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海外の移住費用はどこが安い?人気の国ベスト5からまとめてみた!

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海外の移住費用はどこが安い?人気の国ベスト5からまとめてみた!

海外移住先として人気のタイや中国は、移住費用が安い傾向にあります。

本記事では2022年に外務省が発表した「海外在留邦人数調査統計」による永住者数と長期滞在者数をもとに、人気の国上位5カ国の移住費用をまとめています。

国ごとに費用内訳を詳しく解説していますので、費用面から海外移住先をどこにするか検討したい方は、ぜひ参考にしてください。

永住者ランキングベスト5の移住費用

本記事における永住者は「3カ月以上海外に在住し、生活拠点を日本から海外へ移した日本人」を示しています。

以下のランキングは外務省が発表した「海外在留邦人数調査統計」による、令和3年の永住者数が多い国です。それぞれの国へ移住するときの費用を見ていきましょう。

※表の金額は、すべて単身者を想定したものです。

第1位:アメリカ

アメリカのお金

アメリカのお金

最も永住者が多い国はアメリカです。218,250人の日本人が永住しています。

アメリカへの移住費用
内訳 金額
航空券代(初月のみ) 10~20万円
日本から荷物を送るときの送料(初月のみ) 30㎏までで2万900円(船便)
ビザ取得費用(初月のみ) 160ドル(商用/観光ビザの場合、1ドル140円として約2万2,400円)
医療保険料 1万円~
家賃 10~30万円
光熱費 約7,000円
携帯電話代 約7,000円
食費 5~10万円
交際費など 約3万円
合計
  • 初月:35万5,400~70万5,400円
  • 初月以降:20万4,000~45万4,000円

アメリカは医療費が高いことで知られているため、民間の医療保険加入は必須です。一般的な疾病の初診料だけでも、2万1,000~4万2,000円の請求を受ける場合もあるでしょう。

家賃は住むエリアによって大きく異なります。たとえば、ロサンゼルスにあるビバリーヒルズの場合、1ベッドルームの物件で30万円以上が必要です。

また日本と比べて外食費が高いため、食費も高くつきがちです。できるだけ自炊すると、大きくセーブできます。

夫婦や子どもと一緒に生活する場合は初月で53万3,100~141万800円、初月以降で30万6,000~90万8,000円が目安です。(上記の合計金額に1.5倍~2倍をかけています。以降の数字も同様です。)

第2位:オーストラリア

オーストラリアのお金

オーストラリアのお金

第2位はワーキングホリデーでも人気があるオーストラリアです。59,293人の日本人が永住しています。

オーストラリアへの移住費用
内訳 金額
航空券代(初月のみ) 7~15万円
日本から荷物を送るときの送料(初月のみ) 30㎏までで1万5,900円(船便)
ビザ取得費用(初月のみ) 20ドル(観光ビザの場合、1オーストラリア・ドル100円として約2,000円)
医療保険料 1万円~
家賃 5~20万円
光熱費 5,000円~1万円
携帯電話代 約5,000円
食費 3~5万円
交際費など 約3万円
合計
  • 初月:21万7,900~47万2,900円
  • 初月以降:13~30万5,000円

アパートは週ごとに家賃が設定されており、主要都市以外では月5万円ほどで借りられるものもあります。

ただし、生活に不便な場所にある物件が多いです。月10万円以上の場合は、家具がついている物件もあります。

食費は自炊と外食を組み合わせた金額です。自炊をメインにした場合、1カ月で食費を2~3万円に抑えられるでしょう。

夫婦や子どもと一緒に生活する場合は初月で32万6,850~94万5,800円、初月以降で19万5,000~61万円が目安です。

第3位:カナダ

カナダのお金

カナダのお金

アメリカとオーストラリアに続き、英語圏であるカナダも永住者数が多い国のひとつです。49,120人の永住者がいます。

カナダへの移住費用
内訳 金額
航空券代(初月のみ) 10~15万円
日本から荷物を送るときの送料(初月のみ) 30㎏までで1万5,900円(船便)
ビザ取得費用(初月のみ) 0円(観光ビザの場合)
医療保険料 1万円~
家賃 8~10万円
光熱費 約5,000円
携帯電話代 約5,000円
食費 3~5万円
交際費など 約2万円
合計
  • 初月:26万5,900~35万5,900円
  • 初月以降:15~20万円

