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不動産の売却理由ランキング!代表的な6つの理由について解説。嘘をついて売るのは問題ない?

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不動産の売却理由ランキング!代表的な6つの理由について解説。嘘をついて売るのは問題ない?

不動産の売却理由には、離婚した場合などネガティブなものと、ライフスタイルの変化や家族構成の変化といったポジティブなものがあります。

本記事で代表的な売却理由を確認して、ぜひ不動産の売却を検討する材料にしてみてください。

また、ネガティブな理由の場合、購入者に嘘をついて売却するのは問題ないのでしょうか。適切な伝え方などもいっしょに確認してみましょう。

100人に聞いた!不動産の売却理由ランキング

インターネット調査で100人に聞いた不動産の売却理由をランキングにしました。

不動産の売却理由

不動産の売却理由

不動産の売却理由ランキング
順位 売却理由 割合(%)
1 相続 42.0
2 家族構成の変化 14.0
3 転勤 12.0
4 資金が必要になった 10.0
5 その他 5.0
6 住宅ローンが払えなくなった 5.0
7 物件に対する不満 5.0
8 離婚 4.0
9 近隣トラブル 3.0

なお、回答者が売却した不動産の種別は、以下のとおりです。

売却した不動産の種別

売却した不動産の種別

それぞれの種別に分けて内訳をみてみましょう。

戸建ての売却理由

戸建てを売った46人の売却理由は、以下のような内訳です。

戸建ての売却理由
売却理由 人数(人)
相続 21
転勤 7
家族構成の変化 5
資金が必要になった 5
離婚 3
その他 2
住宅ローンが払えなくなった 2
物件に対する不満 1

その他と答えた人は、理由として、道路の新設によって転居を余儀なくされたことや、より気に入った物件を見つけたことを挙げています。

マンションの売却理由

マンションを売却した35人は、どのような理由で売ることを決めたのでしょうか。

マンションの売却理由
売却理由 人数(人)
家族構成の変化 9
相続 8
転勤 5
近隣トラブル 3
物件に対する不満 3
その他 2
資金が必要になった 2
住宅ローンが払えなくなった 2
離婚 1

その他を選んだ人の中には、経年劣化を理由に売却を決断した方もいます。

注目するポイントとしては、近隣トラブルでマンションを売却した人が3人もいることです。マンションはひとつの建物に多くの人が住んでいるため、生活や価値観の違いから、戸建てよりも近隣トラブルが起きる可能性が高いといえます。

土地の売却理由

土地を売却した19人の回答は、以下のとおりです。

土地の売却理由
売却理由 人数(人)
相続 13
資金が必要になった 3
その他 1
住宅ローンが払えなくなった 1
物件に対する不満 1

その他を選んだ方は、土地を買いたいという人が名乗り出たため、売却を決めたそうです。

戸建てやマンションであれば、物件の状態によっては住んだり、賃貸に出したりする選択肢もあります。一方で土地の場合は、活用するには建物や設備などの初期投資が必要なため、相続しても使い道に困ってしまい手放す人が多いと考えられます。

代表的な不動産の売却理由は6つ!

購入者にネガティブな印象を与える理由の場合、スムーズに売却するためには対策が必要です。反対にポジティブな印象を与える理由であれば、正直に伝えると、買主や購入希望者からも好印象を持ってもらえます

前述したアンケート結果で出た売却理由は、大きく6つのケースに分けられます。ポジティブな理由とネガティブな理由に分類すると、以下のとおりです。

代表的な不動産の売却理由
分類 理由
ネガティブな理由 離婚
資金面の問題
立地や環境が悪い
ポジティブな理由 ライフスタイルの変化
家族構成の変化
相続したが使い道がない

ネガティブな理由でも伝え方を工夫するだけで、それほど悪い印象を与えずに済みます。ここでは、それぞれの理由について詳しくみてみましょう。

理由1:離婚

離婚に伴い、それまで住んでいた家を売却するケースもあります。

以下は、投資用不動産ではありますが、実際に離婚をきっかけに不動産を売却した方の体験談です。

売却するきっかけは、恥ずかしながら離婚することになりまして…話し合いの結果、資産の整理をしてから分配という事に決まったんです。

中でも一番大きな金額になるものが投資マンションだったんですが、金額が金額でどちらか一方が所有するというわけにいかず、売却してお金にしてから分けるということにまとまりました。

