社を見つけることができます。

なかなか実家が売れない状態が続くのは、大きな負担でしょう。いますぐリビンマッチを利用してストレスから解放されましょう。

実家の処分に関するよくある質問

親の死後、実家がなかなか売れない場合どうしたらいい?
売却価格を下げることや、更地にして売ることが有効です。また、不動産会社が原因で売れない場合もあるため、複数の業者に査定を依頼してみましょう。
実家を売却する以外に処分方法はある?
どうしても売却したくない場合は、ほかの相続人に住んでもらうのがよいでしょう。また、賃貸として貸し出せば、家賃収入を得ることもできます。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
誤字脱字や事実誤認などございましたら、ぜひともご指摘ください。

コンテンツの引用ルール

運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)

カテゴリー
不動産売却コラム
タグ
相続

リビンマッチコラムを引用される際のルール

当サイトのコンテンツはどなたでも引用できます。 引用にあたって事前連絡などは不要です。 コンテンツを引用される際は、引用元が「リビンマッチ」であることを必ず明記してください。

引用ルールについて

カテゴリー一覧

Copyright © Living Technologies Inc. All rights reserved.
ページトップへ
コンシェルジュ

完全無料でご利用できます