東証上場 リビン・テクノロジーズ株式会社(東証グロース上場)が運営するサービスです  証券コード:4445

マンション売却相場の調べ方4選|成約価格から適正価格を知る方法

更新日:
マンション売却相場の調べ方4選|成約価格から適正価格を知る方法

マンションの売却相場は自分でも調べることができます。売出価格だけでは実際に売れた金額がわからないため、公的機関が提供するWebサイトなどを活用し、成約価格を確認することが重要です。

マンションに特化した売却相場の調べ方や計算方法、調べるときの注意点を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

マンション売却相場は成約価格から調べる

マンション売却の価格の違い
価格意味主な使い方
売出価格売主が希望する売却価格競合物件と価格を比較する
成約価格実際に売買が成立した価格売却相場の基準にする
査定価格不動産会社が売れるだろうと想定した価格自分で調べた相場と比較する

マンションの売却相場を調べるときは、実際に売れた価格である「成約価格」を確認することが大切です。広告やポータルサイトに掲載されている価格は「売り出し価格」といい、売主の希望価格のため、その金額で売れるとは限りません。

一方、成約価格は買主と合意して売買の取引が成立した価格のため、マンションの相場を把握する際の参考になります。過去の成約価格は、REINS Market Informationや不動産情報ライブラリで確認できます。不動産ポータルサイトでは売出価格を調べられるため、不動産会社の査定額と比較することで、売却できそうな価格帯を判断しやすくなります。

マンションの売却相場の調べ方

マンションの売却相場を調べるには、成約事例を確認する方法や、現在販売中の物件を調べる方法、不動産会社の査定額を比較する方法があります。確認できる価格や用途がそれぞれ異なるため、複数の方法を組み合わせて判断するとよいでしょう。

マンションの売却相場を調べる方法
調べ方確認できる価格特徴
REINS Market Information実際に売買が成立した成約価格地域や沿線、築年数、専有面積などを指定し、条件の近い中古マンションの成約事例を調べられる
不動産情報ライブラリ実際に売買が成立した成約価格国土交通省が提供するサービスで、地域ごとの中古マンション等の取引価格を地図や一覧から確認できる
不動産ポータルサイト現在販売中のマンションの売出価格同じマンションや近隣にある競合物件の価格、築年数、専有面積などを手軽に比較できる
不動産会社の査定不動産会社が売れるだろうと想定した価格成約事例だけでなく、階数、方角、眺望、室内状態、管理状況や現在の需要なども踏まえて査定される

REINS Market Informationで調べる

REINS Market Information(レインズ・マーケット・インフォメーション)は、国土交通省の指定流通機構が管理、運営しているWebサイトです。REINS Market Informationでは、全国各地にあるマンションと戸建ての取引価格を閲覧できます。

指定流通機構
宅地建物取引業者(不動産会社など)が不動産情報や成約情報を交換するため、国土交通大臣が指定した公益法人のこと。

マンションの売却相場を調べ方

REINS Market Informationの使い方は、次のとおりです。

  1. 物件種別を選ぶ
  2. 都道府県と地域、もしくは最寄り駅を選択
  3. 築年数や間取りなどの追加条件を入力して検索

詳しく条件を入力することで、より正確なマンションの相場価格を調べられます。

実際にREINS Market Informationを使用し、「東京都日本橋堀留町」にあるマンションの売却相場を調べてみました。2026年7月時点では5件の取引が該当し、合計価格は4億1,300万円、面積の合計は247.5㎡でした。

したがって、今回のデータから見る売却相場は以下のとおりです。

1㎡当たりの中央値:約160万~167万円/㎡
坪単価の目安:約529万~552万円/坪
※成約時期は2025年以降で確認

不動産情報ライブラリで調べる

不動産情報ライブラリは、国土交通省が管理・運営しているWebサイトです。マンションや戸建てだけでなく、土地や農地など不動産の不動産取引価格を確認できます。

マンションの売却相場を調べ方

不動産情報ライブラリでは、次のような手順でマンションの成約価格を調べられます。

  1. データの検索・ダウンロードを選択
  2. 地域・価格情報区分(不動産取引価格情報、成約価格情報ともにチェック)・種類(中古マンション等)・時期を設定
  3. 一覧表示を選択し、必要に応じてダウンロード(Excel)

不動産情報ライブラリにて「中央区日本橋堀留町」の中古マンション取引を確認したところ、2026年7月時点では29件該当しました。29件の取引価格と面積を合計すると、取引価格の合計が24億7,200万円、専有面積の合計は1,330㎡です。

