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- タワーマンション購入に後悔する理由と向いている人の特徴を紹介
タワーマンション(タワマン)に憧れを抱く人は多いです。
しかし、実際に住んでみると後悔したという声が多いのも事実です。
では、購入者は、どのような点で後悔してしまうのでしょうか。
この記事では、タワーマンション購入に後悔する理由と、タワーマンションに向いている人の特徴を紹介します。
もくじ
タワーマンションに明確な定義はありませんが、一般的に約20階建て以上の居住用建築物のことをいいます。
タワーマンションの充実した共有施設や、素晴らしい眺望に満足している人もいる一方、購入したことを後悔している人もいます。
ここでは、タワーマンションを購入して後悔する理由について紹介します。
マンションを購入すると、管理組合に加入する義務があります。
一般的には、日常の管理業務は外部の管理会社に委託されるため、入居者が清掃などの管理をすることはありません。
しかし、定期的な総会や役員・理事の持ち回りなどで負担が生じます。
特にタワーマンションは住んでいる人の数が多いので、総会を開催すると長丁場になります。また、理事などの役員になってしまうと、大人数への対応が必要です。
このように、管理組合の負担が大きいことに不満を感じ、後悔する人が多いです。
規模が大きいタワーマンションの戸数は1,000戸以上あり、入居している人数は大変多いです。
エレベーターもそれなりの基数を用意していますが、それでも朝の時間帯は混雑します。
特に、高層階に住んでいるとエレベーターの待ち時間が長く、通勤時間に影響します。
また、地震などの災害時にはエレベーターが停止してしまうため、階段での上り下りが大きな負担となります。
タワーマンションでは、洗濯物をベランダに干すことを禁止していることが一般的です。
これは、高層階は風が強く洗濯物などが落下してしまうと、通行人や別の住人に迷惑がかかったり、事故になったりするおそれがあるからです。また、ベランダに洗濯物が干されていると、タワーマンションの景観を損ね、イメージを崩してしまうという理由で、禁止しているケースもあります。
洗濯物は、室内干しか乾燥機などで対応しなければならないことに、負担を感じる人も多いです。
修繕積立金とは、毎月徴収される、マンションの大規模修繕工事に向けた積立金のことです。
タワーマンションの場合、階数が多く建物の規模が大きいため、修繕工事の規模も大きいです。そのため、修繕積立金も高額になります。
毎月のローン返済にプラスして高額な修繕積立金の負担に、後悔するケースも多いです。
タワーマンションだからといって、購入後も市場価値が維持されるわけではありません。
もちろん、ほかのマンションよりも市場価値が高値を維持しやすい傾向はあります。しかし、実際に売却してみると、思うほど高値にならないケースも多いです。
マンションは新築時が最も価格が高く、入居者が足を踏み入れた瞬間、大きく価値が下がるといわれています。
そのため、購入後は資産価値が大きく低下し、その後も築年数に応じて価値は低下していきます。
高層階になればなるほど、地震の揺れが大きく、長時間にわたって揺れが続きます。
小さな地震でも、高層階では揺れが大きくなるため、家具を固定するなどの対策が必要です。
また、人によっては強風でも揺れを感じるケースがあります。
日常生活に支障をきたすほどの揺れはないでしょうが、体調を崩してしまう人もいます。
生まれつきタワーマンションに住んでいる子どもは高さに慣れてしまい、高所で遊ぶことに危険性を感じなくなることがあります。
窓に鍵をかけていても、子どもがいつの間にか鍵を開けていたというケースは珍しくありません。
子どもに危険性がないかを常に気を配る生活は、親にとってストレスとなるおそれがあります。
タワーマンションで一般的に設置されている宅配ボックスは、1階に設置されているケースがほとんどです。
そのため、荷物の受け取りの度に1階まで足を運ぶ必要があります。
宅配員に玄関まで荷物を運んでもらうことも可能です。しかし、セキュリティが強化されているタワーマンションは、宅配員が部屋につくまでに、二重三重のセキュリティを通過する必要があります。何度もインターホンで解錠の対応をしなければならないのは面倒です。
日常的にamazonや楽天を利用する人にとっては、荷物の受け取りを大きな負担と感じてしまうことがあります。
ゴミ捨て場も基本的には、1階に設置されています。各階にゴミ捨て場を設置しているタワーマンションもありますが、そうでない場合は、ゴミ出しの度に1階までゴミを運ぶ必要があります。
朝の混雑時に大きなゴミ袋を持ってエレベーターに乗り込むのは、周りの目が気になります。また、1回では捨てきれないゴミの場合は、何往復もする必要があり、大変面倒です。
毎日の生活に欠かせないゴミ出しを、負担に感じてしまいます。
タワーマンションのカーストはドラマの世界だけの話ではありません。カーストとは、一般的に身分制度を示す際に利用されます。
「高層階に住んでいる人ほど偉い」という根拠のないカーストや人間関係に悩まされている人は現実にいます。
子どもの幼稚園や小学校は、同じタワーマンションの住人が同じ学校に通うことが多く、カーストが子どもにも影響するおそれがあります。
人間関係の悩みはタワーマンションに限ったことではありませんが、タワーマンション独自の格差に苦労するかもしれません。
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タワーマンションにはメリットも多く、後悔している人ばかりではありません。
どのような人がタワーマンションに向いているのかを見ていきましょう。
タワーマンションはハイステータスの象徴といえます。
以下のような共有設備がついているケースも多く、ほかのマンションに比べ設備が充実しています。
また、高層階からの眺望がすばらしいため、友人や知人が遊びに来ると、優越感を得られることもあるでしょう。
ほかのマンションでは味わえない満足感を得たい人には、タワーマンションが向いています。
タワーマンションは、毎月のローン返済が高額になるだけでなく、管理費や修繕積立金などの負担も大きいです。
それらを負担に感じないような収入がある人であれば、資金面で後悔することはないため、向いているといえます。
また、現状では資金面に余裕があっても、将来のライフイベントによって収支は変わります。結婚や子どもの成長、転勤など今後のライフイベントも踏まえて、長期的な収支計画を立てたうえで、購入を検討するとよいでしょう。
虫は低層階ほど、出現するといわれています。
高層階でも、虫が服についていたりエレベーターに乗ってきたりといったケースがあるため、絶対に出現しないとはいえません。しかし、20階以上の高層階となれば、虫に対する心配は少なくなります。
窓を開けても虫が侵入する心配がなく、虫が苦手な人は快適に過ごせるのでおすすめです。
タワーマンションでの生活を満足させられるかは、向き不向きもあります。そのため、後悔する理由などを参考に、購入前に自分と合っているのかをしっかりと検討することが大切です。
すでに購入したことを後悔して住み替えを検討している人は、早めに売却することを検討してください。
売却のタイミングを計っている間にもマンションの資産価値は低下していきます。
悩んでいるという人も、まずは売却査定をしてもらいましょう。現在の価値を確かめることで、住み替えるかどうかの検討材料としましょう。
売却するときは、一括査定サイトを利用して複数の不動産会社に査定依頼をしましょう。
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