マンションのリセールバリューランキング!高値売却できるエリアは?

マンションの売却価格は立地や築年数、需要などによって決まりますが、「リセールバリュー(資産価値の保たれやすさ)」も重要なポイントです。
では、リセールバリューが高く、高値で売却しやすいエリアはどこなのでしょうか。
首都圏におけるリセールバリューの高いマンションランキング、エリアごとの特徴を解説します。さらに、所有物件のリセールバリューを高める方法も紹介しますので、高値売却を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
リセールバリューの定義
リセールバリューとは、購入した商品や資産を再び販売したときの市場価値のことです。
一般的には中古品の価値のことを指し、新品を購入した場合との価格差を比較するときなどに利用されます。
リセールバリューが高い商品は、時間がたっても価値があまり下がりません。資産価値の大きい自動車や高級時計などの耐久消費財において、再販売する際に高い価格で取引される可能性が高くなります。
とくに不動産では、購入後の価値がどのくらい維持されるか、中古物件としてどの程度の価格で売却できるのかを把握することが大切です。
マンションのリセールバリューとは?
マンションのリセールバリューとは、購入したマンションを再度売却する際の資産価値のことです。
具体的には新築時の価格と比較して、中古市場での価格がどれだけ維持されているか、または上昇しているかを示す指標です。リセールバリューが高いマンションは、将来的に高値で売却できる可能性が高く、資産価値が安定しているといえます。
不動産の場合、多くの人が住宅ローンを利用して購入します。リセールバリューが低く、購入後の価格下落により住宅ローン残債を上回ると、売却価格だけでローンを完済できないおそれがあります。その場合、自己資金で不足分を補えなければ、売却は難しくなるでしょう。
そのため、マンションのリセールバリューを意識することは非常に大切です。
【首都圏】マンションのリセールバリューランキング
首都圏のマンション価格は、新築・中古ともに高い価格水準を維持しています。東京カンテイの資料によると、対象とした372駅で算出したリセールバリューの平均値は147.8%でした。
山手線内のエリアでは150%を超える駅が多く見られますが、加えて2024年の調査では、「横浜駅」や「大宮駅」など郊外のターミナル駅周辺にも、150%以上となる駅が増えていました。
首都圏における駅別マンションのリセールバリューランキングTOP10を紹介し、上位5駅については、なぜリセールバリューが高いのか考えられる要因を詳しく解説します。
| 順位 | 沿線名・駅名 | リセール バリュー | 平均坪単価(万円) | |
|---|---|---|---|---|
| 新築分譲時 | 中古流通時 | |||
| 1 | 東京メトロ半蔵門線 半蔵門 | 337.9% | 483.1 | 1,632.6 |
| 2 | 東京メトロ南北線 六本木一丁目 | 325.4% | 471.6 | 1,534.7 |
| 3 | 東京メトロ千代田線 新御茶ノ水 | 322.5% | 424.8 | 1,370 |
| 4 | 東京メトロ有楽町線 東池袋 | 317.7% | 348.2 | 1,106.1 |
| 5 | 都営地下鉄大江戸線 赤羽橋 | 260.1% | 389.2 | 1,012.3 |
| 6 | JR山手線 渋谷 | 256.3% | 410.4 | 1,051.9 |
| 7 | 東京メトロ日比谷線 神谷町 | 254.5% | 406.7 | 1,035.2 |
| 8 | JR総武線 飯田橋 | 253.9% | 403.0 | 1,023.3 |
| 9 | 東京メトロ銀座線 三越前 | 250.9% | 287.8 | 722.2 |
| 10 | 東京メトロ南北線 麻布十番 | 246.0% | 487.6 | 1,199.6 |
引用:東京カンティ「2024年 中古マンションのリセールバリュー(首都圏)」
1位:半蔵門駅

