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アスベスト

(アスベスト)

アスベストは、天然鉱物から採れる繊維で、日本では主にクリソタイル(白石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)が利用されてきました。不燃性や耐熱性、熱や電気の絶縁性、耐久性、耐腐食性に優れているため、1955年頃から耐火被覆材として吹き付けられたり、建材として広く使用されてきました。しかし、その発がん性などの健康への悪影響が知られるようになり、現在では原則として製造・使用が禁止されています。

WHO(世界保健機関)によると、空気1リットル当たり5本のアスベストを1年間吸い続けると、10万人に15人が中皮腫やじん肺などで死亡するリスクがあるとされています。アメリカでは1970年代初めから法規制が始まり、日本でも1975年の「特定化学物質等障害予防規則(特化則)」の改正を皮切りに、アスベスト含有製品に関する規制が強化され、2004年には含有率1%を超える建材の製造が禁止されました。

アスベストは微細な繊維で飛散しやすく、人体に滞留すると肺がんや悪性中皮腫の原因となり得ます。現在、新築時のアスベスト使用は禁止されており、建築物を解体する際にはアスベスト使用の有無を調査し、使用されている場合には飛散防止のための対策が義務付けられています。また、1970年代以前に幅広く使用されていたアスベストが原因で、肺がんや中皮腫による死亡者が増加しており、2040年までにそれらによる死亡者が10万人に達すると予測されています。

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