リビンマッチ「離婚でマンションを売却することに🏢わずか5日でスピード売却」

離婚するときは、夫婦間で財産分与が行われます。預貯金や家財道具、車などのほか、不動産も財産分与の対象です。そのため家を売却し、その資金を夫婦で分け合うケースがあります。

夫婦のいずれか一方の名義になっている財産であっても,実際には夫婦の協力によって形成されたものであれば,財産分与の対象となります。

法務局「財産分与」

早期離婚の場合は、家のローンが残っているため、売却した資金をローンの返済に充てる場合もあります。

離婚を理由とした売却は、「縁起が悪い」としてネガティブな印象を持つ方もいるため、必ずしも簡単に売れるわけではありません。

理由2:資金面の問題

病気や生活資金などの、まとまった資金が必要になったことが理由で売却するケースもあります。

資産である持ち家を売却することで現金化できるため、高額な資金が必要な場合の選択肢のひとつです。

また、ローンの支払いが困難になり、売却するケースもあります。この場合、売主側としては言い出しにくい理由ですが、買主側はそれほどネガティブな印象を持たないといわれています。

理由3:立地や環境が悪い

物件に対して下記のようなネガティブな理由で不動産を売却するケースもあります。

  • 思っていたより使い勝手が悪かった
  • 隣人とトラブルがあった

周辺環境や物件そのものになんらかの問題があるため、買主の購買意欲は下がってしまいます。そのため、簡単には売却できない可能性があります。

設備や構造に関わる部分に問題がある場合は、正直に伝える必要があります。個人的な好みの問題で売却する場合は、ネガティブな言い方をせずに、伝え方を工夫しましょう

理由4:ライフスタイルの変化

転勤や子どもの通学といったライフスタイルの変化によって、家を売却するケースもあります。この場合は、築年数も浅く、物件や立地自体には問題ありません。

ライフスタイルの変化がなければ、そのまま住み続けていた可能性も高いことを考えると、ポジティブな理由での売却といえるでしょう。売却理由を正直に伝えたほうが、好印象です。

理由5:家族構成の変化

  • 当初予定したよりも子どもが増えた
  • 子どもが独立して部屋が余った

上記のような理由で売却するケースもあります。

以下は、実際に家族構成の変化をきっかけに不動産を売却した方の体験談です。

家族が増えて手狭になったので、大きいところを探して引っ越そうという話がでたのがきっかけでした。

リビンマッチ「家族が増えて手狭になったので引っ越しすることに🏘」

この場合も、ライフスタイルの変化と同様に物件や立地には問題ないでしょう。

あくまでも売主自身の理由による売却になるため、買主や購入希望者にもポジティブな印象を持ってもらえます。このケースも、売却理由を正直に伝えたほうがよいケースです。

理由6:相続したが使い道がない

すでに住んでいる家がある場合、相続した家の使い道はありません。

不動産を所有していると、固定資産税や維持管理などのコストが発生します。

固定資産税は、毎年1月1日(賦課期日)現在の土地、家屋及び償却資産(これらを「固定資産」といいます。)の所有者に対し、その固定資産の価格をもとに算定される税額をその固定資産の所在する市町村が課税する税金です。

東京都主税局「固定資産税・都市計画税(土地・家屋)」

さらに維持管理するための労力や時間も必要なため、相続した家は売却してしまうケースがあります。

以下は、実際に相続をきっかけに不動産を売却した方の体験談です。

夫の実家の処分を検討しておりました。義父母が一昨年亡くなり、夫含めて兄弟は二人いたのですが、居住地は他府県でした。

田舎という場所で、家の規模も大きかったので固定資産税が懸念点でした。

リビンマッチ「持て余していた相続物件が想定の3倍の値段で売却!」

ただし、相続した家は築年数も経過していることが多く、なかなか売却できないという現実もあります。その場合は、リフォームをするといった対策も必要です。

そのため、売却価格が下がるといった問題が発生します。

売却理由の重要性

不動産の売却にとって売却理由は重要な意味を持っています。特にネガティブな売却理由の場合、説明責任が発生するだけでなく、買主や購入希望者が不安を感じるおそれがあります。