東京カンテイの2024年のデータにおいて、最もリセールバリューが高かったのは、東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」です。数値は337.9%となっており、これは対象物件における中古マンション価格が、新築時の価格に比べて約3.3倍に値上がりしたことを示しています。
ただし、半蔵門駅の結果には、大手デベロッパーが手がけるマンションのフラッグシップシリーズが大きく影響していると考えられます。築浅かつ駅から徒歩5分と好条件のため、数値を押し上げている可能性がある点には、留意する必要があります。
半蔵門駅は、駅周辺から皇居に近いこともあってか治安が良いといわれています。
2位:六本木一丁目駅

六本木一丁目駅
東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」周辺は、1億〜6億円程度のタワーマンションが多数あるエリアです。
東京カンテイのデータでは、中古流通時の平均坪単価が1,500万円を超えており、 首都圏のなかでも高額なマンションが流通するエリアといえます。
六本木エリアは銀座、新宿、渋谷など東京の主要エリアへのアクセスが便利で、国外からも多くの人が訪れるエリアです。歴史的な円安水準を背景に、首都圏の都心部では海外投資家による購入ニーズも価格を押し上げる要因のひとつといえるでしょう。
3位:新御茶ノ水駅

新御茶ノ水駅
東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」は3位にランクインしました。
JR総武・中央線の「御茶ノ水駅」にも近く、周辺には大学や病院、オフィスが集まっています。交通利便性と生活利便性の両方を兼ね備えているため、居住ニーズが高いエリアといえるでしょう。
東京カンテイの資料では、ランキング上位30駅のうち、千代田区の駅が5駅を占めています。高級住宅地の存在も、千代田区全体のリセールバリューを支える要因といえるでしょう。
4位:東池袋駅

東池袋駅
池袋駅と大塚駅の間に位置する東池袋は、喧噪から程よく離れながら利便性を確保している暮らしやすい街です。
近隣にはサンシャインシティのような大型商業施設がある一方、寺社や公園など落ち着いて過ごせる場所にもアクセスしやすい点が魅力です。また、東京メトロ有楽町線を利用すれば都心方面へ移動しやすく、近くに都電荒川線の停留場もあるため、複数の交通手段を利用できます。
東池袋駅周辺では、駅直結や駅近の大規模タワーマンションが供給されており、池袋駅周辺で進む再開発の影響も受けやすい立地となっています。
5位:赤羽橋駅