したがって、今回のデータから見る売却相場は以下のとおりです。

1㎡当たりの中央値:約178万円
坪単価の目安:約587万~614万円/坪
※2025年第1~第4四半期

不動産ポータルサイト

不動産ポータルサイトは、賃貸物件や分譲マンションなど複数の不動産を取り扱っているWebサイトのことです。SUUMOやLIFULL HOME’Sが有名ですが、ある程度掲載数が多いところのほうが比較がしやすいでしょう。物件の条件を絞り込み、所有するマンションと条件の近い物件を探すことで、現在どの程度の価格で売りに出されているのかがわかります。

マンションの売却相場を調べ方

前提として、不動産ポータルサイトで確認できるのは基本的に「売出価格」です。売出価格は売却を進めていくなかで変わることがあるため、あくまで参考の価格として考えるとよいでしょう。

ポータルサイトは数多くありますが調べる手順に大きな差はありません。以下の方法でマンションの価格を調べられます。

  1. エリアもしくは路線から対象地域を選択
  2. 市区町村を選ぶ
  3. 売却に出すマンションと条件が似ている物件を探す

今回はSUUMOで「中央区日本橋堀留町」にある中古マンションを検索し、売出価格から相場を調べてみました。物件名や専有面積が重複している情報があったので、10件に絞って算出しています。10件の価格を合計すると13億238万円、専有面積の合計は541.89㎡となりました。

したがって、今回のデータから見る売却相場は以下のとおりです。

1㎡当たりの中央値:約238万円
坪単価の目安:約788万~795万円/坪
※2026年7月時点

不動産会社の査定額を比較して相場を調べる

マンションの売却相場を調べる方法として、不動産会社へ査定を依頼する方法があります。不動産会社は、周辺にある類似マンションの成約事例や築年数、専有面積、階数、方角、室内の状態、不動産市況などをもとに査定額を算出します。

ただし、査定で参考にする成約事例や資料は不動産会社によって異なるため、同じマンションでも査定額に差が出ることがあります。また、1社の査定額を確認するだけでは、その金額が高いのか低いのかを判断しにくいため、複数社へ査定を依頼して比較することが大切です。

査定額を比較することで、現在の売却相場の目安がわかり、いまマンションがいくらで売れそうなのかを判断しやすくなります。

自分のマンションの相場を計算する方法

マンション の売却相場を調べるときのイメージ

自分のマンションの売却相場は、条件の近い中古マンションの成約事例から1㎡当たりの単価を求め、その平均単価に自宅の専有面積を掛けることで計算できます。

成約事例を調べるときは、実際に売買が成立した価格を確認できる「REINS Market Information」や、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」を利用するとよいでしょう。同じマンションの成約事例を見つけられない場合は、最寄り駅、駅からの距離、築年数、専有面積などが近いマンションを複数選んで比較します。

1㎡当たりの成約単価を計算する

まずは、REINS Market Informationや不動産情報ライブラリで、条件の近い成約事例を3~5件程度集めます。できるだけ成約時期が新しく、自宅と立地や築年数、専有面積が近い事例を選ぶことがポイントです。

1㎡当たりの成約単価は、次の式で計算します。

1㎡当たりの成約単価=成約価格÷専有面積

そして、以下の3件が条件の近い成約事例として見つかったとします。

成約事例成約価格専有面積1㎡当たりの成約単価
事例A4,300万円68㎡約63.2万円
事例B4,550万円72㎡約63.2万円
事例C4,700万円75㎡約62.7万円

それぞれの成約単価は、次のように計算できます。

  • 事例A:4,300万円÷68㎡=約63.2万円/㎡
  • 事例B:4,550万円÷72㎡=約63.2万円/㎡
  • 事例C:4,700万円÷75㎡=約62.7万円/㎡

続いて、3件の成約単価の平均を求めます。

(63.2万円+63.2万円+62.7万円)÷3件=約63.0万円/㎡

この場合、1㎡当たりの平均成約単価は約63万円です。1件だけではマンションの個別事情の影響を受けやすいため、複数の事例から平均を求めるのがポイントです。

専有面積をかけて概算価格を出す

1㎡当たりの平均成約単価がわかったら、自宅の専有面積を掛けて概算価格を求めます。

マンションの概算価格=平均成約単価×自宅の専有面積

先ほど計算した平均成約単価が約63万円でしたので、自宅の専有面積が70㎡の場合は、次のように計算します。

63万円/㎡×70㎡=4,410万円

あくまで概算ですが、自宅マンションの相場が約4,410万円だとわかります。ただし、この金額は立地や築年数、専有面積が近い物件の成約価格を基にした目安であり、必ず算出した金額で売却できるわけではありません。

