【注意!】売れない家の特徴!不動産売却を成功させる5つの対処法

なかなか売れない家には、いくつかの特徴があります。どれだけ待ってもよい成果が得られない場合は、売ろうとしている家がそういった特徴に当てはまっていないかチェックしましょう。なかなか売れない原因がわかれば、あとは原因を解消するための対処を行うだけです。
不動産売却を成功させるため、なかなか売れない家の特徴をまず確認してください。
もくじ
なかなか売れない家 5つの特徴
売りに出してもなかなか売れない家には、何らかの原因があります。ここでは、すぐに買主が決まらない理由について解説します。
それぞれの売れない理由について、詳しく解説していきます。
汚れが目立つなど生活感がある
「外観が薄汚れている」「クロスにシミがあり剥がれかけている」「水回り設備が老朽化している」など、汚れが目立ったり生活感がにじみ出ていたりすると、すぐに家が売れることはないでしょう。
家を購入するときは第一印象で決まる場合が多いので、手入れがきちんとされていない家では、購入希望者によい印象を与えられません。古い家だったとしても、日頃から掃除をして清潔に見せる必要があります。
駅から遠いなど立地が悪い
立地条件が悪いのも家が売れない原因のひとつです。駅から歩いて30分以上かかるなど、最寄り駅まで遠く、バスなど交通機関が不便な地域の物件は敬遠されてしまいます。
特に、電車などを利用して通勤・通学する会社員の家庭には、避けられやすいでしょう。
相場より価格が高い
市場価格より高い価格で家を売りに出している場合も売れません。いまは不動産情報ポータルサイトなどで、誰もが市場価格をリサーチできる時代です。そのため、いくら高く売りたかったとしても、家の価値に見合わない売却価格をつけてしまうと、いつまで経っても売れることはないでしょう。
適切な売却価格を知るには、不動産一括査定サイトなどを利用して、複数の不動産会社から自宅の査定価格を提示してもらいましょう。
前面道路が狭い
家の前面道路の幅が極端に狭い場合も、車の車庫入れで神経を使うため売れにくいです。車で通勤している人の場合、日常的に車庫入れがあるため、いくら安い価格で売り出しても敬遠されるでしょう。購入する車のサイズも限られてしまいます。
また、前面道路が狭い家の周辺は、家が密集していることも珍しくありません。隣近所が近すぎるとお互いのプライバシーが筒抜けになりやすく、家にいても落ち着いた気分になれません。
環境や治安が悪い
家そのものには問題がなくても、地域の環境や治安が悪いとなかなか家が売れません。
たとえば、家の周辺にゴミ処理場や火葬場、刑務所など、いわゆる「嫌悪施設」があると、避けられる傾向があります。夜間は暗がりになる、繁華街が近いなど防犯面で心配があるエリアも同様です。空き巣やひったくりなど犯罪が多発するエリアも自宅として住むには不安な面があります。
売れにくい家を売るための対処法
3カ月以上経ってもなかなか売れない家の場合は、何らかの対策を立てないといつまで経っても家を売ることはできません。
ここでは売れにくい家を売るための対処法を5つ紹介します。
それぞれの対処法について、具体的に解説します。
ハウスクリーニングを実施する
家のなかが散らかっている場合は、まず、整理整頓をしましょう。不用品を片付け、広々とした空間を演出すると購入希望者によい印象を与えられます。
経年による汚れで掃除をしても落ちない場合は、プロのハウスクリーニングに依頼して徹底的にきれいにしてもらいましょう。特にキッチンやバスルーム、トイレなどの水回りの汚れ落としは素人では限界があるので、掃除のプロであるハウスクリーニング業者への依頼がおすすめです。
立地以外のメリットをアピールする
「交通アクセスが悪い」「最寄り駅から遠い」など立地条件がよくない場合は、それを逆手に取ったメリットをアピールすることが必要です。
たとえば、駅から遠い不便な住宅地にある場合は「静かで平穏な環境」、坂を登り切った家など高台にある家の場合は「眺望のよさ」をアピールしましょう。
繁華街が近く、防犯面で不安な点がある地域は「利便性のよさ」も強みです。どんなエリアにもよいポイントはあるので、見つけ出してアピールしましょう。
売却価格を見直す
売り出し価格が市場価格とマッチしていない場合、いつまで待っても家は売れません。3カ月以上経っても家が売れない場合は、売却価格を見直してみましょう。
売主としては少しでも高く売りたいものですが、あまりにも市場価格と見合っていないと家を買ってくれる人はあらわれません。不動産ポータルサイトなどで同じ時期に売り出した物件の価格を参考にしましょう。
広告の出し方を見直す
家を売却する際は、仲介する不動産会社が不動産ポータルサイトなどに広告を出すのが一般的です。広告を出していてもなかなか家が売れない場合は、写真などを見直してみましょう。
内装の様子がぼやけているなど、魅力的でない写真は購入希望者の目を惹きつけることはないためです。購入希望者が内覧をしたいと思わせるには、家の外装や内装、住宅設備などをはっきり見せる必要があります。売却する家の写真を撮影し直して、人目を引く魅力的な写真を掲載し直しましょう。
複数の不動産会社と一般媒介契約を結ぶ
不動産を仲介する不動産会社との契約には、「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類があります。
専属専任媒介契約を結ぶと、その不動産会社としか取引ができません。そのため、なかなか売れない場合は、売却時期がかなり遅くなってしまいます。また、専属専任媒介契約は自社で買主を見つけるために物件情報を広く流通させない、いわゆる「囲い込み」をするケースもあります。
ただ、専属専任媒介契約の契約有効期間は3カ月以内なので、成果がなかったら契約の更新をせずに、複数の不動産会社と一般契約を結びましょう。
契約する不動産会社選びも重要!