赤羽橋駅
赤羽橋駅は、麻布十番・三田・芝公園にも近く、 高級マンションが多く見られるエリアです。周辺には大使館や外資系企業のオフィスもあり、落ち着いた住環境を両立できるでしょう。
周辺には病院やコンビニなどの生活利便施設が多数あり、芝公園のように緑を感じられる場所も近くにあるため、ファミリー層も暮らしやすい環境です。駅周辺は飲食店が少ないですが、麻布十番へ足を伸ばせば商店街や飲食店が多数点在するため、日常の買い物には困らないでしょう。
リセールバリューが高いマンションの特徴
マンションのリセールバリューが高くなる要因は、いくつもあります。
物件ごとのさまざまな要因が大きく影響する場合もありますが、リセールバリューが高いマンションには共通した特徴がいくつか見られます。ここでは、その特徴について説明します。
汎用性の高い間取りである
2LDKや3LDKはファミリー層や単身者、カップルなど幅広い層に対応できるため、需要が高い間取りです。
首都圏のマンション購入者の大半がDINKs(ディンクス、共働きの子を持たない夫婦)やファミリー層で、2〜4人家族が多いため、2LDK〜3LDKは需要が高く、売却価格も高くなりやすいでしょう。
一方で、1LDKで部屋数の少ない間取りや、逆に4LDK以上の部屋数が多い間取りは、購入者が限られるため、リセールバリューが低くなる可能性があります。
また、趣向性の高い設備や、個性的な柄や色の内装は、一般受けしない可能性があり、売却しづらくなるおそれもあります。
間取りも設備も汎用性の高いもののほうがリセールバリューは高くなるでしょう。
駅からの距離が近い
駅からの距離が近いマンションは、リセールバリューが高い傾向にあります。これはどのエリアでも共通する要素です。
首都圏は通勤、通学に電車を利用する方が多く、駅に近いマンションは非常に人気が高いでしょう。特に徒歩5分以内の物件は、物件の数も限られるため、資産価値が維持されやすいことが特徴です。
また、駅周辺と一体で開発された駅直結のタワーマンションなどは特に人気で、今後供給される可能性も低いため、リセールバリューが高くなる傾向にあります。
近くで再開発が予定されており成長が期待できる
周辺エリアで再開発が予定されているエリアのマンションは、リセールバリューが高くなります。再開発が行われると、商業施設やオフィスなどが新設されるなど、住環境も整備されるためです。
そのため、再開発後は多くの人が流入してくる結果、再開発エリア周辺の既存マンションの価格も上昇する可能性があります。
たとえば、2025年に大阪・関西万博が開催されましたが、それに伴い大阪府における新築分譲マンションの平均価格は上昇しています。
また、このような街の成長や価格上昇を見込んで、短期間の売買で利益をねらう「投機目的」でマンションを購入する投資家も増え、さらに価格が上昇する可能性もあります。
マンションの売却時にリセールバリューを高めるポイント
マンションを売却する際に、リセールバリューを高める方法はあるのでしょうか。基本的にマンションの資産価値は、立地や建物の品質によって大きく左右されます。
しかし、室内のリフォームや売却のタイミング・方法を工夫することで、リセールバリューを向上させることも可能です。
ここでは、マンションの価値を高めて売却するためのポイントを紹介します。
内装のリフォームを行う
リフォームを行うことで、マンションの印象が良くなり、より高値で売却できる可能性が高まります。
特に、以下のようなリフォーム・リノベーションが売却時の評価アップにつながりやすいでしょう。
- 水回りの設備を新しくする
- 床や壁紙を張り替える
- 玄関やバルコニーの印象を良くする
ただし、過度なリフォームは費用対効果が合わないこともあるため、費用と見込める売却価格のバランスを考えながら進めることが大切です。
水回りの設備を新しくする
キッチン・浴室・トイレ・洗面台などの水回り設備は、築年数がたつと劣化が目立ちやすい部分です。蛇口交換をはじめ、最新の節水トイレやシステムキッチンなどに変更すると、印象がより良くなり、買い手の関心を引きやすくなります。
特に、タッチレス水栓や高機能レンジフードなどは、利便性が向上するため人気です。
床や壁紙を張り替える
室内の印象を大きく左右するのが、フローリングや壁紙の状態です。
汚れや傷が目立つ場合は、新しいものに張り替えることで清潔感がアップし、買い手に好印象を与えます。特に、ナチュラルな木目調の床や、シンプルで落ち着いた色の壁紙が人気です。
玄関やバルコニーの印象を良くする
玄関やバルコニーは、物件の第一印象を決める大切なポイントです。
玄関の床材を交換したり、バルコニーにウッドデッキやグリーンを取り入れたりと、より魅力的な空間を演出しましょう。
築年数が古くなる前に売却する
売却時期は非常に大切です。魅力的なエリアで需要の高い人気マンションでも、適切な売却時期を逃すと価格が下落してしまう可能性があります。
マンションの場合、築年数が古くなればなるほど価格が下落するのが一般的です。特に築15年から20年を超えると、設備の故障やリフォームが必要な箇所が増えてきます。
なるべく高く売却したい場合は、購入希望者の多い時期や、築年数が古くなる前に売却するのがポイントです。
売り出し価格は複数の不動産会社の見解をもとに判断する
マンションの売却方法もリセールバリューを高める、重要なポイントです。まず、マンションの査定は複数の不動産会社に依頼することをおすすめします。
売却の実績有無や、持っている顧客層の違いから、不動産会社によって査定価格や販売戦略が異なるためです。複数の査定結果から、所有しているマンションをより高く売却してくれそうな不動産会社を選びましょう。
複数社に査定を依頼するには、不動産の一括査定サイトの利用がおすすめです。一度の情報提供で複数の不動産会社の査定結果を比較できます。
この記事の編集者
リビンマッチ編集部
リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
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運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)
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