売主には契約不適合責任がある

売主は買主や購入希望者に対し、契約締結に大きな影響を与える理由を説明する義務があります。

契約不適合責任と呼ばれ、契約締結を左右する理由があるにもかかわらず、説明しないまま売却した場合、損害賠償や契約解除といったトラブルが発生するおそれがあります

たとえば、雨漏りがあるのにも関わらず、伝えずにそのまま売却してしまうと後々トラブルにつながるでしょう。

不要なトラブルを回避するためにも、必要がある理由はすべて伝えておきましょう。

買主にとって重要

買主や購入希望者にとって、売却理由は気になるものです。

築浅物件で売りに出されている物件の場合、何か重要な欠陥や問題があるのではないかと危惧してしまいます。また、相場よりも値段が安い物件の場合であれば、事故物件の可能性や使い勝手の悪さを勘ぐります。

買主が不安を持った状態では、なかなか売却まで結びつきません。スムーズに売却するためにも、理由を言える範囲で伝えるようにしましょう。

売却に与える影響

売却理由によっては、その理由が売却自体に大きく影響を与える可能性があります。

ネガティブな理由により家を売却する場合、当然ながら相場での売却は困難です。

一般的に、一生に一度の買い物として家を購入します。そのため、中古物件であっても条件がよい物件を購入したいと思っています。ネガティブな理由で売却される物件にはなかなかよい印象を持ってもらえず、結果的に売却価格を下げざるを得ません。

さらに、売却期間が延びてしまうおそれもあります。相場よりも安い物件とわかった時点で「なにか問題があるのではないか?」と勘ぐります。そのためなかなか買い手が見つからず、売却期間も延びてしまうというわけです。

嘘の売却理由を買主に伝えてもよい?

不動産を売却する場合、嘘の売却理由は伝えてはいけませんが、必ずしも正直に伝える必要はありません。伝え方を工夫することで、買主にポジティブなイメージを持ってもらうことも可能です。

必ずしも正直に言わなくてもよい

売主には契約不適合責任がありますが、すべての理由を正直に伝える必要はありません。何がメリットやデメリットと感じるかはその人の価値観次第です。

売主にはデメリットと思っていることでも買主にとってはメリットと感じる可能性があります。そのため、デメリットと考えている理由であっても言い換えられないかを考えましょう。

たとえば、売主が迷惑と思っていた繁華街の騒音も、繁華街から近くて気軽に呑みに行ける場所と言い換えることができます。周辺にお店がない場所でも、閑静な住宅街と伝えれば、ポジティブなイメージに変わります。

すべてを自身の捉えたイメージのまま伝えるのではなく、できるだけポジティブなイメージで伝えられないか考えてみましょう。

対策とセットで伝える

どんなに考えてもポジティブなイメージでは伝えられない理由もあるでしょう。その場合は理由だけを伝えるのではなく、対策もセットで伝えると、買主のネガティブなイメージを和らげることができます。

たとえば大きな窓があり寒い空気が部屋に入ってくる物件では、防寒対策をセットで伝えます。

売却理由の伝え方は専門家に相談をしよう

売却理由をポジティブに伝えたり、対策とセットで伝えたりすると、ネガティブなイメージを和らげることはできますが簡単ではありません。買主に情報を与えすぎても、購入意思が揺らぐ可能性があります。

売却の専門家である不動産会社であれば、どのように伝えたらよいのかを一緒に考えてくれます。さまざまな物件を扱ってきているため、伝え方の知識や経験を豊富に持っています。

ひとりで考え込まずに、まずは専門家に相談してみましょう

相談する不動産会社を探すには、一括査定サイトの「リビンマッチ」を利用しましょう。リビンマッチは、簡単な物件情報を入力するだけで、経験豊富で優良な複数の不動産会社に査定依頼ができる無料のインターネットサービスです。手間をかけずに、査定価格や担当者の対応を比較できるので、自分に合った不動産会社が必ず見つかります。

不動産の売却理由に関するよくある質問

不動産の売却理由は嘘をついても問題ない?
嘘の売却理由は伝えてはいけませんが、必ずしも正直に伝える必要はありません。伝え方を変えるだけでも、買主にポジティブなイメージを持ってもらえます。
売却理由は売却にどのような影響があるの?
理由によっては売却価格を下げざるを得なかったり、売却期間が延びてしまったりするケースがあります。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

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