また、不動産情報ライブラリに表示される取引総額は、仲介手数料などの諸費用を含んでいないため、手取り額ではないことを覚えておきましょう。

階数や方角などの個別条件を加味する

同じマンション内の住戸でも、階数や方角、眺望、室内の状態などによって売却価格は異なります。売却価格に影響する主な条件としては、次のようなものが挙げられます。

  • 所在階
  • 方角や日当たり
  • 眺望
  • 角部屋か中住戸か
  • バルコニーの広さ
  • 室内設備や内装の状態
  • リフォーム・リノベーションの有無

比較した成約事例よりも自宅の階数や眺望などの条件がよい場合は、算出した相場よりも高く売れるかもしれません。反対に、室内の劣化が進んでいる場合は、算出した相場を下回ることがあります。

そのため、個人で相場を調べる際は、ある程度価格に幅を持たせて考えることが大切です。個別条件を反映した相場を知るには、不動産会社へ訪問査定を依頼し、担当者に実際の部屋を見てもらうことで確認できます。

マンションの売却相場を調べるときの注意点

マンションの売却相場が変化するイメージ

マンションの売却相場は、比較する物件や取引時期、確認する価格の種類によって結果が変わります。自宅と条件の異なる物件や古い成約事例、現在の売出価格だけを参考にすると、相場を実際より高く、または低く見積もるおそれがあります。

ここでは、売却を検討している方がマンションの相場を調べるときに注意するポイントについて見ていきましょう。

条件の近いマンションと比較する

売却相場を調べるときは、自宅と条件に近いマンションを比較しましょう。同じ地域にあるマンションでも、最寄り駅からの距離、築年数、専有面積、間取りなどが異なれば、成約価格や1㎡当たりの単価が変わってくるためです

同じマンション内の成約事例が見つかった場合は、その事例を優先して確認しましょう。同じマンションの事例がなければ、できるだけ所有する物件に条件が近いものを選びます。階数や角部屋かどうかによっても価格は変わるため、1件だけでなく複数の事例を比較することが大切です。

古い取引事例をそのまま参考にしない

自宅と条件の近い成約事例であっても、取引時期が古い場合は、その価格が現在の相場と同じかどうか判断できません。マンション需要の低下や建物の経年によって、当時より相場が下がっていることがあるためです。

相場を調べる際は、できるだけ直近の成約事例を確認します。新しい事例が少ない場合は、古い事例も参考にできますが、現在販売中の競合物件や地域全体の価格推移もあわせて確認するとよいでしょう。

売出価格だけで相場を判断しない

不動産ポータルサイトに掲載されている金額は、実際に売買が成立した成約価格ではなく、売主が設定した売出価格です。値下げ交渉を見込んで設定していたり売主の希望が強く反映されていたりする場合もあるため、売却相場として判断するのは適切ではありません。

たとえば、条件の近いマンションが5,000万円でポータルサイトに掲載されていても、その価格で売れるとは限らないということです。

一方で、REINS Market Informationや不動産情報ライブラリで過去の成約価格を調べ、ポータルサイトで現在の売出価格を確認することで、どの程度の価格で売りに出されているか参考にできます。

自分で調べた相場と不動産会社の査定額を比較してみよう

マンションの売却相場は、条件の近い成約事例から1㎡当たりの単価を求め、自宅の専有面積を掛ければおおよその価格帯を把握できます。ただし、自分で調べられる情報だけでは、階数や眺望、室内の状態、売却時点の需要などの個々の要素を価格に反映できません。

そのため、算出した価格はあくまで相場の目安として捉え、不動産会社の査定額と比較するとよいでしょう。査定額が自分で調べた相場と大きく異なる場合は、金額だけで判断せず、参考にした成約事例や価格の算出理由を担当者に確認することが大切です。

一括査定サイトの「リビンマッチ」では、利用者向けに不動産売却の無料相談デスクをご用意しています。査定を依頼した不動産会社には直接聞きにくいことや、査定結果の見方について相談できるため、安心して売却を進められるでしょう。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部アイコン リビンマッチ編集部

リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
誤字脱字や事実誤認などございましたら、ぜひともご指摘ください。

コンテンツの引用ルール

運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)

カテゴリー
不動産売却コラム
タグ

リビンマッチコラムを引用される際のルール

当サイトのコンテンツはどなたでも引用できます。 引用にあたって事前連絡などは不要です。 コンテンツを引用される際は、引用元が「リビンマッチ」であることを必ず明記してください。

引用ルールについて

カテゴリー一覧

Copyright © Living Technologies Inc. All rights reserved.
トップへ