【最新版】東京都のマンション価格推移(10年間)を分析!将来の価格トレンドも予想

東京都のマンション市場は常に変化しており、新築や中古のマンション価格にも変動が見られます。そのため、売却や購入を検討している人は、将来の価格変動を正確に予想することが重要です。
過去10年間のデータから、東京都のマンション価格推移を徹底的に分析します。
東京都内でも、東京23区と23区外、首都圏では価格帯が異なるため、エリア別の傾向も確認しましょう。
もくじ
東京都の新築分譲マンションの価格(過去10年間)
下の折れ線グラフは東京23区と23区外、首都圏に分けて、新築分譲マンションの価格推移を示したものです。

参考:株式会社リクルート「首都圏新築マンション契約者動向調査(2025年)」
2015年と比較すると東京23区、23区外、首都圏の一部のエリアにおいて、新築マンションの価格は上昇に転じていることがわかります。
新築分譲マンションの価格上昇率
2015年〜2025年における新築マンションの価格上昇率は以下のとおりです。
2015年 | 2025年 | 上昇率 | |
|---|---|---|---|
東京23区 | 5,644万円 | 9,598万円 | 約70% |
東京市部(23区外) | 4,542万円 | 6,557万円 | 約44.3% |
神奈川県 | 4,623万円 | 6,858万円 | 約48.3% |
埼玉県 | 4,050万円 | 5,725万円 | 約41.4% |
千葉県 | 4,071万円 | 5,455万円 | 約34% |
参考:株式会社リクルート「首都圏新築マンション契約者動向調査(2025年)」(PDF)
上の表は株式会社リクルートの調査データをまとめたものですが、東京23区の価格上昇率が他エリアよりも大きく伸びていることがわかります。
東京23区は約70%と突出していますが、東京市部や神奈川県、埼玉県、千葉県でも3〜4割の上昇率となっており、都心周辺に価格上昇の波が広がっていることが読み取れます。
東京23区と首都圏の販売戸数と価格の推移
以下は2015年~2025年における、東京23区と首都圏の販売戸数と価格の推移を図にしたものです。

画像引用:セットライフエージェンシー株式会社「10年で2.27倍まで上昇した東京23区の新築マンション!」

画像引用:ニッセイ基礎研究所「首都圏新築マンション市場の動向(2025年11月)」
図を見ると、首都圏全体では新築マンションの販売戸数が長期的に減少している一方で、平均販売価格は上昇が続いています。とくに2023年以降は価格の伸びが目立ち、2025年には平均で9,000万円超えとなりました。
一方、東京23区でも販売戸数では同様の動きがみられます。2015年ごろは1.8万程度でしたが、2025年10月時点では大きく減少して535戸まで落ち込んでいます。平均価格は1億5,313万円まで上がっており、都心需要が価格を押し上げていると考えられます。
| 2015年 | 2025年 | 減少率 | |
|---|---|---|---|
| 東京23区 | 18,472戸 | 5,776戸 | -68.7% |
| 首都圏 | 40,449戸 | 22,313戸 | -44.8% |
※東京23区は2025年10月までのデータで比較(11月、12月は含まれていません)
参考:ニッセイ基礎研究所「首都圏新築マンション市場の動向(2025年11月)」
参考:セットライフエージェンシー株式会社「10年で2.27倍まで上昇した東京23区の新築マンション!」
専有面積の減少率
マンションの専有面積における減少率は以下のとおりです。
2015年 | 2025年 | 減少率 | |
|---|---|---|---|
東京23区 | 68.6㎡ | 63.4㎡ | -7.58% |
23区外 | 73.7㎡ | 64.6㎡ | -12.35% |
神奈川県 | 72.7㎡ | 67.2㎡ | -7.57% |
埼玉県 | 71.6㎡ | 65.3㎡ | -8.80% |
千葉県 | 74.6㎡ | 68.1㎡ | -8.71% |
参考:株式会社リクルート「首都圏新築マンション契約者動向調査(2025年)」(PDF)
2015年と2025年における専有面積の減少率から、東京都や首都圏の一部では新築マンション専有面積が縮小していることが分かります。さまざまな事情が考えられますが、価格上昇に対して面積を抑えることで購入費用を抑える傾向があるといえるでしょう。
特に縮小幅が大きいのは23区外で、約12.35%の減少となっており、価格負担の調整がより強く出た可能性があります。
東京都の中古マンションの価格(過去10年間)
下表は、過去10年間における中古マンションの価格です。なお、価格は70㎡換算した場合のものであり、実際の販売価格とは異なります。
東京都と東京都23区における70㎡あたりの中古マンション価格
| 西暦 | 東京都 | 東京都23区 |
|---|---|---|
| 2016年 | 4,764万円 | 5,249万円 |
| 2017年 | 4,825万円 | 5,319万円 |
| 2018年 | 4,884万円 | 5,385万円 |
| 2019年 | 5,003万円 | 5,566万円 |
| 2020年 | 5,167万円 | 5,766万円 |
| 2021年 | 5,739万円 | 6,333万円 |
| 2022年 | 6,301万円 | 6,842万円 |
| 2023年 | 6,423万円 | 7,055万円 |
| 2024年 | 6,746万円 | 7,720万円 |
| 2025年 | 8,846万円 | 10,393万円 |
参考:東京カンテイ「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格推移(25年・月次版&年間版)」
上記のデータによると、東京都の中古マンション価格は2016年で4,764万円ですが、2025年は8,846万円とほぼ2倍の価格となっています。同様に、23区においても2016年の価格は5,249万円ですが、2025年は10,393万円とやはりほぼ2倍の価格に上昇しています。
中古マンションの築年数(過去10年間)
中古マンションは、物件の築年数が売却価格にある程度の影響を与えます。そこで、過去10年間に売り出された物件の平均築年数を確認してみましょう。
東京都と東京23区の中古マンション販売物件の平均築年数
| 西暦 | 東京都 | 東京23区 |
|---|---|---|
| 2016年 | 21.9年 | 21.8年 |
| 2017年 | 22.4年 | 22.3年 |
| 2018年 | 23.5年 | 23.5年 |
| 2019年 | 24.5年 | 24.5年 |
| 2020年 | 25.4年 | 25.4年 |
| 2021年 | 26.5年 | 26.3年 |
| 2022年 | 27.3年 | 27.0年 |
| 2023年 | 28.7年 | 28.7年 |
| 2024年 | 29.8年 | 29.9年 |
| 2025年 | 28.8年 | 28.2年 |
参考:東京カンテイ「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格推移(25年・月次版&年間版)」
表からわかるとおり物件の平均築年数は年々伸びています。東京都では2016年が21.9年でしたが、2025年には28.8年という結果になりました。東京23区でも2025年は28.2年となっています。
このため、築浅物件だけでなく築20〜30年前後のマンションにも買い手が広がっているといえるでしょう。
今後の予想!マンション価格はどうなっていく?
東京都のマンション価格は今後どのように推移していくのでしょうか。
今後の価格変動に影響を与える要因や、将来的な売却に備えて押さえておきたいポイントについて詳しく解説します。
転入数は東京都以外の首都圏でも増加傾向
人口減少の加速が問題視されている日本ですが、2021年以降は海外からの転入により人口は上昇を続けています。総務省統計局が公表しているデータでは、2024〜2025年では東京都だけでなく神奈川県、埼玉県など7都府県で転入の増加が見られます。

