川越市のマンションの売却価格は、2007年~2022年にかけて800万円上昇しました。もっとも価格が高かったのは2022年で1,800万円、低かったのは2007年で1,000万円です。集計期間を通してみると、価格は2007年~2022年にかけて1.8倍でした。
※マンション売却価格は年ごとの中央値です。
年 | 売却価格 |
---|---|
2006年 | 0 |
2007年 | 1,000 |
2008年 | 1,200 |
2009年 | 1,100 |
2010年 | 1,300 |
2011年 | 1,250 |
2012年 | 1,100 |
2013年 | 1,100 |
2014年 | 1,300 |
2015年 | 1,000 |
2016年 | 1,200 |
2017年 | 1,200 |
2018年 | 1,400 |
2019年 | 1,300 |
2020年 | 1,500 |
2021年 | 1,400 |
2022年 | 1,800 |
※出典:国土交通省不動産取引価格情報 (https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet)を加工して作成
川越市は過去2年間でマンションの成約価格が13.06%上昇しました。この背景にはどんな要因があったのでしょうか。この記事では川越市の不動産売却の現状と動向・人気のエリアについて紹介します。川越市でマンション売却・査定を検討中の方は参考にしてください。
マンション価格相場(万円) | 専有面積(m2) | 築年数(年) |
---|---|---|
1,400 | 20~80 | 29 |
グラフ:川越市のマンションの平均成約価格推移
出典:REINS MARKET Information (http://www.contract.reins.or.jp/search/displayAreaConditionBLogic.do)
過去2年間で川越市のマンション価格は251.11万円増加し、13.05%の上昇を見せました。この価格上昇は、川越市の都市開発が大きく影響しています。
川越市では、人口減少を見越して3駅を中心としたコンパクトプラスネットワークの形成を目指し、その周辺で再開発が進行中です。特に、JR川越駅の西口では近年、再開発が進んでおり、新たな住宅地としての魅力が増しています。
また、川越市内では市街地再開発事業が進行中で、川越駅前脇田町や川越駅東口などが再開発事業区域となっています。これらの地域では新たな商業施設や公共施設が建設され、生活環境の向上が期待されています。
さらに、川越駅及び本川越駅の周辺には、都市の拠点となる社会福祉施設や子育て支援施設を誘導・整備し、拠点へのアクセスを向上させるための都市再生整備計画が進行中です。これらの施設の整備により、ファミリー層にとっての住みやすさが一層増しています。
これらの都市開発により、川越市のマンションは今後も価格上昇が見込まれます。再開発による生活環境の向上と、都市の拠点となる施設へのアクセスの良さが、マンションの価格を押し上げる要因となっています。
マンション | 所在 | 価格(万円) | 専有面積(m2) | 間取り | 築年 | 成約時期 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 川越市大字並木 | 400 | 65~70 | 3LDK | 1973年 |
2023年3月~ 2023年5月 |
2 | 川越市泉町 | 3,200 | 100~105 | 5LDK | 2006年 |
2023年3月~ 2023年5月 |
3 | 川越市大字古谷上 | 1,200 | 70~75 | 2SLDK | 1989年 |
2023年3月~ 2023年5月 |
4 | 川越市伊勢原町 | 1,600 | 75~80 | 3LDK | 1994年 |
2023年3月~ 2023年5月 |
5 | 川越市大字笠幡 | 500 | 50~55 | 2LDK | 1982年 |
2023年3月~ 2023年5月 |
6 | 川越市砂新田 | 500 | 60~65 | 3DK | 1978年 |
2023年3月~ 2023年5月 |
7 | 川越市脇田本町 | 2,700 | 55~60 | 1SLDK | 2004年 |
2023年3月~ 2023年5月 |
8 | 川越市脇田本町 | 3,300 | 55~60 | 2SLDK | 2003年 |
2023年3月~ 2023年5月 |
9 | 川越市菅原町 | 4,800 | 55~60 | 2LDK | 2021年 |
2023年3月~ 2023年5月 |
10 | 川越市脇田新町 | 1,400 | 35~40 | 1LDK | 2008年 |
2023年3月~ 2023年5月 |
出典:REINS MARKET Information (http://www.contract.reins.or.jp/search/displayAreaConditionBLogic.do)
川越市の不動産が多く取引されているエリアは、脇田本町です。この地域はなぜ人気があるのでしょうか。その理由を詳しく見ていきましょう。
まず、脇田本町は交通の便が非常によいという大きな魅力があります。町内の東側にはJR東日本川越線と東武東上本線が通っている川越駅があり、これらの路線を利用することで都心やさいたま市へ簡単にアクセスできます。そのため、通勤や通学に利用する人々にとっては大きな利点となっています。
次に、脇田本町には多くの商業施設が立地しています。川越駅周辺を中心に、ルミネ川越店や川越ロフトなどの大型商業施設があり、ショッピングやレジャーに便利な環境が整っています。これらの施設は、地域の魅力を高め、多くの人々を引き寄せる要因となっています。
川越市におけるマンション売却状況の調査です。国土交通省が公開している土地総合情報システムのデータによると、2022年7月~2023年6月の平均取引価格は5,500,000円(24%)減少し、取引件数は15件(39%)減少しました。
調査方法
年/月 | 最高取引価格(円) | 最低取引価格(円) | 平均取引価格(円) | 取引件数(件) |
---|---|---|---|---|
2022年7月~9月 | 49,000,000 | 4,500,000 | 22,500,000 | 38 |
2022年10月~12月 | 95,000,000 | 1,500,000 | 15,000,000 | 37 |
2023年1月~3月 | 59,000,000 | 1,000,000 | 16,000,000 | 25 |
2023年4月~6月 | 60,000,000 | 4,600,000 | 17,000,000 | 23 |
※出典:国土交通省不動産取引価格情報 (https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet)を加工して作成
川越市にあるマンション戸数の推移です。非木造の共同住宅数のデータを使用しています。2003年から2018年のデータによると、川越市のマンション戸数は15年間で18,970戸(57%)増加しました。平均戸数は41,003戸です。
調査概要
2003年度 | 2008年度 | 2013年度 | 2018年度 |
---|---|---|---|
33,230 | 35,200 | 43,380 | 52,200 |
※出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)
「社会・人口統計体系」(総務省統計局)を加工して作成
川越市の共同住宅数に関する調査で、グラフは世代別に共同住宅を住居にしている世帯数をあらわします。総務省の「平成30年住宅・土地統計調査」をもとにしています。
川越市の世帯でもっとも多いのは、65歳以上で12,340世帯でした。もっとも少なかったのは25歳未満で2,840世帯です。
調査概要
25歳未満 | 25~34歳 | 35~44歳 | 45~54歳 | 55~64歳 | 65歳以上 |
---|---|---|---|---|---|
2,840 | 6,170 | 8,440 | 11,370 | 7,510 | 12,340 |
※出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)
「[家計を主に支える者と住居] 家計を主に支える者の年齢(6区分),住宅の建て方(4区分),構造(2区分)別主世帯数-全国,都道府県,市区町村」
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