カナダもアメリカと同じように、医療費が高額です。1日入院するだけで10~30万円かかるケースがあるため、必ず医療保険に入りましょう。

アパートの家賃相場は8~10万円ですが、バンクーバーやトロントといった大都市ではさらに高くつきます。

アメリカと比べると食費はリーズナブルです。ランチが1,000円、ディナーが2,000~3,000円ほどで済みますが、毎回外食すると食費は大きくかさむでしょう。

夫婦や子どもと一緒に生活する場合は初月で39万8,850~71万1,800円、初月以降で22万5,000~40万円が目安です。

第4位:ブラジル

ブラジルのお金

ブラジルのお金

かつて日本からブラジルに渡った移民が多かったことなどから、ブラジルには現在も多くの永住者がいます。永住者数は45,420人です。

ブラジルへの移住費用
内訳 金額
航空券代(初月のみ) 10~15万円
日本から荷物を送るときの送料(初月のみ) 30㎏までで2万1,000円(船便)
ビザ取得費用(初月のみ) 0円(観光ビザの場合)
医療保険料 1万円~
家賃 5~10万円
光熱費 約3,000円
携帯電話代 約2,000円
食費 1~3万円
交際費など 約1万円
合計
  • 初月:20万6,000~32万6,000円
  • 初月以降:8万5,000~15万5,000円

住む街のほか、アパート・コンドミニアム・一軒家といった住居形態によっても家賃は異なります。サンパウロやリオデジャネイロといった大都市では、家賃が高くつくでしょう。

居住環境を落とせばさらに安い物件が見つかりますが、治安の観点からおすすめできません。

光熱費や携帯電話代、食費などは日本よりもリーズナブルです。フェイラと呼ばれる青空市場には、安くて新鮮な野菜や果物、魚、肉がそろっています。自炊中心の生活を送ると、食費は1カ月あたり1万円以内に収まるかもしれません。

夫婦や子どもと一緒に生活する場合は初月で30万9,000~65万2,000円、初月以降で12万7,500~31万円が目安です。

第5位:イギリス

イギリスのお金

イギリスのお金

第5位はイギリスです。25,615人の永住者がいます。

イギリスへの移住費用
内訳 金額
航空券代(初月のみ) 10~15万円
日本から荷物を送るときの送料(初月のみ) 30㎏までで1万5,900円(船便)
ビザ取得費用(初月のみ) 0円(観光ビザの場合)
医療保険料 1万円~
家賃 15~20万円
光熱費 約9,000円
携帯電話代 約3,000円
食費 5~6万円
交際費など 約2万円
合計
  • 初月:35万7,900~46万7,900円
  • 初月以降:24万2,000~30万2,000円

家賃は首都のロンドンでアパートを借りた場合の金額です。夫婦や家族向けのアパートでは、さらに高くつくでしょう。

食費は自炊と外食を組み合わせた場合です。外食には最高税率の20%が適用されるため、必然的に費用が高くなります。スーパーマーケットで肉を買うと日本と同じ、またはやや高めですが、野菜や果物は日本よりもリーズナブルです。

夫婦や子どもと一緒に生活する場合は初月で53万6,850~93万5,800円、初月以降で36万3,000~60万4,000円が目安です。

長期滞在者ランキングベスト5の移住費用

続いて、長期滞在者ランキングベスト5の移住費用を見てみましょう。

本記事における長期滞在者は「3カ月以上海外に在住しているものの滞在は一時的で、いずれは日本へ帰国する日本人」を示しています。

以下のランキングも外務省が発表した「海外在留邦人数調査統計」による、令和3年における長期滞在者が多い国です。

※表の金額は、すべて単身者を想定したものです。

第1位:アメリカ

第1位はアメリカです。211,639人が滞在しています。アメリカへの移住費用は、上記で解説したとおりです。

第2位:中国

中国のお金

中国のお金

中国はアメリカに次いで、長期滞在者が多くいる国です。104,096人が滞在しています。

中国への移住費用
内訳 金額
航空券代(初月のみ) 2~10万円
日本から荷物を送るときの送料(初月のみ) 30㎏までで1万3,400円(船便)
ビザ取得費用(初月のみ) 8,400円(観光ビザの場合)
医療保険料 1万円~
家賃 5~10万円
光熱費 約3,000円
携帯電話代 約2,000円
食費 2~5万円
交際費など 約2万円
合計
  • 初月:14万6,800~30万6,800円
  • 初月以降:10万3,800~18万3,800円