画像引用:総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告 2025年(令和7年)結果」
転入数の増加が続く東京都や首都圏では、マンションを含めた不動産の価格上昇が今後も続くと考えられます。ただし、東京都は23区外も含んでいるため、上昇の勢いに陰りが見えているエリアもあるでしょう。
経済変動の再来
2026年現在、国内の不動産市場は重大な転換期を迎えています。90年代のバブル崩壊やリーマンショックを経て、日銀は2013年以降に大規模な金融緩和を行い、2016年にはマイナス金利政策を導入しました。
しかし、2024年に日銀はマイナス金利政策を解除し、2025年には追加で利上げを実施しています。今後も金利の上昇が続くと、住宅ローンを利用する買い手の負担が増し、購買力の低下につながるおそれがあります。
さらに、ウクライナや中東情勢の緊張、エネルギー供給の不安定化や物流の制約を通じて、物価上昇も続いています。建築コストの上昇によって新築マンション価格が高止まりすれば、中古マンション市場にも影響が及ぶ可能性があるでしょう。
不動産市場への備え
2025年12月には利上げが実施されており、これまでの超低金利から急激な転換が進むなか、常に変化に対応できる準備が求められます。
物価高や建築コストの上昇も続いているため、不動産市場の動向には一層の注意が必要です。将来的にマンションの売却を予定している方は、不動産市場だけでなく、金利や景気動向などにも意識を向けながら、「いつでも売れる」準備を整えておきましょう。
今、売ったらいくらか?
「いつでも売れる」ために準備として大切なのは、「今、売ったらいくらになるのか」を常に把握しておくことです。
マンションの価格は常に変動しています。株や証券のように、リアルタイムで価格変動を把握できるものではありません。価格の変動を予想するには、ある程度経過を待つ必要があります。
たとえば、2026年の地価公示では三大都市圏がいずれも上昇しており、上昇幅も拡大しています。そのため、東京都のマンション価格においてもスポット的な変動がないとはいえません。
今まで以上にアンテナを高くして情報を収集し、定期的に売却価格を確認しましょう。自分が所有するマンション価格を把握する際は、不動産の一括査定サイトを利用すると便利です。
一括査定サイトの「リビンマッチ」は、1度の入力だけで複数社から査定結果を受け取れる無料のサービスです。不動産会社によって査定額にはばらつきがあるため、比較・検討が重要です。
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
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