家を適切な価格で早く売るには、契約する不動産会社選びが重要です。ここでは、ダメな不動産会社と信頼できる不動産会社の特徴について紹介します。
ダメな不動産会社の特徴
家を売るのに適していない、ダメな不動産会社の特徴は次のとおりです。
- 専任媒介契約を契約後、販売活動を怠けて放置する
- 買主がつかないという理由で売主に大幅な値下げを要求
- ほかの不動産仲介会社から問い合わせがあっても対応しない(囲い込み)
専任媒介契約を結ぶと、売主はほかの不動産会社に家の売却を依頼できません。そのため、販売活動を熱心に行わない不動産会社の場合、いつまで経っても家が売れることはありません。3カ月で契約期間が切れるので、このような業者とは契約更新はせずに解除しましょう。
また、買主がつかないからと、安易に売却価格を下げるよう売主に要求するケースもあります。
もっともダメなのは「囲い込み」をする不動産会社です。不動産会社は自社で買主を見つけることで、売主と買主の両方から手数料を得られます。いわゆる両手取引と呼ばれており、それを狙っているため、ほかの不動産会社からの問い合わせを無視するのです。これを囲い込みといいます。
信頼できる不動産会社の特徴
大切な家の売却を任せられる、信頼できる不動産会社の特徴は以下のとおりです。
- 問い合わせをするときの対応がよい
- レスポンスが早い
- 査定価格の根拠を説明できる
問い合わせをしたときの対応で、その不動産会社や担当者が信頼できるかどうかが判断できます。売主の希望をなるべく重視してくれて、誠実な姿勢で販売活動をしてくれる不動産会社なら信頼に値します。
顧客からの質問や要望などに関してレスポンスが早い不動産会社も優良です。顧客の不安や疑問についてすぐに調べて対応してくれる不動産会社なら安心して依頼できます。
また、家の査定価格がどのような理由で決まったのかを、根拠を示しながら具体的に説明してくれる不動産会社も信頼できます。高ければよいというわけではなく、適切な価格を提示してくれることが重要です。
リビンマッチがよい不動産会社をご紹介!
よい不動産会社を見つけるには、できるだけ多く家の査定を依頼することが大切です。不動産会社から提示された査定価格、担当者の対応などを比較し、自分に合った会社と契約をしましょう。
「リビンマッチ」は売ろうとしている家に対応できる不動産会社を紹介するサービスです。家の情報や所有者の連絡先を一度入力するだけで、複数の不動産会社に査定を依頼できます。やみくもに複数の不動産会社に査定を依頼するよりも、効率よく不動産会社を見つけられます。なかなか家が売れなくて悩んでいる人は、リビンマッチで査定を依頼してみましょう。
売れないときは不動産買取も検討を
よい不動産会社を見つけたのに売却できないときは、不動産買取での売却も検討しましょう。不動産会社が不動産を買い取る売却方法のことで、買主を探す必要がないため、スピーディに売ることが可能です。
ただし、不動産買取には次のデメリットがあるため、よく検討したうえで決定しましょう。
- 買取価格が市場価格の6~8割程度
- 対応できる不動産会社が少ない
- 物件によっては断られることがある
不動産買取は高く売るのは諦めて、早く手放したいときにおすすめです。
リビンマッチでは不動産買取に対応できる不動産会社の紹介にも対応しています。複数の不動産会社を紹介しますので、査定価格のもっとも高い会社へ売却しましょう。
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