家賃は大都市や地方都市などによって異なります。上記よりもさらに安い物件もありますが、古かったり、設備が整っていなかったりと、快適に暮らせないかもしれません。

食費は自炊とローカルな食堂、一般的なレストランを組み合わせた場合の金額です。ローカル食堂は1食あたり、約150円で食べられるところもあります。全体的に生活費は日本よりも安く済むでしょう。

夫婦や子どもと一緒に生活する場合は初月で22万200~61万3,600円、初月以降で15万5,700~36万7,600円が目安です。

第3位:タイ

タイのお金

タイのお金

観光地として人気が高いタイも、長期滞在者が多く暮らしている国です。80,695人の長期滞在者がいます。

タイへの移住費用
内訳 金額
航空券代(初月のみ) 2~8万円
日本から荷物を送るときの送料(初月のみ) 30㎏までで1万4,600円(船便)
ビザ取得費用(初月のみ) 5,500円(観光ビザの場合)
医療保険料 1万円~
家賃 3万5,000~8万円
光熱費 5,000円~1万円
携帯電話代 約2,000円
食費 2~3万円
交際費など 約1万円
合計
  • 初月:12万2,100~24万2,100円
  • 初月以降:8万7,000~14万2,000円

家賃3万5,000円以下の物件はキッチンがついていなかったり、駅から遠かったりと、生活に不便かもしれません。5万円ほどの物件でも、ジムやプールがついているものもあります。

食費は自炊と外でローカルフードを食べた場合の金額です。タイ料理の屋台や食堂は安く、1食あたり150~300円ほどで食べられます。

夫婦や子どもと一緒に生活する場合は初月で18万3,150~48万4,200円、初月以降で13万500~28万4,000円が目安です。

第4位:イギリス

第4位はイギリスで、38,038人の長期滞在者がいます。移住費用は先で解説したとおりです。

第5位:オーストラリア

オーストラリアが第5位で、34,158人の長期滞在者がいます。移住費用は先で解説したとおりです。

人気の国別移住費用のまとめ

人気の国別移住費用
合計金額
アメリカ
  • 初月:35万5,400~70万5,400円
  • 初月以降:20万4,000~45万4,000円
オーストラリア
  • 初月:21万7,900~47万2,900円
  • 初月以降:13万~30万5,000円
カナダ
  • 初月:26万5,900~35万5,900円
  • 初月以降:15~20万円
ブラジル
  • 初月:20万6,000~32万6,000円
  • 初月以降:8万5,000~15万5,000円
イギリス
  • 初月:35万7,900~46万7,900円
  • 初月以降:24万2,000~30万2,000円
中国
  • 初月:14万6,800~30万6,800円
  • 初月以降:10万3,800~18万3,800円
タイ
  • 初月:12万2,100~24万2,100円
  • 初月以降:8万7,000~14万2,000円

所持金20~30万円で現地へ渡航する人も

海外移住を実現させる方は、行動力のある人です。

実際、移住費用はタイや中国であれば比較的安く済むため、所持金20~30万円で現地へ渡航してから仕事を見つけ、徐々に生活を安定させる方も少なくありません。

しかし、海外移住にはリスクがつきものです。海外で事故にあったり入院したりした場合は、医療費が日本より高額となるおそれがあります。さらに、気をつけないと、移住先ですりや強盗に遭ってしまったり、費用をだまし取られてしまったりすることもあります。

そのため、たとえ移住費用の安い国を移住先として選んだ場合でも、何かあったときのリスクヘッジとして「お金を増やしておくこと」が大切です。

お金を増やすには、持ち家の売却がおすすめです。海外を本格的な生活拠点にするなら、日本の生活拠点をいつまでも残しておく必要性が少ないためです。

海外から持ち家の管理をするのは頻繁に帰国できない限り大変ですし、何より持ち家の維持には固定資産税や維持費などがかかります。

移住を機に持ち家を売却し、売却して得た利益で移住先の暮らしをよりよくしましょう。持ち家の売却には、持ち家の一括査定サイト「リビンマッチ」の利用がおすすめです。

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この記事の編集者

リビンマッチ編集部 リビンマッチ編集部

リビンマッチコラムでは、むずかしい不動産の事をできる限りわかりやすく、噛み砕いて解説しています。不動産に対するハードルの高いイメージ、とっつきにくい苦手意識を少しでも取り除いて、よりよい不動産取引のお手伝いをさせていただきます。
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